地域創造

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財団からのお知らせ

10月号-No.054


●フォローアップ研修
●ステージラボ高知セッション
●「ステージクラフト〜舞台技術ワークショップ〜」のお知らせ
●雑誌 第7号・8号申込み受付中



財団からのお知らせ


●フォローアップ研修開催
 
 前年度までの「ステージラボ」参加者を対象に、その2次研修として実施している「フォローアップ研修」。昨年度から「ステージラボ」同様、全国各地域の公共ホールや劇場を会場に開催しているところですが、今年度は、岩手県盛岡市内と横浜市内の2カ所で行う予定です。日時など詳細につきましては現在調整中ですが、決定次第、対象者の方に別途郵送にてご案内いたします。
 
●ステージラボ高知セッション
 
  ホール事業の企画運営ワークショップとして、大変ご好評をいただいております「ステージラボ」の今年度2回目の開催会場、日程につきましては、5月号でもお知らせいたしましたとおり、高知県立美術館を会場に2000年2月15日から18日までの4日間で行います。コース構成、コーディネーターなど次号のレターでお知らせするほか、11月上旬頃までに自治体、ホール宛郵送にてご案内いたします。
 
●「ステージクラフト〜舞台技術ワークショップ〜」のお知らせ
 
  今年も、財団法人埼玉県芸術文化振興財団と共同で「ステージクラフト〜舞台技術ワークショップ」を12月に実施します。
 
  この事業は、全国の公立ホール・劇場の職員の方を対象に、音響、照明などの舞台技術に関して、実習を通して学んでいただくものです。今回は、彩の国さいたま芸術劇場が自主制作した演劇作品「伝染」(作・演出/竹内銃一郎)を題材に実施する予定です。
 
  会場は彩の国さいたま芸術劇場、日程は12月13日〜16日です。詳しい研修内容や申し込み方法については、10月上旬頃、直接全国の公共ホール・劇場に参加募集案内をお送りします。  

●雑誌「地域創造」申込受付中
 
  現在、99年度発行の雑誌の購読申込を受付中です。今年度は、第7号・8号をそれぞれ99年10月25日、2000年3月25日に発行予定。全市区町村には従来から1部ずつ無料送付しておりますが、今年度から送付希望の公立ホール、美術館にも1部ずつ無料で送付させていただきます。ご希望の施設は9月30日(木)までにお申し込みください。

●研修事業に関する問い合わせ
財団法人地域創造芸術環境部 研修交流担当
鐘ヶ江・佐倉 Tel. 03-5573-4067

●雑誌「地域創造」第7号の主な内容
 
◎特集「子どもの美術館」
子どもを対象とした美術館の教育普及事業を特集します。次世代の鑑賞者育成、創作者育成、情操教育、地域との関係づくりといった側面から、ガイドツアー、ワークショップ、学校との連携事業など端緒についた教育普及活動の現状を紹介し、子どもにとって美術館がどのような役割を担うべきかを考えます。
 
◎空間のエスプリ
「英国式文化施設改修法」(イギリス)
2000年を目前にしたイギリスは、古い美術館やホールが改修ラッシュを迎えています。改修のポイントなどを紹介します。

◎体験レッスン
「劇場ツアーに学ぶ」(びわ湖ホール)
バックステージツアー「わくわくどきどき劇場探検ツアー」の事例を参考として、公演事業以外の方法による公立ホールにおける住民へのアプローチを提示します。
 
◎座談会
「市民劇団の楽しみ」座付劇団をもっているホール職員が、その苦労や成果を話します。
 
◎SCOPE
・中学生の発見・体験・実験工房 part1「映画が町にやって来た」(東京都杉並区)
・シュガーホールの市民参加事業(沖縄県佐敷町)
・とらまる座人形劇フェスティバル
 
◎海外スタディ
「アメリカの文化政策」

●雑誌申込方法
◎公立ホール・美術館
施設名、郵便番号、住所、電話番号、担当者氏名を明記の上、下記まで9月30日(木)までにファックス(03-5573-4060)にてお申し込みください。
 
