地域創造

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地域創造レター

News Letter to Arts Crew

7月号-No.147
2007.7.10(毎月10日更新)

特集「2007年夏のフェスティバル」


 今年は新たな大型企画もいくつかスタートし、フェスティバル・シーンが活気づいています。まず、北海道では、札幌市のクラシック専用ホールKitaraの10周年記念バースデーコンサート(7月4日)を皮切りに、45公演が行われる恒例の「パシフィック・ミュージック・フェスティバル2007」(7月7日〜8月1日)に加え、今年から新しく「サッポロ・シティ・ジャズ2007」(7月21日〜8月5日→P4参照)がスタート。公園の特設テントなどで連日ライブが行われるなど、夏の音楽祭が冬のスキーに匹敵する観光の目玉になりそうです。
  民間プロモーターの主催ではありますが、“みんなで朝日を見よう”を合い言葉に、石狩新港の特設会場で1999年から行われているオールナイト・ロックフェスティバル「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2007 in EZO」(8月17日、18日)も6万人以上が訪れる大イベントとして定着。豊かな自然の中で行われるだけに、ボランティアと協力しゴミを13分類するなど、環境に配慮した運営は有名で、NPOが多彩な企画を行うオルタナティブ・エリアの取り組みと合わせて新しいフェスティバルのあり方が提案されています。
  昨年は、10年プロジェクトの最終年として開催された「大地の芸術祭〜越後妻有アートトリエンナーレ」で大いに賑わった新潟ですが、事業の継続も決定し、新たな運営体制として来年4月の設立を目指した「NPO法人越後妻有里山協働機構(仮称)」に向けた動きが始まっています。今夏は準備の一環として、「2007夏 越後妻有 大地の祭り」(8月1日〜9月2日)と題し、約1カ月にわたり、空き家を使った人気の作品など恒久作品160点を巡るツアーやワークショップなどが企画されています。また、全国の公立ジュニアオーケストラ9団体、約1000人が集う3年に1度の「ジュニアオーケストラ・フェスティバル2007」(8月19日)も新潟で開催され、太鼓集団鼓童による佐渡島のフェスティバル「アース・セレブレーション2007」(8月17日〜19日。これまでの人気出演者によるコンサートのほか、薪能のプレイベントや4月にオープンした太鼓体験交流館でのワークショップなど)も20周年を迎えるなど、新潟は今年も文化関係者の注目を集めそうです。
  現在、芸術文化の創造性を活かして、地域の産業構造の刷新を図る「創造都市」という考え方がクローズアップされています。そうした政策のトップランナーであり、文化芸術創造都市づくりを宣言している横浜市で昨年からスタートしたデジタル映像の祭典「ヨコハマEIZONE2007」(7月28日〜8月5日)が今年も歴史的建造物を活用して開催されます。同じく、音楽産業の振興によるまちづくりを打ち出している沖縄市では、その拠点となる「ミュージックタウン音市場」(ホール・スタジオ・商業施設の複合施設)が7月27日にオープン。また、市内各所の会場を使って親子のための大規模な演劇フェスティバル「キジムナーフェスタ」(7月21日〜29日)も行われます。“産業”と“文化”と“まちづくり”の接点としての新たなフェスティバルの動向に注目が集まりそうです。



2007年7月〜9月フェスティバルカレンダー

ジャンル別に、開催地、日程、事業の名称(色帯)、事業内容の順に掲載しています。は出演者(講師等)、は会場、は問い合わせ先です。


恒例の「夏のフェスティバル特集号」の季節となりました。話題の大型企画から、恒例の定番イベントまで、一挙にご紹介します

音楽

●札幌市ほか 7月7日〜8月1日

パシフィック・ミュージック・フェスティバル2007

故レナード・バーンスタインの提唱で1990年にスタートした国際教育音楽祭。今年はリッカルド・ムーティが首席指揮者として参加するのをはじめ、ウィーン・フィルやベルリン・フィルなど世界的な音楽家が指導に当たり、その成果を演奏会で発表する。札幌、東京でのコンサートのほか、アウトリーチコンサートなど全45公演が行われ、聴講生プログラムや教育セミナーなどさまざまなプログラムを実施。

札幌芸術の森ほか札幌市内各所、苫小牧市民会館、函館市芸術ホール、旭川市民文化会館、オーチャードホール、愛知県芸術劇場、ザ・シンフォニーホールほか 
(財)PMF組織委員会 Tel. 011-242-2211

