地域創造

WWW を検索 jafra.or.jp を検索 powered by google  

書庫

戻る

地域創造レター

News Letter to Arts Crew

2月号-No.058
2000.02.10(毎月10日更新)

●公共ホール音楽活性化事業本格スタート

●トピックス〜大阪市立芸術創造館 オープン

●制作基礎知識シリーズ<インターネット編(4)>


公共ホール音楽活性化事業本格スタート

全国12会場でアクティビティ&コンサートを実施
 
 2年目を迎えた「公共ホール音楽活性化事業」。3月までの間、全国12会場で続々と事業が実施されています。コンサートに先立ち、アーティストの協力を得てさまざまな地域交流プログラム(アクティビティ)を行うのがこの事業の特徴。普段ホールに足を運ぶ機会のない地域の人々に生の演奏を届け、さらにはホールに足を運んでもらおう、というのがその狙いです。今号では、12月に行われた城島町総合文化センターの事例について詳しくレポートするほか、各地のプログラムについてご紹介します。

◎怒涛の全小学校訪問コンサート
 
 城島町は、福岡空港から車で約1時間、筑後川が悠然と流れる田園地帯にあり、酒どころとしても有名な町。今回、城島町総合文化センターでは、高木和弘さん(ヴァイオリン)と高橋多佳子さん(ピアノ)による「X'masファミリーコンサート」とアクティビティを企画しました。
 
 アクティビティ第1弾は、高木さんが3日間で町内全小学校を訪問、計7回のコンサートを行うという「クラシック音楽教室」。2日目の江上小学校では、4年1組25人、2組25人が、それぞれの教室で高木さんの“授業”を受けました。事前に、文化センターがコンサートチラシとチケット申込書、イラスト入り自己紹介や、メッセージビデオを配布していたこともあり、子どもたちは興味津々。高木さんが、ベートーヴェンやパガニーニなどの曲を、作曲家にまつわる話を織り交ぜながら次々披露すると、「凄い。あんなに手が速く動くなんて」と、至近距離でみるプロのヴァイオリニストのテクニックに、すっかり魅せられた様子。学校を通じたチケットの申込は約50枚に上りました。超過密スケジュールにもかかわらず「自分が面白くないと、子どもたちにも伝わらないと思うんですよ」と、訪れる先々の小学校で違うプログラムを披露してくださった高木さんに、スタッフ一同脱帽した3日間でした。


◎トークでふれる、ピアニストとしての生き方
 
 アクティビティ第2弾として、コンサートの前々日には、高橋多佳子さんによる無料の「おしゃべりサロン」が行われました。近隣のピアノ教室の生徒さんとその父母を中心に約80人が参加。高橋さんが、ピアノを始めたきっかけやポーランドでの留学生活、ショパン国際ピアノコンクールでの息詰まる経験など、ピアニストならではのエピソードを想い出の曲の演奏を交え披露。あっという間の1時間半で、「親しみやすいお話で楽しかった」「励みになった」など、高橋さんの人柄に触れる貴重な時間となりました。

◎締めくくりは、ホールでの本格コンサート
 
 12月19日、X'masファミリーコンサート当日。学校訪問コンサートを聴いた子どもたちや、「子どもに連れられて」という父母が予想以上に多く、437人の方々がホールを訪れました。コンサートの内容は、ソロあり、聴き比べあり、全4楽章のソナタありと聴き応え十分の内容。曲に応じて照明にも変化をつけるなど、ビジュアル的にも新鮮な舞台となり、大人はもちろん、子どもたちにもホールでの本格的なコンサートを堪能してもらう機会となったのではないでしょうか。


◎何を、町に伝えるか
 
 アクティビティとコンサートがうまく連動した形の今回の城島町の事業。当初は、スケジュール的に無謀!と思われた町内全小学校訪問を実現してしまった担当の今村慈さん。「全体研修会で、高木さんのプレゼンテーションをみた時、演奏から彼の熱意が伝わってきた。自分が受けたその熱意は、子どもたちにも伝わると確信したんです」。98年にオープンしたばかりの城島町総合文化センター。
 