◎個人申込
氏名、所属団体(施設)名、役職、郵便番号、住所、電話番号を明記し、郵便切手390円×2枚(第7号・第8号分)を同封の上、9月30日(木)までに郵送でお申し込みください。
[申込先]
財団法人地域創造 雑誌「地域創造」申込係
〒107-0052 東京都港区赤坂6-1-20 国際新赤坂ビル西館13階
 

制作基礎知識シリーズ 舞踊編(3)

コンテンポラリーダンス公演の制作

講師 市村作知雄(芸術振興協会)

 ダンスの公演をやろうとする場合、すぐに2つの困難に遭遇するはずだ。ひとつは、どうしたら客が入るのかわからない。もうひとつは、どんなダンスグループをやればよいのか、皆目見当もつかない。にもかかわらず、ダンスはなんとなくブームだし、自分のホールでも取り上げていいような気がする。要するに、周りにダンスの制作について知っている人材が全くいないということである。
 
  ところでテレビ番組でもCMでも、ダンスは日常的に目にするようになったけれど、そしてちょっとはブームだとは言っても、これまでダンス公演などほとんどやったことはなく、つまりダンスを見た観客などほとんどいない地域で、どうしたら客が入るのか、などと短絡的なことを考えてもほとんど無駄である。ホールマネジメントとはそんなものではないはずではないのか。
 
  私は、ダンスという身体表現は将来的にはきちんと日本の文化=芸術の中に定着していくと考えている。かなりの努力と柔軟な企画力および持続力は必要だが、やれば相当のリアクションは期待される。土を耕し、種を植えて、世話をしなければ、実はならない。

●何から始めるか
 
  もちろん最初にやるのは、制作担当者がダンスについて学ぶことである。いくつかのやり方が考えられるが、手っ取り早いのは講師を呼んでレクチャーをさせることである。その場合、できるならば、バレエテクニックとモダンダンスのグラハムメソッドとそれ以降のダンスのワークショップを付随させることが望ましい。丸1日ダンス漬けになれば、どこに入り口があるかは理解することができるだろう。このレクチャーは、ホール担当者だけを対象にした「制作者ワークショップ」にするほうがより具体的なものになるだろう。それが困難な場合は、一般観客も募集してより幅の広いものにしてもよいだろう。
 
  また講師は、学者や研究者は望ましくない。制作者にとって、学者や研究者はアートを貫く論理や歴史性を検証してくれる有益なパートナーである。制作者はそれに社会性・時代性というフィルターを加えて、社会へとアートを開く役割である。このレクチャーはあくまでも現場の制作者の立場でやるものだから、やはり経験ある現場の制作者を講師にすべきである。

●情報はどこから得るか
 
  制作者はいつでも情報戦争のただなかにいる。基本的には、情報は人的なつながりから得られる。とは言っても、どうしたらそのつながりの中に入ることができるのか。どこにアプローチすればよいのか。
 
  ダンス関係を専門にする情報紙(誌)には「ダンスカフェ」(隔月刊)と「DANCEART」(季刊)の2つしかなく、どちらもダンスカフェ社による発行である。やはりこれらは制作ルームに常備すべきである。最大手の月刊誌「ダンスマガジン」はあくまでもバレエを中心に編集されている。ニフティサーブには舞踊フォーラムがあるが、これはきわめてマニアックな同好者のフォーラムと言えるだろう。
 
  最近ダンス界で話題になっているのが、ネットワーク型組織 Japan Contemporary Dance Network(JCDN)である。現在立ち上げている最中で、どうなっていくかはまだよくわからないが、ぜひ力を合わせて確立していきたいものである。
 
  その他関西では、伊丹アイホールのダンス部門のディレクター志賀玲子氏(ヴィレッヂ)やトリイホールのプロデューサ大谷燠氏が重要な役割を果たしている。
 
  関東では、JCDNの東京方面での世話人を務める「伊藤キム+輝く未来」のプロデューサー高樹光一郎氏(Hi! Wood Co.,Ltd)の活躍が期待される。その他ダンス関係の制作団体として、アン・クリエイティブ(代表・永利真弓)があり、ここはアメリカ合衆国への強いルートをもつのが特徴である。
 
