地域創造

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財団からのお知らせ

9月号-No.221


●「市町村立美術館活性化事業」平成27年度開催事業 参加館募集

 平成27年度市町村立美術館活性化事業では、「エコール・ド・パリ─パリに咲いた異邦人の夢(仮称)」展を実施します。
  1920〜30年代のパリは、あらゆる芸術の中心地として世界的に注目され、パスキン(ブルガリア)、キスリング(ポーランド)、シャガールやスーチン(ロシア)、藤田嗣治(日本)など、才能あふれる若き画家たちが世界各地から集まっていました。彼らは、当時のヨーロッパで興っていた多くの前衛的な芸術運動に刺激を受けながらも、様式や理論にとらわれず、自らの感性や心情、民族性に基づいた個々の表現を追求し、“エコール・ド・パリ”(パリ派)と呼ばれました。その多くは異郷の画家でしたが、マリー・ローランサンやユトリロなどのフランス生まれの画家たちや、ロシアから来たリプシッツやザッキン、アーキペンコなど、民族性とキュビスムの様式を併せ持ったような、独特の作品を作った彫刻家たちも含まれます。
  平成27年度開催の共同巡回展では、これらエコール・ド・パリとその周辺の作家たちについて、北海道立近代美術館と札幌芸術の森美術館の所蔵作品を中心とした、独自の企画による巡回展を開催していただきます。両館の全面協力のもと、参加される館には共同で、26年度から2カ年にわたり、主体的に展覧会づくりに取り組んでいただきます。
  地域創造は、準備年度の活動に対する100万円を上限とした経費負担や、開催年度の1,200万円を上限とした助成により、事業の実施を支援します。皆様からの積極的な応募をお待ちしております。
募集締切:10月28日(月)



藤田嗣治《二人の女》(1918年/北海道立近代美術館蔵)

●北海道立近代美術館・札幌芸術の森美術館所蔵エコール・ド・パリ関連作品について
 北海道立近代美術館は、開館準備室時代からパスキンを核にエコール・ド・パリ関連作品を収集し、現在ではキスリング、スーチン、ローランサン、ユトリロ、ヴラマンクなど総数280点を超える、同館を代表するコレクションのひとつとなっています。札幌芸術の森美術館は、主にロダンに始まる近・現代の彫刻史をたどることができるコレクションとして約120点の彫刻作品を所蔵し、エコール・ド・パリに関連する作品についても、リプシッツ、ザッキン、アーキペンコなどの優品を所蔵しています。

●市町村立美術館活性化事業について
地域創造が提示する公立美術館コレクションを活用した展覧会について、市区町村の設置する美術館より参加館(4館程度)を募集。参加館で実行委員会を結成し、共同巡回展を実施します。また、展覧会開催の前年度から学芸担当者会議を行い、地域創造の派遣するアドバイザーの助言のもと、企画の具体化や調査研究、分担での制作実務など、巡回展の準備を進めていきます。

◎助成等の支援措置
・準備年度(26年度):準備に係る対象経費について、事後の請求により100万円を上限として地域創造が負担。
・開催年度(27年度):共同巡回展開催に係る対象経費から入場料等収入を控除した額の3分の2以内について、1,200万円を上限として助成(助成決定額の50%までの前金払い請求が可能)。
※詳細は当財団ウェブサイト(下記)の「実施要綱」をご覧ください。

◎申し込み方法
当財団ウェブサイト内の「様式箱」→「市町村立美術館活性化事業」より応募書類をダウンロードし、必要事項を記入の上、郵送にてお申し込みください。
http://www.jafra.or.jp/j/guide/box/
※事業の参加に当たっては、平成26年度に開催される実行委員会・学芸担当者会議等への出席にかかる経費等についての予算措置が必要です。詳しくは担当までお問い合わせください。

◎問い合わせ
総務部 布施・宇野
Tel. 03-5573-4143
Fax. 03-5573-4070


●事務所移転のお知らせ

 本年11月5日より、財団事務所が以下の住所へ移転することとなりましたので、お知らせいたします。
○移転先
〒107-0052 東京都港区赤坂2-9-11
オリックス赤坂2丁目ビル9F
○最寄駅
銀座線 溜池山王駅 徒歩1分
南北線 溜池山王駅 徒歩2分
千代田線 赤坂駅 徒歩6分
※電話番号は変更ありません。