 「今回の事業を通じて、やっと“音楽による町づくり”とは何か、見えてきた気がします。人が、自分を賭けて何かを表現する、その姿を伝えていくことじゃないかと。今後も、アーティストとの信頼関係を大事にしながらこうしたかたちの事業を継続していきたいですね」。
 
 その他の公共ホール音楽活性化事業のスケジュールは下記の通りです。いずれも、ホールの担当者とアーティストが、もてる技術と知恵を出し合ったユニークな事業ばかり。これから実施される事業もありますので、お近くの方は、ぜひ足をお運びください。

●平成11年度公共ホール音楽活性化事業スケジュール&プログラム
◎クラシックのエントランス/財団法人黒部市国際文化センター(黒部市国際文化センター)
[出演]川井綾子(ピアノ)
[日程]1999年10月1日、3日
 
◎オービオン音楽教室・クラシック初体験〜感じるままに楽しく触れて〜/秋田県雄勝町(雄勝町総合文化会館)
[出演]辻本憲一(トランペット)
[日程]1999年10月29日、30日
 
◎聴き上手の時代〜声楽で酔わせます/北海道新冠町(レ・コード館)
[出演]沢崎恵美(ソプラノ)、中鉢聡(テノール)
[日程]1999年11月20日〜24日
 
◎心に響けトランペット/新潟県寺泊町(寺泊町文化センター)
[出演]辻本憲一(トランペット)
[日程]1999年12月3日〜5日
 
◎アロハクラシックライブ/鳥取県羽合町(ハワイアロハホール)
[出演]高木和弘(ヴァイオリン)、竹村浄子(ピアノ)
[日程]1999年12月5日〜26日
 
◎1999X'mas ファミリーコンサート/福岡県城島町(城島町総合文化センター)
[出演]高橋多佳子(ピアノ)、高木和弘(ヴァイオリン)
[日程]1999年12月8日〜19日
 
◎高木和弘ヴァイオリンコンサート/財団法人甲賀創健文化振興事業団(甲賀町農村環境改善センター)
[出演]高木和弘(ヴァイオリン)
[日程]1999年12月14日〜16日、1月23日
 
◎ときめきオペラコンサート/高知県春野町(春野町文化ホールピアステージ)
[出演]竹村佳子(ソプラノ)、中鉢聡(テノール)
[日程]2000年1月14日〜16日
 
◎竹村佳子&中鉢聡ジョイントコンサート/静岡県韮山町(韮山時代劇場)
[出演]竹村佳子(ソプラノ)、中鉢聡(テノール)
[日程]2000年1月21日〜23日
 
◎はじめてのオペラコンサート/財団法人大村市振興公社(大村市体育文化センター)
[出演]沢崎恵美(ソプラノ)、中鉢聡(テノール)
[日程]2000年1月11日、12日、29日
 
◎高橋多佳子ピアノコンサート/高知県佐川町(佐川町立桜座)
[出演]高橋多佳子(ピアノ)
[日程]2000年2月8日〜10日、3月11日
 
◎春風にのって 夢ホールふれあいコンサート ピアノとヴァイオリンの調べ/兵庫県温泉町(温泉町夢ホール)
[出演]高橋多佳子(ピアノ)、高木和弘(ヴァイオリン)
[日程]2000年2月17日、18日、3月3日〜5日
 
※データは、1)事業名 2)主催 3)主会場 4)出演 5)日程の順に紹介してあります。


●2000・2001年度登録アーティスト決定
 
 2000・2001年度の2年間、公共ホール音楽活性化事業に出演予定のアーティストが決定しました。登録アーティストは、応募者144名のうちからオーディションで選ばれた11名。オーディションでは、演奏技術はもちろんのこと、地域の方々がクラシック音楽に親しむためのプログラミング能力、ワークショップ・出張コンサートといった地域の方々との交流に対する意欲などを重視して、芸術文化を通じた町づくりに参画できる人材を求めました。部門別登録アーティストは下記のとおりです。
 
◎部門別登録アーティスト
[声楽]青盛のぼる(ソプラノ)、黒田晋也(テノール)、村上敏明(テノール)
[ピアノ]白石光隆、三上徹
[管楽器]田中靖人(サックス)、丸山勉(ホルン)
[弦楽器]大森潤子(ヴァイオリン)、長谷部一郎(チェロ)
[その他]小林史真(クロマチックハーモニカ)、トウキョウ・ウィンズ(木管五重奏)