  また、私が主宰するAPA(芸術振興協会)にも遠慮なくアプローチしていただければ幸いである。APAではダンスに限らず、メセナやNPO関連のお問い合わせにもできるかぎりのお答えするつもりである。
 
  そしておそらく最も多く情報をもち、かつ重要な役割を果たしているのは財団法人セゾン文化財団である。財団法人セゾン文化財団(事務局長・片山正夫)は若手の育成に力を注ぐ有能な人材の集まった組織なので、そことは友好的な関係を結ぶことが大切である。

●ダンスカンパニーへのアプローチの仕方
 
  ダンス・カンパニーの制作は急速に社会化が成し遂げられた。資料やビデオはほとんどのカンパニーが取り揃えているので、請求すれば送ってくるだろう。ただし、誰が、なぜ必要なのかはきちんと説明するのが礼儀だろう。
 
  公演やワークショップを依頼する場合、事前に少なくともビデオはみて、カンパニーの概要を知っておくべきである。本来ならば、まずそのカンパニーについての情報を集め、ビデオや資料をみて、何人かで討議し、関心が深まれば、実際の公演をみることが望ましい。公演やワークショップを依頼する場合、その位の準備はすべきだろう。自分の周りに信頼できる鑑識眼のある人材をネットワークしておくことは制作者の重要な仕事であり、そのような人材と討議することは絶対に必要である。依頼したカンパニーに対する自信がなければ、観客を集めようにも、腰が引けてしまうに違いない。
 
  ほとんどのアートカンパニーは、時間さえ合えば、どこにでも行って、公演を実現したいと思っているので、気後れすることなくアプローチしてほしい。

●どのプログラムから始めるか
 
  運営する会場の大きさ、予算の額、周辺地域の規模や質、制作のレベル等不確定要素が多くあるので、何から始めるべきか決めつけることはできない。予算規模も会場も大きい場合は、やはりかなりのビッグネームから始めるほうがよいだろう。山海塾、勅使川原三郎、ダムタイプなどである。その場合でも、観客向けのトークセッション等を企画すべきである。契約書にその旨を入れ込むことがコツである。契約がすべて終わった後で、トークショー等を新たに依頼するのは、やはりルール違反と言えよう。
 
  現在私の関心は、もう少し若い振付家にある。会場や予算もそれほど大きいものは必要としない。将来性に期待して、今彼らに投資しようとする心構えが必要である。それにビッグネームとは違って、かなりいろんな要望を出すことができる。ワークショップやトークセッションなど、地域の観客サービスに彼らの才能を利用すべきである。観客の増加はそのような努力の結果である。
 
  多様な観客サービスに応えられる柔軟性を持ちながら、とっつきやすい作品をつくることができるのは伊藤キムとイデビアン・クルーの井手茂太だろう。この2人は、21世紀の日本のダンス界をリードしていくと信じたい。もう少し上の世代ながら、観客とのコミュニケーションに特異な才能を発揮するのは岩下徹である。子どもから老人まで楽しく自分の世界に引き込んでいく。舞踏をワークショップの形で、体系だって解説できるのは和栗由紀夫をおいてほかにない。

●将来のための投資の時期
 
  ダンスは、おそらく21世紀の初頭には日本の芸術社会で本格的な市民権を獲得していくに違いない。公共劇場にとって、伝統芸や音楽や演劇と並び、もうひとつダンスが柱になるならば、こんな大きな成果はほかにないだろう。そのためにはまだまだ投資をし続ける必要があり、今まさにその時期にあると言えよう。

●関連団体連絡先一覧
◎ダンスカフェ社(代表・安田敬) 
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-22-23-306
Tel. 03-5449-4927 Fax. 03-5449-4907
 
◎JCDN(代表・佐東範一)
〒600-8092 京都市下京区神明町241 オパス四条501
Tel. 075-361-4685 Fax. 075-361-6225 
 