●平成25年度公共ホール現代ダンス活性化事業(ダン活)がスタート

 コンテンポラリーダンスのアーティストが市町村に1週間程度滞在し、ホールと共同で企画する地域交流プログラム(アウトリーチと公募型ワークショップ)と公演を実施する「ダン活」。今年度は全国8カ所で実施され、そのトップバッターとして7月9日〜15日に福岡県朝倉市の朝倉市総合市民センター・ピーポート甘木で行われました。
  アーティストは、スキンヘッド、全身白塗りで知られる舞踏集団・大駱駝艦の舞踏手・田村一行さんです。
  今回は個別研修(下見)の日程を、邪馬台国、甘木・朝倉説のある朝倉市で毎年5月に開催される「花の邪馬台国まつり」に合わせました。このお祭りでは、女王卑弥呼コンテストや、市民による歌や踊りのステージ披露などが行われており、そのステージに田村さんも出演。パフォーマンスで舞踏公演のPRを行いました。出番待ちの幼稚園児や保護者らは、初めて見る舞踏に興味津々で、インパクトのあるPRになりました。
  アウトリーチは、市内の2つの小学校と、地元企業など4カ所で実施。最初にらくだ体操で身体をほぐしながら力を抜くこと、空っぽになること、「動く」のではなく「動かされる」ことなどを体験し徐々に心身を解放。普段意識することのない自分の身体や感覚とじっくり向き合い、最初に行った体操も実は「おどり」に繋がっていることを発見したり、何気ない動作からも「おどり」が生まれてきたりといったことを体感し、自分なりの表現を楽しんでいました。
  最終日の公演では、朝倉市の風土を取り込んだ作品『風のしわざ』を上演。朝倉市で初めて観る舞踏の世界に涙する人、衝撃を受けた人など感動的な公演となりました。
  今回、ピーポート甘木では初めての試みとしてボランティアスタッフを募集しましたが、参加したスタッフからは、「この事業は素晴らしい、今後も続けてほしい」「機会があればこれからもホールに関わりたい」といった感想が出ました。この事業を通して、新たな出会いが生まれ、今後のホールの取り組みが楽しみになった「ダン活」でした。



田村一行さん(左)と塩谷智司さん(大駱駝艦)によるアウトリーチ(朝倉東小学校)

●公共ホール現代ダンス活性化事業
◎平成25・26年度登録アーティスト
田畑真希、田村一行、矢内原美邦、山賀ざくろ、赤丸急上昇(赤松美智代+丸山陽子)、勝部ちこ+鹿島聖子、坂本公成+森裕子(Monochrome Circus)
*詳細はホームページ参照
http://www.jafra.or.jp/jinzai/dance/index.php

◎平成25年度開催地(主会場/日程/派遣アーティスト)
・福岡県朝倉市(朝倉市総合市民センター
ピーポート甘木/7月9日〜15日/田村一行)
・滋賀県近江八幡市(近江八幡市文化会
館/9月10日〜16日/勝部ちこ+鹿島聖子)
・山形県酒田市(酒田市民会館 希望ホー
ル/9月24日〜30日/赤丸急上昇)
・千葉県成田市(成田国際文化会館/9月
30日〜10月6日/坂本公成+森裕子)
・神奈川県小田原市(小田原市民会館/9
月30日〜10月6日/田畑真希)
・千葉県野田市(欅のホール/12月2日〜8
日/赤丸急上昇)
・富山県富山市(富山市民プラザ/12月3
日〜9日/田畑真希)
・兵庫県多可町(多可町文化会館 ベルデ
ィーホール/2014年2月24日〜3月2日/
田村一行)

◎問い合わせ
芸術環境部 栗林・小林
Tel. 03-5573-4055・4077
dankatsu@jafra.or.jp


●平成25年度公共ホール演劇ネットワーク事業 「柿喰う客 こどもと観る演劇プロジェクト2013『ながぐつをはいたねこ』」がスタートします

 公共ホール演劇ネットワーク事業は、複数の公共ホールがネットワークを組み、上質な演劇作品の上演と、演劇の手法を用いた地域交流プログラム(公募によるワークショップと学校でのアウトリーチ)を実施するものです。ホール単独では実施が難しい演劇公演を、複数の公共ホールが連携し、予算を抑えることで可能にします。同時に、制作ノウハウをホール間で共有することにより、各ホール担当者のスキルアップを図ることができます。
  今年度は、劇団柿喰う客が9月から11月にかけて、全国7カ所(ひたちなか、妙高、金沢、大垣、津、長久手、佐世保)を回ります。
  上演作品はヨーロッパの民話「長靴をはいた猫」がモチーフ。時代や国によってさまざまに形を変え、語り継がれているこの物語に、演出家・中屋敷法仁が新たな解釈を加え上演します。また、本作は「こどもとおとなが一緒に観る」がテーマの作品です。かしこい猫の活躍や、猫にだまされる人間の愚かさなど、さまざまなとらえ方ができる内容となっているので、家族で観劇後に異なる視点で感想を語り合うなど世代を超えてお楽しみいただけます。
  また、中屋敷が講師を務めるアウトリーチでは、しりとりや鬼ごっこなど誰もが知っている遊びに、さまざまなルールが加えられていく簡単なゲームから、新たなルールを加えることにより、子どもたちは他者の声を聞き、自分の声を他者へ届けるための工夫を凝らしながら、自らその大切さに気付いていくというプログラムを各地の小学校で実施します。



柿喰う客代表・演出家
中屋敷法仁

●平成25年度公共ホール演劇ネットワーク事業「柿喰う客 こどもと観る演劇プロジェクト2013『ながぐつをはいたねこ』」
・9月24日〜29日/ひたちなか市文化会館
・10月1日〜6日/妙高市文化ホール
・10月8日〜13日/金沢市民芸術村
・10月22日〜26日/大垣市スイトピアセンター
・10月27日〜11月3日/三重県総合文化センター三重県文化会館
・11月5日〜10日/長久手市文化の家
・11月19日〜23日/アルカスSASEBO

◎問い合わせ
芸術環境部 蔵満・福岡・大垣
Tel. 03-5573-4073

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