●北海道倶知安町 7月28日、29日

18th Mt.Niseko くっちゃんJAZZフェスティバル

米国最大のジャズフェスティバル、モントレー・ジャズ・フェスティバルとの提携・交流を実施し、町内高校の吹奏楽部へのジャズセミナーやクリニックも行われる。

矢野沙織、グレース・マーヤ、アイザックスほか 
倶知安町文化福祉センター、ニセコ高原ホテル 
くっちゃんJAZZフェスティバル実行委員会 Tel. 0136-23-2929

●青森県八戸市 7月21日

南郷サマージャズフェスティバル2007

18回目を数える東北随一の野外ジャズフェスティバル。今年は国内外のトップミュージシャンに加え、青森で活動するアーティスト、津軽三味線奏者も登場。

宇崎竜童、ダスコ・ゴイコビッチ、グレース・マーヤほか 
カッコーの森エコーランド 
南郷ジャズフェスティバル実行委員会 Tel. 0178-82-2111

●群馬県草津町 8月17日〜30日

第28回草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル

1980年にスタートした老舗の音楽アカデミー。毎年テーマをもって行われ、今年は「ベートーヴェンからブラームスへ」。多数の世界的な音楽家を講師に迎え、国内の若手演奏家を対象にレッスンが行われるほか、講師陣らによるコンサートが連日開かれる。

ブルーノ・カニーノ、エリック・ハイドシェックほか
草津音楽の森国際コンサートホール 
草津夏期国際音楽アカデミー事務局 Tel. 03-5790-5561

●東京都 7月2日〜8月5日

第23回〈東京の夏〉音楽祭2007 島へ―海を渡る音

1985年から開催している大規模な国際音楽祭。「島へ─海を渡る音」をテーマに都内各所でコンサート、パフォーマンスが行われる。アフリカ・タンザニアの大衆音楽「ターラブ」をはじめ、キューバやハイチ、東京・青ケ島の伝統芸能など全25公演。

東京オペラシティコンサートホール、CCレモンホールほか都内各所 
アリオン音楽財団 Tel. 03-5465-0755

●川崎市 7月25日〜8月12日

フェスタサマーミューザKAWA SAKI 2007

フランチャイズオーケストラである東京交響楽団をはじめ首都圏を拠点に活躍する9つのオーケストラが集結。手頃な料金でコンサートを満喫できる。ジャズとクラシックの競演やレクチャー付きコンサート、版画家・山本容子の音楽をテーマにした展覧会など多彩なプログラム。

小林研一郎、ニコラ・ルイゾッティ、チョン・ミョンフン、宮本文昭、佐山雅弘ほか 
ミューザ川崎シンフォニーホール  Tel. 044-520-0200

●新潟市 8月19日

ジュニアオーケストラ・フェスティバル2007 in NIIGATA

3年に1度開かれる公立ジュニアオーケストラの祭典。9団体、約1000人が新潟に集い、各団体の個別演奏と各団体選抜メンバーにより構成された合同フェスティバル・オーケストラの演奏が披露される。

りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 Tel. 025-224-7000

●新潟県佐渡市 8月17日〜19日

アース・セレブレーション2007

和太鼓集団鼓童が地域と共催する音楽祭で今年20周年を迎える。メインプログラム「城山コンサート」は、鼓童のほか、過去に出演したアーティストが再び登場。

山下洋輔、ザキール・フセイン、ジョヴァンニ・イダルゴほか 
城山公園、佐渡市小木地区各所
アース・セレブレーション実行委員会 Tel. 0259-81-4100

●富山県南砺市 8月24日〜26日

スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド2007

異文化交流をテーマに、各国の音楽のアーティストを招聘、コンサートや料理教室、ワークショップなどを実施。今年は、カメルーンのエリク・アリアーナ&コロンゴジャムらが再び来日。新たに市園芸植物園に特設野外ステージを設営するなど新しい企画も満載。

エピゾ・バングーラ&ファミリー、大島保克、サカキマンゴーほか 
南砺市園芸植物園、円形劇場ヘリオスほか 
スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド実行委員会 Tel. 0763-22-1125

