地域創造

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出版物・報告書

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地域創造レター

News Letter to Arts Crew

7月号-No.219
2013.7.1(毎月1日更新)

特集「2013年 夏のフェスティバル」

 地域再生・都市再生・観光振興を目指した大規模なアートプロジェクトが夏の定番イベントとして増えています。昨年はその草分けである「越後妻有アートトリエンナーレ」の開催年でしたが、今年は、「瀬戸内国際芸術祭」「あいちトリエンナーレ」の3年に1度の開催年となります。ちなみに2014年には「横浜トリエンナーレ」に加え、新たに「札幌ビエンナーレ」「いちはらアート×ミックス」が立ち上がるほか、15年には「京都ビエンナーレ(仮)」が計画されるなど、今後の動向から目が離せません。
  瀬戸内国際芸術祭は、アートの島として国際的に知られる直島の成功を踏まえてスタートしたもので、2010年に開催された第1回では105日間で約93万人を集客する大成功を収めました。今回は春・夏・秋の3シーズン制とし、計12島が参加。メインとなる夏期には新たに福武財団が運営する豊島横尾館がオープンするほか、マリーナ・ヴィルッカラ&ティモ・トリッカが子どもたちとムーミンを題材にしたパフォーマンスを創作。昭和40年生まれのアーティストたちが男木島で展開する廃校プロジェクトでは会田誠が1カ月半にわたって滞在制作するなど、みんなで“島時間”を楽しむ企画が目白押しです。
  現代アートと舞台芸術で都市の魅力を創出する「あいちトリエンナーレ」(芸術監督:五十嵐太郎)では、月1回のトリエンナーレスクール(定員150〜200人)を開催し、市民の理解を深めてきました。都市型らしく、愛知芸術文化センター、名古屋市美術館といった文化施設でのプログラムが充実し、国内外75組のアーティストによる展示のほか、舞台芸術部門では日伊合同によるプロデュースオペラやベケットをテーマにした前衛的な作品をラインナップ。前回好評だった長者町繊維街などまちなかでのプロジェクトは公募により11企画が決定。今回は特に、建築的視点から開館25周年を迎えた名古屋市美術館の再構築を提案するという青木淳のプロジェクトが注目されます。
  また、夏から秋にかけて、広島市内にある美術館3館が連携する「アート・アーチ・ひろしま2013」、鹿児島県の離島でスタートして10周年となる「甑島で、つくる。」、越後妻有2013夏(7月20日〜9月1日)、隠岐島の廃校再生として行われている隠岐アートトライアル(「砂鉄の物語」展覧会 8月27日〜9月1日)、中之条ビエンナーレ(9月13日〜10月14日)、飛生芸術祭(9月8日〜15日)などもあり、夏といえばアートツーリズムと言っても過言ではない状況となっています。
  このほか、青少年を対象にした16カ国40作品が集まる「キジムナーフェスタ」、15周年を迎えアジアの人形芝居特集も行われる日本最大の人形劇祭「いいだ人形劇フェスタ」など、公立ホール職員にとってショーケースの場として貴重なフェスティバルも多いので、ぜひ出かけていただければと思います。




2013年7月〜9月フェスティバルカレンダー

ジャンル別に、開催地、日程、事業名、事業内容の順に掲載しています。は会場、は問い合わせ先です。

音楽

●札幌市 6月26日〜8月25日

サッポロ・シティ・ジャズ2013

今年7回目を迎える国内最大級のジャズフェスティバル。プロ・アマ合わせて300組以上が出演。ノルウェーのジャズスクールの招待や海外ジャズフェスへのアーティスト派遣など、国際交流・人材育成にも力を入れている。札幌の魅力を内外に発信するため、東京でも「SAPPORO CITY JAZZ in TOKYO」を初開催(10月26日〜11月4日)。

大通公園、札幌芸術の森ほか市内各所
サッポロ・シティ・ジャズ実行委員会 Tel. 011-592-4125

●札幌市 7月6日〜31日

パシフィック・ミュージック・フェスティバル2013

レナード・バーンスタインの提唱により1990年に創設された国際教育音楽祭。今年は20カ国・地域から若手音楽家108名が札幌に集い、世界を代表する音楽家から指導を受け、その成果を演奏会で披露する。生誕200年のワーグナー&ヴェルディを中心としたプログラム、野外で行われるピクニックコンサートのほか、札幌市内の高校生とPMFオーケストラとの共演プログラムも開催される。