◎APA(芸術振興協会)
〒150-0036 東京都渋谷区南平台町4-13 南平台ハイツ3F
Tel. 03-5456-8280 Fax. 03-5456-8281
 
◎財団法人セゾン文化財団
〒104-0031 東京都中央区京橋1-6-13 アサコ京橋ビル5F
Tel. 03-3535-5566 Fax. 03-3535-5565
 
◎ヴィレッヂ Tel. 06-6377-5450
 
◎トリイホール Tel. 06-6211-2506
 
◎Hi! Wood Co.,Ltd Tel. 03-3320-7217
 
◎アン・クリエイティブ Tel. 03-5458-0548

情報特別企画

開館5周年ホール特集
 
 地域創造は、今年9月30日に創立5周年を迎えます。そこで、10月号では地域創造と同じ年にオープンし、今年同じく5周年を迎えるホールの特集を企画しました。5年間で特に印象に残っているエピソードについて、アンケートを実施したところ、たくさんのご回答をいただきました。失敗談、感動、意外なエピソードなど、各館の5年間の「忘れられないあの場面」をご紹介します。アンケートにご協力いただいたホールの皆様、どうもありがとうございました。

●5年過ぎたが、まだまだ先は長い─アクトシティ浜松
 
 1994年の10月にオープンしたアクトシティ浜松は、今年で5周年を迎えます。浜松市が「音楽のまちづくり」事業を進めているなかで、この施設はその事業の推進拠点として運営されています。また、アクトシティの大ホールは、4面舞台を備えた本格的なオペラハウスの機能を持ち、創作オペラをはじめ市民フェスティバルの企画作品が上演されてきました。オープン記念コンサートの「マゼール指揮 バイエルン放送交響楽団 第九」が開催されてから5年も経つと考えると、とても時間の流れを速く感じます。出演する地元合唱団の練習のため、公民館・科学館などを荷物を持って走ったこと、そしてマゼールのタクトでわき起こった多くの拍手は忘れられません。5年間、このホールが地域に与えてきた役割は正しかったのかと問いただされると、自信を持って「Yes」と答えることはできませんが、いくつかの成果は出せてきたと思います。地域の方が今まで目にすることや体験する機会が少なかったオペラやバレエなどの舞台芸術と、それぞれの接し方で触れ合うことによって、生活文化スタイルが変化してきたと思います。チケット発売日を楽しみにし、公演日を待ち遠しく思い、自分たちなりのおしゃれで公演を見に来るというスタイルが根付いて、はじめて芸術を吸収する土壌ができあがると思います。そういう意味では、浜松の生活文化スタイルも受け身ではなく、自分たちが楽しむアイテムのひとつとして舞台芸術を選択することができるようになってきました。必然的に、文化レベルが上がってくるとお客様の指摘が鋭くなってきます。自分たちの企画内容の意図に対し、お客様の望むものがずれてしまうことも多くあります。企画する側と、それを楽しむ側との間の隙間は、永遠のテーマだと思います。自己満足の企画内容は、押し売りの舞台芸術になる危険性を含んでいるため、アンケート等を利用し、なるべく見る側の立場に立っての企画が必要と実感しています。両者の隙間が無くなるのは、よく言われる「芸術振興は100年単位の努力」が必要かもしれません。5/100を過ぎた段階で、ほんの少しだけ本質が分かった気がします。
(財)アクトシティ浜松運営財団 後藤康志

◎1994年10月開場
大ホール(2336席)、中ホール(1030席)、会議室、展示イベントホール、研修交流センターなどを持つ、コンベンション施設と大型文化施設の複合開発。