●石川県金沢市 8月17日〜26日

2007いしかわミュージックアカデミー

国内外から著名な音楽家を招き、若い演奏家が世界へ一歩踏み出す舞台として開催されるアカデミー。マスタークラスと一般の人や学生を対象とする基礎クラスを開講。講師と受講生によるコンサートやIMAチェンバーオーケストラのコンサートも実施。

原田幸一郎、パスカル・ロジェほか 
石川県立音楽堂、石川県青少年総合研修センター 
いしかわミュージックアカデミー実行委員会 Tel. 076-225-1372

●山梨県都留市 8月17日〜21日

第22回都留音楽祭

老舗の古楽音楽祭。合唱や声楽、リコーダーのほか、フォルテピアノや日本の笛、バロック・ダンスなど特色あるテーマで行う個人レッスン、ワークショップなどを実施。講師陣や古楽コンクール入賞者、セミナー受講生によるコンサートも開催。

有村祐輔、波多野睦美ほか 
都留市文化ホールほか 
都留音楽祭実行委員会 Tel. 0554-43-1515

●山梨県富士河口湖町 8月11日〜19日

富士山河口湖音楽祭2007

佐渡裕が監修する住民参加型の音楽祭。フィナーレに行われる「真夏の第九」には公募参加者が出演。そのほか佐渡率いるシエナウインドオーケストラや全国トップクラスの高校生吹奏楽部のコンサート、美術館、遊覧船などでのミニコンサートなどが行われる。

河口湖ステラシアター、河口湖円形ホールほか 
富士山河口湖音楽祭2007実行委員会 Tel. 0555-72-5588

●長野県松本市 8月15日〜9月9日

サイトウ・キネン・フェスティバル松本2007

小澤征爾総監督率いるサイトウ・キネン・オーケストラを中心に、世界のアーティストが集結するクラシックの祭典。16回目を迎える今回は14の公演を開催。今年のオペラはチャイコフスキー『スペードの女王』。期間中は市内各所でさまざまなプログラムが実施される。

松本文化会館、ザ・ハーモニーホール、まつもと市民芸術館ほか
サイトウ・キネン・フェスティバル松本実行委員会 Tel. 0263-39-0001

●長野県上田市 8月19日〜26日

NAGANO国際音楽祭

1986年、長野県上田市出身の中澤きみ子、ウィーン在住のルードヴィッヒ・ミュラー、ゲオルク・ハーマンらが音楽家の卵たちを対象に始めた講習会が前身。2000年にスタートし、今年で8回目。

セレスホールほか
NAGANO国際音楽祭実行委員会 Tel. 0268-24-7657

●長野県飯田市、東京都港区 8月20日〜28日

第19回アフィニス夏の音楽祭

国内のプロオーケストラ団員の相互交流とレベルアップを目的に、主にドイツで活躍している演奏家を講師に招いてセミナー&コンサートを開催。今年から指揮者研究員コースも新設。小学校などでのアウトリーチも行う。

飯田文化会館、飯田市公民館、JTアートホールアフィニスほか
アフィニス文化財団 Tel. 03-5532-1424

●長野県木曽町 8月23日〜26日

第33回木曽音楽祭

1975年から開催している老舗のクラシック音楽祭。愛好家たちを中心とした地元のボランティアが運営。参加アーティストは音楽祭に先立ち、1週間木曽に滞在。

漆原啓子、篠崎友美ほか 
木曽文化公園文化ホール、福島中学校体育館 
木曽音楽祭実行委員会 Tel. 0264-21-1222

●岐阜県郡上市 7月21日

第18回めいほう高原音楽祭

ジャンルの枠を超えた多彩なアーティストが出演し、大自然に囲まれた会場で行われる。観客席はいくつかのエリアに分かれ、バーベキューをしながらコンサートを楽しめるエリアもある。

平原綾香、小曽根真、小沼ようすけ、Chiaほか 
めいほうスキー場内野外音楽堂ソラノシアターほか 
めいほう高原音楽祭実行委員会 Tel. 0575-87-2844

●京都府南山城村 7月28日、29日

第15回木津川やまなみ国際音楽祭

海外3カ国から3名の一流ソリストを含めた約40名が出演、ソロから室内楽、オーケストラによるコンサートを開催。昨年度に引き続き、教育プログラムとして「青少年のためのコンサート」と題し、これからの世代を担う子どもたちに本格的な演奏を届け、今後の聴衆を育てることを目的とし、ミニコンサートを提供。