●登録アーティストプレゼンテーションのお知らせ
 
 2000年5月18日(木)、登録アーティストが一堂に会するプレゼンテーションを実施します。これは、2000年度に事業を実施する公共ホールの担当者研修の一環で、アーティストの音楽観、キャラクターを伝える一種のデモンストレーションです。多様なジャンルから選び抜かれた11名のアーティストの気持ちの入った生演奏は、さながらガラ・コンサートといったところ。事業に関心のある公共ホール関係者も200名無料招待しますので、ご希望の方はぜひご参加ください。申込方法の詳細は地域創造レター4月号(2000年3月25日発行予定)に掲載しますので、お見逃しなく。
 
◎登録アーティスト公開プレゼンテーション
[期日]2000年5月18日(木)午後(開演時間未定)
[会場]葛飾区文化会館(かつしかシンフォニーヒルズ)東京都葛飾区立石6-33-1


●公共ホール音楽活性化事業について
 地域創造が、クラシックの新進演奏家を地域に派遣し、地域の公共ホールと協力してコンサートと地域交流プログラム(アクティビティ)を実施する事業。アーティストの出演料、公演に係る旅費、関連事業に係る経費の一部を地域創造が負担。5月に開催する全体研修会において、登録アーティストのプレゼンテーションを実施し、各ホールがアーティストを決定する。
 
●公共ホール音楽活性化事業に関する問い合わせ
地域創造芸術環境部 稲葉・宮地 Tel.03-5573-4064

トピックス

●関西初、演劇・音楽の公共練習場施設、大阪市旭区に誕生!

  1月15日、関西の若いアーティストたちが待ち望んだ演劇と音楽をメインとした専用練習場施設「大阪市立芸術創造館」がオープンした。場所は市北東部の旭区の中心街に位置し、区民センターと図書館の合築。公立では関西初の専用練習場施設となる本館は、将来の芸術家を育成する創造・発信拠点を目指し、プロまたはプロを志す若いアーティストの実験と勉強の場として積極的に活用していく方針だ。
 
 その実現のため、各種スペースが設置されている。大練習室は照明・音響設備など各種公演に完全対応し、稽古から公演までの一連の活動をスタッフサポートとともにフォローする。日本に2台しかない“フルデジタルレコーディングシステム”を備えた音楽練習室(大)ではエンジニアのバックアップによりハイレベルな音づくりを実現し、創造館レーベルのCD発売も可能だ。公演チラシ、CDジャケットの作成や映像記録などもDTPや映像編集システムを備えた制作者BOXを設置している。
 
 一方、運営面では、上記の充実したスタッフ体制もさることながら、1年または6カ月分の施設利用を予約できる“優先定期利用制度”の導入が注目される。これは、多くの劇団、ミュージシャン、特に時間と資金的な制約が多い働きながらの人たちにとっては大きなメリットだ。このほか本館は年中無休(年末年始除く)で22時30分まで利用できる。
 
 こけら落としを飾るのは、第2回大阪演劇祭だ。大阪の舞台芸術のソフト面活性化と人材の育成を図る目的で昨年から始まった3年間限定の事業。今回は本館をメイン会場に、地元小劇場系劇団の公演をはじめ、若手公演、学生演劇、ワークショップなどバラエティーに富んだ企画が目白押しだ。祭のオープニングは199Q太陽族主宰の岩崎正裕を座長に各種講座を開催する「創造館演劇講座」で、1月15日、関西ゆかりの注目演劇人を一堂に集めた「演劇対論」で幕開け。公演機能をもつ大練習室のお披露目イベントでは、地元小劇場系劇団が一風変わった実験的な公演を実践する予定。また、第1回から継続の学生演劇コンクール「CAMPUS CUP2000」では関西演劇界、いや日本を席巻する劇団の第一歩に出会えるかも!