札幌コンサートホールKitara、札幌芸術の森ほか
(公財)PMF組織委員会 Tel. 011-242-2211

●青森県八戸市 7月27日

南郷サマージャズフェスティバル2013

24回目となる東北最大規模のジャズフェスティバル。今年は、本場ニューヨークから来日するザ・ヴァンガード・ジャズ・オーケストラをはじめ、地元出身の若手アーティスト同士によるコラボバンドなど全4組中3組が初登場。オープニングアクトは南郷文化ホールを拠点に活動するアマチュアバンドが務める。

カッコーの森エコーランド野外ステージ
南郷ジャズフェスティバル実行委員会(南郷区役所地域振興課内) Tel. 0178-82-2111

●群馬県草津町8月17日〜31日

草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル

国内外の優れた音楽家を招聘し、講習会と演奏会が催される。34回目となる今年は生誕200年のワーグナーを柱に、ヴェルディなど同時代の作曲家を中心とした多彩なプログラムのほか、音楽監督の西村朗が今年3月に亡くなった世界的フルート奏者、W・シュルツへ捧げる新曲も披露される。

草津音楽の森国際コンサートホール
草津夏期国際音楽アカデミー事務局 Tel. 03-5790-5561

●東京都大田区 7月20日、21日、27日、28日

大田区アマチュア音楽祭2013
アプリコ音の玉手箱

7年目を迎える今年は千人以上が参加。「音の玉手箱」をテーマに、オーケストラ、吹奏楽、室内楽、サンバなど多彩なジャンルのプログラムを展開。幼児から楽しめる体験プログラムも充実している。

大田区民ホール・アプリコ
大田区文化振興協会 Tel. 03-5744-1600

●富山県南砺市8月23日〜25日

スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド2013

今年で23回目を迎える、日本最大規模のワールドミュージック・フェスティバル。世界的にタイムリーな一流アーティストを紹介するステージのほか、市民参加型ステージ、各種ワークショップ、公開インタビューなどを開催。期間前にもワークショップが開催され、受講生は初日のオープニングステージに出演し、練習の成果を披露する。

南砺市福野文化創造センター「ヘリオス」、南砺市園芸植物園「フローラルパーク」ほか
スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド実行委員会 Tel. 0763-22-1125

●山梨県富士河口湖町 8月10日〜24日

富士山河口湖音楽祭2013

佐渡裕監修による住民参加型音楽祭。12回目となる今回は、山梨県で初めて開催される国民文化祭の音楽分野の中心的な役割を担う。シエナ・ウインド・オーケストラと山下洋輔の共演をはじめ、辻井伸行のソロ・リサイタル、全国で活躍する合唱チームによるステージなど約40プログラムが、ショッピングセンター、美術館、スキー場などさまざまな会場で実施される。

河口湖ステラシアターほか
富士山河口湖音楽祭2013実行委員会 Tel. 0555-72-5588

●長野県軽井沢町8月8日〜18日

軽井沢国際音楽祭2013

「この夏、都会を休もう」をコンセプトに開催している音楽祭。12回目の今年は、子ども向けのワークショップ&コンサート、歌手のいないオペラコンサートなどを開催。「フェスティバル・オーケストラ・コンサート」には、出演アーティスト、講習会受講生らによるこの日限りの特別編成オーケストラが舞台を飾る。

軽井沢大賀ホール、軽井沢ユニオンチャーチほか
軽井沢国際音楽祭事務局 Tel. 03-5778-0978

●長野県松本市 8月12日〜9月7日

サイトウ・キネン・フェスティバル松本

小澤征爾総監督のもと、今年22回目を迎える音楽祭。2年振りに復帰する小澤は、ラヴェルのオペラ『こどもと魔法』を指揮する。サイトウ・キネン・オーケストラコンサートの指揮は2004年以来となる大野和士。松本城公園での歓迎合唱「お城deハーモニー」や、県外からの参加者も含めた総勢3,000人による「吹奏楽パレード」などの恒例企画も満載。