金昌国、小林美恵ほか 
南山城村文化会館やまなみホール
南山城村教育委員会 Tel. 0743-93-0580

●奈良県大和高田市 7月14日

ジョイフル・ピアノ・フェスタ2007

一般公募で選ばれた約50組が、大ホールのスタンウェイ・ピアノを無料で弾く企画。ピアニストの及川浩治の演奏やトークも有り。

さざんかホール(大和高田市文化会館) Tel. 0745-53-8200

●岡山県岡山市 8月5日〜12日、9月15日、16日

第6回おかやまJAZZフェスティバル

立案から運営まで市民スタッフの手で全てを行う手づくりのジャズフェスティバル。地元ミュージシャンが出演する第1ステージと、山下洋輔、渡辺香津美、吉田美奈子らが競演する第2ステージの2部構成。山下と山本容子のコラボレーション「ジャズmeetsアート」、ストリートライブなど、市内各所でさまざまなプログラムを実施。

岡山市民会館、後楽園幻想庭園特設ステージほか 
OJF岡山ジャズフェスティバル実行委員会 Tel. 086-234-0073

●福岡県春日市 7月29日、8月4日、5日、26日

第8回弥生の里音楽祭

約1カ月にわたり、クラシック、フォークソングなど多彩なジャンルのコンサートや、市民参加型イベントを行う。

春日市ふれあい文化センター Tel. 092-501-1723

●大分県由布市 7月26日〜29日

第33回ゆふいん音楽祭

1975年に始まった老舗の地域音楽祭。音楽好きの若者・観光協会・行政から成る実行委員会が、演奏家と一体となって企画づくりを行っている。室内楽を中心に、4日間にわたりホテルのロビーなど数カ所が演奏会場になる。

小林道夫、山崎伸子ほか 
湯布院公民館、空想の森アルテジオ美術館ほか 
由布院観光総合事務所 Tel. 0977-85-4464

●鹿児島県霧島市ほか 7月20日〜8月5日

第28回霧島国際音楽祭

1980年にゲルハルト・ボッセ教授の提唱で創設された音楽祭。国内外の代表的な音楽家による講習会と演奏会を実施。60名余の国際的音楽家によって18のコンサートが行われる。

みやまコンセールほか 
ジェスク音楽文化振興会 Tel. 03-3499-4530


演劇・ダンス

●札幌市 8月3日〜31日

教文演劇フェスティバル2007

約1カ月にわたり、札幌市内で活躍する4劇団の公演と、演劇や映画など9つの多彩なワークショップを開催。

札幌市教育文化会館ほか 
教文演劇フェスティバル実行委員会 Tel. 011-271-5822

●北海道函館市 7月6日〜8月5日(10公演)

第20回市民創作函館野外劇

函館在住のフィリップ・グロード神父が故郷フランスのル・ピディフ野外劇をモデルに提案したことがきっかけとなり、1988年より開催。五稜郭を舞台に延べ1万人の市民参加によって演じられる。

函館特別史跡五稜郭跡野外劇特設会場 
NPO法人市民創作「函館野外劇」の会 Tel. 0138-56-8601

●山梨県北杜市 8月9日〜19日

ダンス白州2007

山梨県北杜市白州町で1988年にスタートしたアートフェスティバル。ダンスだけでなく、演劇、音楽、芸能、建築、美術、映像、工芸など、多彩なワークショップと公演、パフォーマンスを開催。

北杜市白州町横手・大坊地区ほか 
ダンス白州東京事務局 Tel. 03-5340-3860

●長野県飯田市 8月2日〜5日

いいだ人形劇フェスタ2007

日本最大の人形劇の祭典。国内外から人形劇団が一堂に会し、市内約100の会場で約250ステージが繰り広げられる。大ホール向けの本格人形劇の特集や大人向けの人形劇を集めたミッドナイトシアター、市内中を練り歩く人形劇パレード、ワークショップなども実施。

飯田人形劇場、飯田文化会館ほか 
いいだ人形劇フェスタ実行委員会 Tel. 0265-23-3552

●滋賀県大津市 7月28日、29日、8月4日、5日

びわ湖ホール夏のフェスティバル2007

身体表現をテーマに2年に一度開催している舞台芸術フェスティバル。ドイツのサシャ・ヴァルツ&ゲスツ(→P10参照)、寺田みさこのソロダンス、黒田育世のBATIK(寺田も出演)、劇団地点『かもめ』など4つの公演、東野祥子らの野外パフォーマンスなど。

滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール Tel. 077-523-7136

●大阪市 6月8日〜8月19日

精華演劇祭Vol.7

今回のテーマは“企画委員推薦!”。関西を中心に活躍する演劇人たちで構成された演劇祭企画委員が、同時代を反映する関西をはじめ全国の質の高い舞台芸術作品の中から旬の団体をピックアップ。

劇団犯罪友の会、劇団太陽族、庭劇団ペニノ、燐光群、南船北馬一団、少年王者舘 
精華小劇場 Tel. 06-6643-7692

●沖縄県沖縄市 7月21日〜29日

2007国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわ(キジムナーフェスタ)

国内外から劇団を招き、舞台公演やバレエ、人形劇などのワークショップ、シンポジウムなど多彩なプログラムを実施する大規模な演劇フェスティバル。海外からはデンマークなど13か国15団体を招聘。カザフスタンとロシアの演出家、俳優と沖縄県内の俳優・スタッフによる国際共同制作作品の公演も行われる。

沖縄市民小劇場あしびなー、沖縄市民会館ほか市内各所
国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわ実行委員会 Tel. 098-929-0261

●沖縄県沖縄市 7月21日〜29日

2007国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわ(キジムナーフェスタ)

国内外から劇団を招き、舞台公演やバレエ、人形劇などのワークショップ、シンポジウムなど多彩なプログラムを実施する大規模な演劇フェスティバル。海外からはデンマークなど13か国15団体を招聘。カザフスタンとロシアの演出家、俳優と沖縄県内の俳優・スタッフによる国際共同制作作品の公演も行われる。

沖縄市民小劇場あしびなー、沖縄市民会館ほか市内各所
国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわ実行委員会 Tel. 098-929-0261

映像

●横浜市 7月28日〜8月5日

ヨコハマEIZONE2007

横浜市の「映像文化都市づくり」の一環で昨年スタートした大規模な映像フェスティバル。横浜市みなとみらい地区、日本大通り、馬車道周辺10会場で、最先端のデジタル映像作品ショーケース、世界的なアーティストによるインスタレーションの展示、シンポジウム、ワークショップ、アートカフェなど、さまざまなイベントを開催。

横浜赤レンガ倉庫、ZAIM、BankArt 1929 Yokohamaほか
ヨコハマEIZONE2007実行委員会 Tel. 045-671-2277

●福岡市 6月29日〜7月8日

第21回福岡アジア映画祭2007

プロダクションとの交渉、ゲストの招請手続き、シナリオの翻訳、日本語字幕の制作、映写など、すべての実務を100人以上のボランティアが行う手づくり映画祭。韓国や中国をはじめ日本未公開のアジアの話題作を中心にセレクト。

九州日仏学館、岩田屋本店、NTT夢天神ホール 
福岡アジア映画祭実行委員会 Tel. 092-733-0949

総合

●埼玉県川口市 7月28日、29日

川口国際文化交流フェスティバル2007

毎年海外からゲストを招いて開催。今回は、ロシア中南部・アルタイ地方のバルナウル市よりロシア少年少女バイオリンアンサンブルを招聘。

川口総合文化センター・リリア Tel. 048-258-2000

●東京都 7月27日〜8月12日

2007サマー・アート・スクール

ダンス、音楽、美術などさまざまな分野で活躍するアーティストを講師に迎え、都内各所で7つのワークショップを開催。障害のある人とない人とが共に参加し、ひとりひとりの異なる感性や創造性を生かしあうワークショップや、障害のある人との表現活動に興味のある指導者に向けたワークショップも実施。

はせみつこ、駒形克己、フェルナンド・パラシオほか 
国立オリンピック記念青少年総合センターほか都内各所 
クリエイティブ・アート実行委員会 Tel. 03-3479-8535

●全国各所 7月7日〜9月9日

アサヒ・アート・フェスティバル2007

“市民の主体的な参加”を掲げ、2002年にスタートしたアートフェスティバル。市民グループやアートNPOなどによる企画を全国から公募、規模もジャンルもさまざまな32のアートプロジェクトが各地で展開される。