●オープニングの熱狂体験は貴重な財産─彩の国さいたま芸術劇場
 
  1994年10月のオープン以来、舞踊、演劇、コンサート、映像、レクチャー、シンポジウムなど、様々なジャンルの公演に携わってきました。この機会に数えてみましたら、その数は自分が直接担当したものだけで195、劇場全体では950近くに及びます。この「多彩性」が、大ホール、音楽ホール、小ホール、映像ホールという4つの専用ホールをもつ当劇場の特色のひとつです。もうひとつの特色は、「創造性」。単に出来合いの作品をとりあげるのではなく、演出家の蜷川幸雄さんを芸術監督に迎えシェイクスピアの戯曲全37本の上演を目指す「彩の国シェイクスピア・シリーズ」や、当劇場が共同製作者として参加した、カナダのダンス・カンパニー、ラ・ラ・ラ・ヒューマン・ステップスの新作世界初演、10年間で100名のピアニストを紹介する「ピアニスト100・シリーズ」など、オリジナルで創造的な事業を展開してきました。これらの活動の結果、この5年間で、国内外で高く評価される劇場になったのではないでしょうか。最近では、ぜひこの劇場で公演を行いたいという海外からの売り込みも増えています。これらの自主事業はすべて、諸井誠芸術総監督の強力なリーダーシップのもと、企画・実行されています。こんなことが本当に可能なのだろうか、と時には思えるような企画の実現に向けて、諸井芸術総監督の指導のもと自己の非力を痛感しつつ努力するという5年間でした。個人的には、オープニング前後の混沌とした熱狂状態を経験できたことが、貴重な財産だと考えています。この時の経験には、今後仕事をしていくうえでの可能性の核のようなものが含まれているように思います。
彩の国さいたま芸術劇場事業課 小島信之

◎1994年10月開場
大ホール(776席)、音楽ホール(604席)、小ホール(可動式最大346席)、映像ホール、練習室、工房などを持つ大型複合文化施設。

データの見方 所在地、オープン月、ホール名、5年間を振り返ってのエピソードの順に紹介してあります。★は、5周年記念事業です。
 
●北海道朝日町 94年9月
 
朝日町サンライズホール
 
◎アルバンベルク弦楽四重奏団(97年5月23日)
クラシックファン皆無のこの町で、ようやくクラシックコンサートが満員になった。
 
◎ロシア・サンクトペテルブルク
バレエ『白鳥の湖(全幕)』(97年9月30日) 舞台のサイズから無理をおして公演したバレエ。ダンサーは踊りにくそうだった。
 
◎某クラシックコンサート
終演後ロビーに若い女性が1人。東京から来たと言う。ホテル、コンビニ、JRなどの全くないこの町で宿泊も移動もできず途方にくれていた。あわてて既に出発した出演者送迎用バスを呼び戻し、出演者と同じホテルを確保して送り出した。こんなことが1年に1度はある。こんな不便なところだとは思わなかった都会人の好例。
 
◎山本晋也講演会(98年1月15日)
雪のため飛行機が飛ばず帰京できない。深夜のTV放送は札幌のTV局からの出演。だけど本番中に3回も町の宣伝をしてくれた(係長 漢幸雄)。

●山形県川西町 94年8月
 
川西町フレンドリープラザ

◎1998年5月に開催したロビーイベント「異種朗読格闘技戦」。詩のボクシングからヒントを得て、詩はもちろん、小説、法律文などの文字媒体を即興演奏に合わせ、朗読を競うパフォーマンス・バトルを企画した。県内のテレビ局、新聞全社が取り上げてくれ、大盛況。隣の福島県の現職県議会議員まで参加して下さった。表現したいという欲求が潜在的にあるということ、自由に表現できる場があれば楽しい祝祭空間になりうることを教えられた。5周年記念事業の協賛イベントとして、12月に再び開催する計画だ(係長 栗田政弘)。
 
★「プラザ演劇祭'99」プロ6作品、アマ6劇団が参加。協賛イベントも3つ。(99年8月〜2000年3月)。

●福島県会津若松市 94年6月
 
會津風雅堂
 
◎2年目に中国雑技団公演を開催した時のこと。市の公共施設に宿泊することになり、使用する名目として交流会を催しました。人を集めさえすれば、仕切は全て公演団体側が行う予定だったのですが、担当者が都合で来れなくなり、誰も段取りを知らず、急遽形式的でつまらない集いになってしまいました。相手側に全て任せるのは危険だと初めて思いました(それまで担当したものは大丈夫だったので)。公演自体は大盛況でした(企画事業係主事 大竹一弘)。
 