キッセイ文化ホールほか
サイトウ・キネン・フェスティバル松本実行委員会 Tel. 0263-39-0001

●長野県木曽町8月23日〜25日

第39回木曽音楽祭

平成22年度に文化芸術創造都市として表彰された木曽町で開かれる日本で最も歴史ある地方音楽祭。今年も山本正治をディレクターに迎え、クラシック音楽をより身近に感じられるような室内楽を中心としたプログラムが組まれている。演奏家の宿泊施設の手配など、地元住民が積極的にサポートしている。

木曽文化公園文化ホール
木曽音楽祭実行委員会 Tel. 0264-21-1222

●静岡市 8月4日

グランシップ音楽の広場2013

オーケストラや合唱団、ダンサー、来場者を含め総勢3,000人でつくる音楽祭。6回目の今年は、生誕200年を迎えるヴェルディ、ワーグナーの曲、富士山世界文化遺産登録を祝う曲などをプログラム。7月7日には、オーケストラの練習風景やバックステージを見学できる「たんけんツアー」も開催。

静岡県コンベンションアーツセンター「グランシップ」
静岡県文化財団 Tel. 054-203-5714

●広島市 8月18日〜25日

アフィニス夏の音楽祭2013広島

世界で活躍する演奏家と国内のプロオーケストラメンバーのための相互交流とレベルアップを目的とした音楽祭。広島の学生やアマチュア演奏家と音楽祭メンバーが共演する「ふれあいコンサート」が市内各所で開かれるほか、市内の小学生〜高校生が演奏に参加する「あいうえオーケストラ」などは、小学生とその保護者が鑑賞できる。

アステールプラザほか
アフィニス夏の音楽祭広島実行委員会事務局 Tel. 082-244-0750

●鹿児島県霧島市 7月17日〜8月4日(東京公演:8月6日)

第34回霧島国際音楽祭

伝統あるクラシック音楽祭。世界で活躍する演奏家が霧島に集い、レッスンを行うマスタークラスのほか、県内各会場で約50公演を予定。今年は新規事業として、キリシマ祝祭管弦楽団による東京公演を実施。ワーグナー生誕200年を記念して、大作『ワルキューレ』の第一幕をコンサート形式で上演する。

みやまコンセール、宝山ホールほか
みやまコンセール Tel. 0995-78-8000


演劇・ダンス

●札幌市 8月17日、18日

教文演劇フェスティバル 短編演劇祭

道内外で活躍する劇団が一堂に介し、20分以内の作品を連続上演。予選を勝ち抜いた2チームと佃典彦率いる劇団B級遊撃隊が、3年連続王者のイレブン☆ナインに挑戦。優勝チームには教文小ホールでの上演権が与えられる。この他、鵜山仁を招いたワークショップなど関連企画も多数開催。

札幌市教育文化会館
教文演劇フェスティバル実行委員会事務局 Tel. 011-271-5822

●群馬県伊勢崎市 6月29日〜9月15日

伊勢崎市境演劇フェスティバル

県内で活動するアマチュア劇団に発表の機会を提供し、市民に演劇の魅力を伝えることを目的に1997年にスタート。今回は、初参加3団体を含む6団体・11公演を予定。県立勢多農林高校演劇部の公演を皮切りに、ミュージカルやミステリーなど多彩な演目が上演される。

伊勢崎市境総合文化センター Tel. 0270-76-2222

●東京都豊島区 7月15日

近藤良平・コンドルズ池袋大作戦!! あうるすぽっと‘にゅ〜盆踊り’大会2013

6年目を迎え、池袋の夏の風物詩となりつつある近藤良平が創作した‘にゅ〜盆踊り’をメインにした盆踊り大会。ワークショップ参加者210人がリーダーとなって、通りすがりの一般の人を巻き込んで踊る。

池袋西口公園
あうるすぽっと(としま未来文化財団) Tel. 03-5391-0751

●長野県飯田市8月6日〜11日

アジア人形劇フェスティバル・いいだ人形劇フェスタ2013

参加250劇団、400公演を超える日本最大規模の人形劇の祭典。15周年を迎える今年は、アジアの人形芝居を特集。韓国、台湾、インドなど6つの国と地域から11団体が参加し(予定)、公演のほか、相互交流ワークショップ&発表公演、参加アーティストによる事例発表・研究会などを開催。