アサヒ・アート・フェスティバル実行委員会
*イベント詳細は公式ウェブサイト参照 http://www.asahi-artfes.net/

美術

●北海道東川町 7月24日〜8月28日(メイン会期7月24日〜29日)

第23回東川町国際写真フェスティバル「フォトフェスタ2007」

“写真の町”東川町で開催される写真の祭典。予選を勝ち抜いた14校が現地で腕を競う全国高等学校写真選手権(写真甲子園)と、国内外の新進写真家らを表彰する「東川賞」受賞式をメインに、さまざまな写真展、コンテスト、フォーラム、ワークショップなど、約1カ月にわたって写真にまつわるイベントが多数行われる。

東川町文化ギャラリー、大雪山国立公園ほか東川町周辺一帯 
東川町写真の町実行委員会 Tel. 0166-82-2111

●新潟県十日町市、津南町 8月1日〜9月2日

2007夏 越後妻有 大地の祭り

3年に1度開催される大規模野外展「大地の芸術祭〜越後妻有アートトリエンナーレ」の中間イベント。トリエンナーレの展示作品約160点を鑑賞できるほか、アーティストによるワークショップ、鬼太鼓座の公演、里山自然体験などが開催される。

大地の芸術祭事務局 Tel. 03-3476-4360

topics

●札幌がジャズの街になる
「サッポロ・シティ・ジャズ2007」

 札幌市、札幌芸術文化財団等による実行委員会が主催する国内最大級のジャズフェスティバル『サッポロ・シティ・ジャズ2007』が今年からスタート。7月21日から8月5日までの2週間にわたり、大通公園、中島公園、札幌芸術の森とそれを繋ぐ一帯を会場に、公募のアマチュアミュージシャンが参加するライブから世界のトップミュージシャンが集うフィナーレまで多彩なイベントが催されます。
 主なプログラムは、会期中、中島公園に「White Rock(ホワイトロック:白い岩)」と名付けられた特設テントを設置し、連日多数のアーティストがライブを行う「ホワイトロック・ミュージックテント・ライブ」、プロ、アマチュア、ジャンルを問わずフェスティバルに参加を希望する約200組・1000名のアーティストたちが自由に中島公園、札幌市役所、大通公園などでパフォーマンスを行う「パーク・ジャズ・ライブ」、最終日にフィナーレを飾る札幌芸術の森野外ステージでの「ノース・ジャム・セッション07」の3つです。
特に、直径30m高さ14mの真っ白なドーム型テントの「ホワイトロック」は、内部の映像がテントの外側にも映る特殊スクリーンを利用した映像投射式テントで、このフェスティバルが日本で初めての使用になります。
 「札幌のジャズ文化がいつまでも根付くよう願いを込めて『White Rock』という愛称が付けられました。北海道では、昨年、7月、8月の2カ月間で7つのジャズフェスティバルが開催されるなど、ジャズが盛んになっています。また、ジャズバーやジャズカフェも増え、アマチュアのジャズ奏者たちの活動も年々活発になっているなど、地元のジャズに対する潜在的なニーズも高まっています。札幌市では、1999年から札幌芸術の森で野外ジャズフェスティバル『サッポロ・ジャズ・フォレスト』を8年間開催してきましたが、こうした地域の高まりを受けて、関係者みんなが連携して今回の国内最大規模のジャズフェスティバルを開催することになりました」と実行委員会の竹平篤史さんは言います。
期間中「ジャズセーバーズ」と呼ばれる市民ボランティアスタッフ約350人が組織され、それぞれの会場で運営をサポートします。アーティスト、実行委員、市民が一丸となって行う『サッポロ・シティ・ジャズ』は来年以降も継続を予定しており、海外のジャズフェスティバルとの連携も検討されています。

●札幌市 7月21日〜8月5日
上原ひろみ、エディ・パルミエリ、ブライアン・リンチ、大黒摩季、TOKU、マリーン、本田雅人ほか
大通公園、中島公園、札幌芸術の森ほか
サッポロ・シティ・ジャズ実行委員会事務局 
Tel. 011-592-4125
http://www.sapporo-cityjazz.com/