★第2回会津若松市民参加のてづくり舞台「虹 の譜(にじのうた)〜板東の会津人松江豊寿」。スタッフ、キャストは全て公募。(10月30日、31日)

●群馬県藤岡市 95年2月
 
群馬県みかぼみらい館

◎ラーメン祭りとみかぼ寄席(97年6月1日)。林家木久蔵さんが出演した97年のみかぼ寄席では、「ラーメンの町」藤岡の「ラーメン祭り」と組み合わせて、食事券付きの入場券を販売。入場者全員と出演者にラーメンを提供しました。地元ラーメン屋主人有志による「ラーメン会」が「全部無料でいいよ」と、大盤ぶるまい。道具一式を店から運び、どんぶりで出す本格ラーメンで、大好評でした(事業係 田口宣雄)。
 
★「ハンガリー国立ブダペスト・オペレッタ歌劇場公演」(2000年2月5日)
 
★トトロと井上あずみのファミリーコンサート」市民無料招待(2000年2月6日)

●新潟県佐和田町 94年11月
 
佐渡中央文化会館(アミューズメント佐渡)
 
◎96年スタートした「さどぷれぜんつ」。
和太鼓集団「鼓童」と会館の共同企画で、鼓童の人脈によりゲストを呼び、佐渡でしか見ることができない公演を毎年春に開催しています。会館職員のレベルアップにもつながっています(菊田和人)。
 
★「ワンステップ・トゥー・ミュージカル」
宝田明主演のミュージカル。地元アミューズメント合唱団出演の住民参加型の公演(10月24日)。

●福井県宮崎村 94年5月
 
越前陶芸村文化交流会館
 
◎94年8月に実施したケチャ公演。バリ島の150人位が、小学校体育館に泊まり、プールをシャワーがわりにしていた事、覚えてます。出演者の中の1人がけがをして病院に運んだ事、なかなか大変でした(宮崎村商工観光課課長補佐 橋本直視)。

●岐阜県上石津町 94年5月
 
日本昭和音楽村 江口夜詩記念館音楽ホール
 
◎0年目11月まで「音楽村大変そうやなー」役場別セクションから高見の見物。
11月から「急にそんなこと任されても・・・。工事と備品と、パンフとオープニングイベントと・・・1日24時間では時間が足りない!」
1年目「はじまった!冷房がきかない?あれがない、これはどこ?いつまで続くオープニングイベント。レストランの建設?カヌーの開業?4級船舶免許を取れ??」
2年目「いらっしゃいませ。Bコースですね。このワインはイタリア南部です...」。経営?文化事業?生涯学習?
3年目「コテージのお客様もうチェックイン?シーツがまだセットしてない!」「現代美術って何?」
4年目「素人ばかりでオペレッタ?できるかなー。できたじゃん」
5年目「中学生から70歳まで町民100人のメサイア大合唱?できるかなー。できたじゃん。」
6年目「今年からが勝負?!しかし予算こんなに削られた」(事業担当 辻下尚毅)。
 
★「東西うたの広場『よし、歌にしよう!』(仮)」200人以上の大合唱団による「21世紀を迎える上石津町祝祭合唱」ほか(2000年10月7日〜22日)。
*日本昭和音楽村〜13000m2の敷地の中に宿泊施設とFN音楽館、江口夜詩記念館(ホール)、レストランがあり、カヌー体験もできる。

●滋賀県安土町 94年5月
 
文芸セミナリヨ
 
◎98年6月6日開催の「古楽器の世界」。
コレギウム・ムジウム・テレマンを招聘しての古楽器によるコンサート。同日同時刻に同じ敷地内で行われた野外コンサートの音がホール内にもれてクラシックとロックの音楽が入り乱れ、最悪でした。(松浦純子)
 