飯田文化会館ほか
いいだ人形劇フェスタ実行委員会 Tel. 0265-23-3552

●滋賀県大津市7月21日〜28日

びわ湖ホールなつフェスタ

今年は「“おはなし”の世界へとびこもう!」をテーマにさまざまなイベントを行い、夏休み期間にホール周辺地域の賑わいを創出。オーストラリアのカンパニーによる参加型のダンス作品など、物語の世界と舞台芸術の魅力を同時に発見できるプログラムに加え、参加無料の企画も盛り沢山。

滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール Tel. 077-523-7133


美術

●北海道東川町8月6日〜11日

第29回東川町国際写真フェスティバル

1985年の「写真の町宣言」以来、毎年夏に行われている写真祭。著名な写真家や評論家らによる「写真の町東川賞」の受賞作家フォーラムや、受賞者に横浜での展示機会が与えられる「赤レンガ公開ポートフォリオオーディション」など多彩な企画が繰り広げられる。

東川町各所
東川町写真の町実行委員会 Tel. 0166-82-2111

●長野県大町市 8月3日〜9月8日

信濃の国 原始感覚美術祭2013 ─水のまれびと

“生活の中に根づいていたアート”を見つめ直し、都市生活で失われてしまった“原始感覚”を取り戻そうと企画された美術祭。国内外の作家が滞在制作、作品展示を行う。4年目の今年は、縄文文化が花開いた信濃の大地との結びつきを深めた企画を多数開催。演劇や縄文土器づくりのワークショップなども予定。

西丸震哉記念館、木崎湖畔、ほか大町市内各所
原始感覚美術祭実行委員会事務局 Tel. 0261-22-1436

●名古屋市、愛知県岡崎市 8月10日〜10月27日

あいちトリエンナーレ2013

国内外の最先端の現代美術を紹介する日本最大級の国際芸術祭。今回は「揺れる大地─われわれはどこに立っているのか:場所、記憶、復活」をテーマに、建築の視点も取り入れて選定した作品を美術館やまちなか、テレビ塔などの都市空間に展示するとともに、ダンスや演劇、オペラなどの舞台芸術も同時に展開。周辺の魅力ある建築物に関するガイドブックの作成や普段非公開の建物の紹介ツアー、本展とは異なる作品が県内の文化施設等を巡回する移動型展示など、多彩なプログラムが目白押し。

愛知芸術文化センター、名古屋市美術館、名古屋市内各所、岡崎市内各所
あいちトリエンナーレ実行委員会 Tel. 052-971-6111

●香川県高松市 7月20日〜9月1日(夏期)

瀬戸内国際芸術祭2013

「地域の活性化」と「海の復権」をテーマに、瀬戸内海の魅力を世界に発信するプロジェクトとして2010年に始まった現代美術の祭典。2回目の今回は、春夏秋の3期に分け、12の島と2つの港を舞台に国内外のアーティストによる島に根差したユニークな作品を展開、瀬戸内海の四季を感じてもらう。100人以上のバングラデシュのアーティストが生活芸術を披露するイベントや、アーティストたちと協働して地域の名産品のパッケージをリニューアルするプロジェクトなどさまざまなプログラムを予定。

瀬戸内海12の島、高松港、宇野港周辺
瀬戸内国際芸術祭実行委員会 Tel. 087-813-0741

●福岡県田川市7月2日〜28日

第22回英展〜人物・風俗〜

毎夏、九州・山口各県で活躍する“旬”の作家を一堂に紹介する絵画展。今回は、「人物・風俗」というテーマのもと、各地の専門家から推薦された若手からベテランまでの56名の作家が本展のために描いたバラエティーに富んだ作品が集結する。会期の前半では展示会場にて授賞式が一般公開で行われ、8名の受賞作家による作品解説も予定されている。

田川市美術館 Tel. 0947-42-6161

●鹿児島県薩摩川内市 8月17日〜25日

「甑島で、つくる。」2013夏

島の文化や価値をアートや音楽により再発見する現代美術展。10年目を迎える今年は、若手作家と全国から公募した学生が集落の倉庫や体育館などの遊休施設を活用して滞在制作した作品を島のさまざまな場所で展示。手づくり物産の出店のほか、作品と観光地を解説付きで楽しむアート巡回バスや、アートと大自然を楽しむ島旅、伝統芸能や島唄の継承を願う「じょうやま音楽祭」などを開催予定。