●「コンタクトだよ、全員集合!」
滋賀会館が夏の“ふれ合いダンス”企画

 滋賀会館がコンタクト・インプロビゼーション(以下、CI)に着目し、8月8日から11日まで、「コンタクト・インプロヴィゼーション・ミーティング・ジャパン・イン・シガ」と題したイベントを開催します。
  70年代にアメリカで生まれたCIは、“触れ合うことからはじまるダンス”と呼ばれるように、人と人、人とものとのコンタクトをきっかけにして即興で踊るダンスのことで、コンテンポラリーダンスの創作技法として注目されているものです。今回のイベントでは、CIの基礎を学ぶ講座やトークセッションを行う「ロビー・ダイアローグ」と、京都を拠点に活躍し、CIの普及を行っているコンテンポラリー・ダンスグループ・Monochrome Circus代表の坂本公成、活動休止中のパフォーマンスグループ・水と油のじゅんじゅんなど、6名のダンサーと14名のゲストアーティストが参加する「イクスチェンジ・ワークショップ」(2人1組で参加者とともに行うCIのワークショップ)の2つのプログラムにより、CIを紹介します。また、全館を使って「場所とコンタクト」のワークショップ受講生とダンサーによるダンスツアーも行われる予定です。
  イベントを担当する滋賀会館の白崎清史さんは、「CIに興味をもったのは県内の芸術大学で行われたアートフェスティバルを担当したのがきっかけです。舞台も設備も整っていない学内で上演できて、観客の感性も刺激できるコンテンポラリーダンスをやろうと、Monochrome Circusに相談し、CIの第一人者である代表の坂本公成さんと出会いました。2006年には未経験者でも可能な「即興編」と、7×7メートルの広さでデュエットが創作を試みる「クリエーション編」の二部からなるワークショップを開催するなど、それからCIの事業に取り組むようになりました」と言い、今後は、介護や福祉の領域でCIの技法を活かしたいと抱負を語っていました。

●滋賀県大津市 8月8日〜11日
滋賀会館
滋賀県文化振興事業団
Tel. 077-522-6191

●水路と土蔵のある一宮市三岸節子記念美術館
子どもワークショップで鉄作品づくりに挑戦

 この美術館は、画家三岸好太郎の妻であり、女性画家の先駆者として大正末期から昭和、平成と活躍した地元出身の三岸節子を記念して生家跡に1998年に開館したものです。かつてこの敷地にあった織物工場を彷彿とさせるのこぎり型の屋根、現存する土蔵を活かしてアトリエを復元した展示室、作家が好んで描いたヴェネチアをイメージした水路など、特徴ある建物となっています。
  三岸節子が生涯にわたって描き続けた「創作の花」の絵などのコレクションを紹介する常設展と、女性作家を中心に紹介する企画展を開催していますが、市民の美術への関心を高めるための取り組みにも力を入れ、2003年からは、子どもを対象にした「夏休みの美術館」をスタート。普段見ることのできないアーティストの作品にふれてもらう展覧会と関連ワークショップを行っています。
  5回目となる今回は、「つらなり」をテーマに、鉄を素材とした彫刻家として知られる現代美術作家、青木野枝の展覧会を開催し(6月30日〜9月24日)、8月7日、8日には作家による子どもたちのためのワークショプ「鉄のつらなり」を実施します。青木の彫刻は、鉄という素材を切り、溶接して繋ぎながら空間を増殖させていく大きな作品で知られていますが、今回の展覧会ではバーナーによって溶断されたギザギザの生々しい跡を残した円盤状の鉄を幾つも連ねた作品『水のとどまるところ−V』などを展示します。また、ワークショップでは実際に子どもたちと一緒に鉄を溶接して作品づくりを行い、夏休みの間、作家の作品とともに展示する予定です。
  「感受性豊かな子どもたちに、現在活躍中のアーティストの作品や作家にふれてもらい、モノ・人・芸術との出合いを通して何かを感じてもらえればと思っています。毎年、子どもたちには好評で、定員を超えるお申し込みをいただき、主催者としてうれしい限りです。リピーターのファンもいるんですよ」と、学芸員の安田恵美さん。
  このほか、関連ワークショップとして、木曽川の渡し船に乗って、水の風景をポラロイドで撮影する「水のつらなり」(8月4日)やフロッタージュしてできたかたちを繋げる「モノのつらなり」(8月16日)も予定。また、夏休み期間中には「こんにちは!節子さん。」と題して、子どもたちがワークシートで鑑賞したり、触ったりしながら、三岸節子作品と触れ合う企画も行われます。

●愛知県一宮市
一宮市三岸節子記念美術館
Tel. 0586-63-2892

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