●大阪市立芸術創造館
◎1月15日オープン
〒535-0003 大阪市旭区中宮1-11-14
Tel. 06-6955-1066 乾正一
[オープニング事業]第2回大阪演劇祭(1月15日〜3月31日)
[施設概要]大練習室(180m2)、演劇練習室(大1、中2、小2)、音楽練習室(大1、中2、小2)、制作者BOX、交流サロン、大道具庫
[設置・運営者]大阪市
[設計者]日本設計

制作基礎知識シリーズ インターネット編(4)


ウェブサイトの開設
講師 山名尚志(メディアプロデューサー)

 
  今回は、文化ホールにおけるウェブサイト構築術のまとめとして、企画を立案した後で、ウェブサイトを開設するために必要な具体的な業務の流れを整理してみたい。

●ウェブサイトの置き場所を手に入れる
 
  ウェブサイトを構築するためには、まず、その置き場所、つまりインターネットにつながったサーバ・マシンが必要になる。これには、自前でサーバ・マシンを用意する方法と、すでにインターネット上で動いている大きなサーバ・マシンに間借りする方法(サーバ・レンタル)の2つがある。職員にインターネットに詳しい人がいるとか、大がかりな業務システムやデータベースを構築するといったことがない限り、レンタルのほうが手軽でコスト的にも安く、お勧めである。
 
  レンタル・サービスはほとんどすべてのプロバイダで行われているので、まずは自分のホールが契約しているプロバイダに連絡してみよう。外部のプロバイダではなく、役場の本庁のネットワークを通じてインターネットに接続している場合は、本庁の担当部署に問い合わせる。本庁内にあるサーバ、もしくは、本庁が契約しているレンタル・サーバ内に場所を用意してもらえるはずだ。
 
  レンタル契約が成立すれば、自分のホールのURL(http://www.○○○.ne.jp/△△△/ という形式のWWW上の住所のこと)とホームページを設置する場所が使えるようになる。そこに手持ちのインターネットに接続されたパソコンから、ウェブサイトを構築するためのHTMLファイルやCGIのプログラムなどをサーバにアップロードして、ウェブサイトを公開することができる。アップロードのやり方については、後日、プロバイダから書類や必要なソフトウェアが送られてくるので、それに従ってやればいい。少しわかりにくいかもしれないので、周囲にいるインターネット・ユーザーに相談するか、雑誌やホームページをつくるノウハウを紹介した書籍を購入するなどしてやってみよう。とりあえず、簡単なHTMLファイルをつくり、実際にアップロードしてみよう。アップして自分のURLに行けば、つくったばかりのファイルがネット上に燦然と輝いて世界中に情報を発信しているのを確認することができる。

●自前の住所をもつ
 
  URLについて少し説明しておこう。URLは、どのサーバに載っているかを表す「ドメイン名」と、間借りしている部分についた名前の組み合わせからできている。例えば、「http://www.bekkoame.ne.jp/~○○○/」というURLは、「www.bekkoame.ne.jp」がドメイン名で、ベッコアメというプロバイダのサーバだということを表している。つまりこのウェブサイトは、ベッコアメのサーバ内の一部をレンタルし「~○○○」という名前を付けてウェブサイトをやっている、ということになる。プロバイダからサーバをレンタルする場合、通常は自分の住所の冒頭にプロバイダの名前が付いてくるということになるわけだ。
 
  インターネットが普及するにつれ、企業や団体のウェブサイトは、ドメイン名を入力すするだけでアクセスできるというのが常識になりつつある。例えば、トヨタ自動車だったら、「www.toyota.co.jp」だし、北海道だったら「www.pref.hokkaido.jp」、東京都だったら「www.metro.tokyo.jp」、横浜市だったら「www.city.yokohama.jp」といった具合である。 この例からもわかるように、ドメイン名の付け方には、日本の企業なら企業名の後に「co.jp」、道府県だったら「pref.」の後に自治体名とjpというように明確なルールがある。このルールさえ知っていれば、わざわざ検索サイトで調べたりしなくとも、企業名、団体名を打ち込むだけでウェブサイトにアクセスできる。その分、より多くのアクセスが期待できる。こうした流れの中で、文化施設でも「札幌芸術の森」(www.artpark.or.jp)のように、独自ドメインを取得するところが出始めた。
 