上甑島、中甑島一帯
KOSHIKI ART PROJECT Tel. 080-3672-8683

●鹿児島県 7月19日〜8月4日

おおすみ─かごしま芸術祭2013

鹿児島県内各地で、アーティストの繋がりと地域活着を目指し、有機的かつ広範囲に発展している夏の芸術祭。2012年に初めて4市町4会場で開催し、今年は9市町26会場以上に拡大。コンテンポラリーダンス、即興音楽、写真、映像、美術など国内外からアーティストが集い、地域や人と出会い、場を生かしたコラボレーションを展開する。

肝付町、志布志市、南大隅町、鹿児島市など大隅半島〜鹿児島県
おおすみ─かごしま芸術祭実行委員会 Tel. 0994-45-4410


総合

●全国 6月15日〜10月14日

アサヒ・アート・フェスティバル2013

市民が主体となって企画・運営に参加し、地域の魅力を引き出すと同時に、コミュニティの活性化を目指すプロジェクトを支援するアートの祭典。今年は過去最多の54団体が参加予定で、住民の1割が外国籍である新宿・大久保を舞台に、アートを軸に人々が繋がっていく「おおくぼパッチワーク」など18団体が新規参加。8年目の「とがびアート・プロジェクト2013+こちょ☆ぷろ2013」(長野県)は、生徒主導で進められるプロジェクトで、卒業生がボランティアとして活躍するなど長年継続してきた成果がみられる。AAF10周年を機に全国を取材した『地域を変えるソフトパワー』も刊行され、オープニングではこの本を基にフォーラムが開催される。

AAFネットワーク実行委員会 Tel. 03-3353-6866

●仙台市 6月21日〜8月10日

10-BOX夏の学校2013

あらゆるジャンルの表現者を対象に、既成概念にとらわれない発想力や観察力を鍛える講座。舞台芸術家・ヤコキムラをコーディネーターに迎え、身体の動きや造形を通して、表現者の感覚を研ぎ澄ますプログラムと共通テーマの下にオリジナル作品の創作と発表を繰り返し、第三者の助言を受けながら、一般公開を行うプログラムの2コースを開講。

せんだい演劇工房10-BOX、せんだいメディアテーク
仙台市市民文化事業団 Tel. 022-782-7510

●福島県喜多方市8月3日〜6日

喜多方発21世紀シアター

芝居・音楽・人形劇・落語・大道芸などジャンルにとらわれないさまざまな公演を実施するフェスティバル。14回目の今年は、過去最多となる69団体76作品90公演が、喜多方プラザ文化センターはじめ市内外の空き店舗や蔵など20会場で展開される。運営は約400人の市民ボランティアがサポート。

喜多方プラザ文化センターほか
喜多方発21世紀シアター実行委員会 Tel. 0241-24-4611


TOPICS

●「劇場は命薬(ヌチグスイ)」
キジムナーフェスタ2013
(国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわ)

 「国境と言葉を超えた文化交流」と「共感の創出」を目的に、2005年から毎年夏に沖縄県沖縄市で開催されているキジムナーフェスタ(キジムナーは「木の精」の意)は、世界各地の優れた舞台作品の招聘をはじめ、セミナーやシンポジウム、ワークショップなど多彩なプログラムにより、市民とアーティストの出会いの場、世界への文化発信の場として高い評価を得ているアジア最大の児童青少年のための演劇祭です。年々規模も拡大し、第1回のアシテジ(ASSITEJ;国際児童青少年演劇協会)世界ミーティングの場ともなった昨年の総参加者数は、42の国・地域から延べ4万人を超えました。
  フェスタは昨年から「劇場は命薬(ヌチグスイ)」をテーマに掲げました。「何よりも大切な宝である“命(ヌチ)”」を支え育むのが“ヌチグスイ”、劇場のもつ本質的な力を表しています。今年の注目は5カ国からのメンバーが沖縄市に1カ月間滞在し、中学生らと交流しながら舞台作品をつくり上演するアーティスト・イン・レジデンス。その他、自主参加のフリンジ10作品を含む、16カ国・40作品(127ステージ)、3つのシンポジウム、4つのワークショップという規模で開催します。商店街や野外でのストリートパフォーマンス、芸術専攻の大学生によるプロジェクションや映像作品の上映など盛り沢山のプログラムが用意されており、沖縄の暑さに負けない熱いフェスティバルになりそうです。