★オルガン完成5周年記念企画「マンダー社推薦のオルガニストたち」全3回(10月31日、11月21日、2000年2月20日)。

●島根県浜田市 94年4月
 
石央文化ホール
 
◎96年12月11日に「アルフィー」のコンサートを開催しました。そのチケット発売日の1週間前から、チケット購入のために若い女性たちが数人ずつ並び始め、ホールの近くに段ボール箱を敷いて寝泊まりするように・・・。こちらも心配になり、夜間警備を依頼。町中では、若い女性のホームレスが何人もいるという噂が流れました(事業担当 寺本清寿)。

●福岡県筑後市 95年3月
 
サザンクス筑後

◎当初オープニング記念コンサートとして、地元出身の指揮者熊谷弘氏と“第九”を企画していたが、単なるコンサートでは・・・と思い、第九の前にオリジナルの合唱曲(演奏時間10分程度)を制作しようということになり、作詞を地元出身の川崎洋氏に依頼。10分程度の曲で、全国でも歌われるように“筑後”の名は含まれなくて良いが、筑後の雰囲気が出るものを、と頼んだ。ところが出来上がった詞は4部作から成る“いのちの祝祭”。第九どころではない。作曲を菅野由弘氏に依頼。ピアノ曲とオーケストラ曲による実に35分位の大曲となった。これでオープニングの企画は変更。オープニング記念コンサートは、熊谷弘指揮、東京混声合唱団(ピアノ伴奏)で、そして1年がかりで合唱団を公募、練習し、1周年記念として熊谷弘指揮、九州交響楽団、東京混声合唱団と歌う会でを披露した。5周年記念では、オープニングで予定していた第九がようやく演奏される(事務局長 黒田洋一)。
 
★「開館5周年記念演奏会 第九と皇帝」(2000年3月19日)
[指揮]熊谷弘、[管弦楽]九州交響楽団、[ピアノ]今井顕、[出演]日下部裕子(ソプラノ)伊藤英二(テノール)東京混声合唱団、サザンクス第九を歌う会(公募)ほか

●大分県別府市 95年3月
 
ビーコンプラザ
 
◎柿落としには、宝塚歌劇団のステージを間近で存分に味わう事が出来ました。団員1人1人が心と魂を込めてビーコンのために力を尽くして下さった姿は華やかでまさしく柿落とし事業にふさわしいものでした。

 又、オープン以来3年間にわたり開催された世界のアルゲリッチ女史による音楽祭は、県・市をはじめ地域のサポーター、他様々な方々のつながりや、皆様の熱意により支えられ、地方から全国、世界に向けて豊かで濃密な情報を発信できたと自負しております。
 
 スタッフ一同が、やる気や、感動を持つとき、その劇場が活き活きする事を身をもって感じました。この提供する側の持つべき姿勢というものを常に思いにとめ今後の運営に携わっていきたいと考えています(総務課 倉永裕枝)。

●沖縄県佐敷町 94年6月
 
佐敷町文化センター(シュガーホール)
 
◎「金をかけずに一流のアーティストを直に招く」なんと素晴らしい響きでしょう。これは企画担当者の目指すところであります。我がホールでも何回かやっておりますが、あの事件だけはいい教訓です。1995年、ロスから1通の手紙がホールに届きました。「素晴らしいピアニストがいるから是非呼んで下さい」という内容である。その名は、コンスタンチン・シルニアンおじさん。早速資料を検討、芸術監督のゴーサインで招くことが決定した。外国から招くということは、入国ビザの手続きもホール側でやらねばならない。初めての経験だけど自由の国アメリカからの招へいだから手続き期間も十分であると判断した。
 
 だが状況が一転、なんと彼がアメリカに住んでいても国籍はロシア人だということが判明、旧ソ連、社会主義国の人だったのである。外務省の旧ソ連担当は手強い。審査に最低3ヶ月はかかるとのこと。チョーやばい。それからのスタッフの動きはご想像におまかせします。ほんと大変でした。そのときはじめて、音楽事務所のありがたさが身にしみたものです。でも、空港に降り立った「でかい身体と愛くるしい笑顔」を見た瞬間、本当に嬉しくてみんなで喜びあったものです。同時に、幸か不幸かこれまでの苦労をすべて忘れ、懲りもせずに今年はパキスタンから呼んでしまいました(生涯学習課 宮城光也)。

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