  ドメイン名はJPNIC(※)が発行しているが、独立した組織であれば取得可能で、財団や第3セクターなら施設名や組織名をドメイン名にすることが簡単にできる(この場合、日本の非営利組織という意味で、施設名の後は「or.jp」となる)。組織として独立していない場合でも、ドメイン名管理の規制が緩いアメリカで取ってしまうとか、自治体のドメインを使う(http://hall.city.○○○.jp/)というやり方もあるので詳しい人に相談してみよう。
 
  要は、どこかのサーバにぶら下がったような住所だとマイナーなイメージをもたれかねないし、アクセスもしやすいので、ホール名などを付けた自前のドメイン名を取得しておいたほうが良いということだ。多くのプロバイダでは、サーバ・レンタルと同時に、ドメインを代行取得するサービス(ヴァーチャル・ドメイン・サービス)を行っているので、サーバ・マシンを確保する際に一緒に相談してみよう。

※JPNIC(社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター):「or.jp」や「co.jp」等国内のドメインを管理する団体。「.com」のドメイン名はアメリカのInterNIC(インターニック)が管理している。

●内容物を制作する
 
  サーバマシンを用意したら、ウェブサイトの内容物の制作を行うことになる。原稿段階までは、広報誌やパンフレットをつくるのと同様である。原稿を書き、あるいは依頼し、校正し、レイアウトのデザインを行い、写真やイラスト、アイコンなどの画像を用意する。内部で行うか、外部の編集プロダクションなどに依頼するかは、コストと欲しいクオリティの兼ね合いということになる。
 
  原稿が出来上がったらそこからHTMLのファイルをつくっていく。現在ではワープロ感覚でHTMLをつくることができる、もしくは、ワープロのファイルをHTML化してくれるソフトが多数出回っているので、一通りのものは、専門家に頼まずとも作成できる。ただし、こうしたソフトだけでは、例えば細かなレイアウトの調整がうまくできないなど、完成度がある程度以上向上しない。プロフェッショナルなレベルを望むならば、やはり、プロに依頼することは避けて通れない。
 
  HTMLファイルとともに内容物の柱となるのは各種のプログラムである。サーバ・レンタルのサービスを利用する場合、カウンタ(そのウェブサイトに何名来たかをカウントするプログラム)や掲示板、ウェブ・アンケート(ウェブ・ページ上での簡単なアンケート・プログラム)等のよく使われるプログラムに関しては、予め、レンタルの用意がされている場合が多い。また、何度も述べたように、メーリング・リストや簡易なデータベース、ウェブ・ページの自動生成システム、各種のオンライン・ショッピングのシステムなどに関しては、ネット上でレンタルをしている企業も多い。ネット上で何をやるか(どのようなサービスをするか)を検討し、それに必要なプログラムは出来合いのものを組み合わせて、開発コストを下げるというのが適切な取り組みである。
 
  オリジナルなプログラムを作成する場合には、せっかくつくったプログラムが動かないという可能性もあるので、開発委託をするソフトハウスとサーバ・レンタル業者との間の調整を綿密に行っておく必要がある。

●ウェブを公開する
 
  制作された内容物をWWWサーバにアップロードすれば、技術的には、もうそれでウェブサイトは完成である。しかし、この時点では、誰もウェブサイトの在処=URLを知らない。ウェブサイトが完成し、ちゃんと動くか、間違いはないか確認したら、すぐに広報活動を開始しなければならない。
 
  オンラインで行える手段は、検索サイトへの登録と、大手サイトへのリンク依頼、それから新しいサイトを紹介しているウェブ・マガジンやメール・マガジンへのパブリシティ活動である。金銭的に余裕があればウェブ上でのバナー広告という手段も利用できる。これに加えて、パンフやちらし、名刺、紙袋へのURLの刷り込み、広報誌への掲載、その他各種口コミの利用など、普段行っている広報手段もフルに活用することが求められる。
 
  そして何より重要なのは、ウェブサイトの定期的な更新作業である。毎日は無理にせよ、毎週、毎月、定期的に情報を更新し、年に1度は、ユーザからの声を組み入れ、また、最新の技術を導入して、全体的なリニューアルを行っていく。公開後のこうした着実な努力があってこそ、生きたウェブサイトとして、多数の人に利用されるものに育っていくのである。
 

ページトップへ↑