●沖縄県沖縄市7月20日〜28日

沖縄市民小劇場あしびなー、沖縄市民会館ほか
国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわ実行委員会 Tel. 098-921-2102
http://www.kijimuna.org/

●3つの美術館が平和をテーマに展覧会を同時開催
アート・アーチ・ひろしま2013

 広島市内には、広島県立美術館、ひろしま美術館、広島市現代美術館という3つの美術館があります。戦後広島の文化復興と発展を担い、近世・近代美術から現代美術までをカバーする多彩で個性的なコレクションをそれぞれが所蔵。これまでも共同のリーフレット作成などで協力体制を築いてきましたが、この夏、本格的な共同展覧会の開催に漕ぎつけました。
  3館を結ぶキー・アーティストは日系アメリカ人アーティストのイサム・ノグチ。実は広島市内の平和大橋と西平和大橋をデザインしたり、平和記念公園の原爆慰霊碑原案を設計したりと、広島にゆかりの深い人物です。「今回の展覧会では、3館ともにノグチの作品を紹介しながら、それぞれの視点で企画展を構成し、アートを通じて平和への思いを発信していきます。原爆の日・終戦記念日を含む約3カ月にもわたるプロジェクトであり、原爆投下という歴史をもつ広島だからこそできる展覧会が、3館の熱意により実現しました」と広島県立美術館の山下寿水さん。
  会期中は街全体がアートの祭典として活性化するよう、各種文化イベントとも連携。広島市中区のアリスガーデンでは会期中にライブ・ペインティングを、広島平和記念資料館では「はだしのゲン 原画展」を開催。特に市内中心部のギャラリーてんぐスクエアでは、本事業の趣旨に合致するテーマを設けて4つのグループ展を企画。広島ゆかりの2作家を取り上げた「岡部昌生・柴川敏之展─未来の考古学」では、未来の姿を現代から“発掘”しようと試みる2人の作品を展示し、我々の生きる現在、そしてこれからの「未来」に思いを馳せる契機をつくり出します。

●広島市 7月20日〜10月14日

広島県立美術館「ピース・ミーツ・アート!」/ひろしま美術館「イサム・ノグチ〜その創造の源流〜」/広島市現代美術館「サイト─場所の記憶、場所の力─」

広島県美術館活性化対策事業実行委員会 el. 082-221-6246
(広島県立美術館)
http://art-arch-hiroshima.jp/

●18回目を迎えるこどもミュージカル
枚方こどもミュージカル2013「Dear ディアー」

 大阪府枚方市の枚方こどもミュージカルは、1995年に「枚方まつり」20周年記念としてスタート。以来地域が一体となってつくり上げるこどもミュージカルとして成長。2006年からは、現在の実行委員会が継続し、今年で18回目を迎えます。例年枚方の歴史や文化をモチーフとしたオリジナル作品を上演。今年は、ある日2組の子どもグループがそれぞれ枚方市の古地図を見つけたことから、市内を巡る宝探し競争が始まる『Dear』で、06年の初演以来3回目の公演となります。
  オーディションで選考された約75人の子どもたちは、7月から約20日間の練習を経て本番を迎えます。「選抜と厳しい練習を経験する点では、プロの芝居づくりと同じ。中にはあまりの厳しさに泣き出す子どももいます。しかし、ひと夏をかけて立つ舞台での充実感は、何ものにも代え難い大事な思い出になるはずです」と実行委員会の森山孝一老さん。衣裳や小道具はすべて保護者の手づくり。また過去にミュージカルに出演した多くのOGやOBがボランティアとして稽古から公演までをサポートするなど、多くの人の支えなしには成立しないこの舞台から、人との繋がりや互いへの思いやりを学んでいきます。物語のなかの子どもたちと同じように、長い長い夏の冒険が子どもたちを待ち受けています。

●大阪府枚方市 8月25日

枚方市市民会館
枚方こどもミュージカル実行委員会 Tel. 080-6132-1343
http://h-k-m.net/

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