地域創造

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財団からのお知らせ

「地域創造フェスティバル2018」開催のお知らせ(7/31・8/1)

地域創造が取り組んでいるさまざまな事業を紹介し、公共ホールや自治体が事業を企画・実施する上で参考になる情報を提供することを目的に、「地域創造フェスティバル2018」を東京芸術劇場(豊島区西池袋1-8-1)で開催します。予定しているプログラムは以下のとおりです。
シンポジウム「2020 の先にあるもの〜文化芸術基本法から1年、今地域が取り組むべきこと〜(仮)」
公共ホール音楽活性化支援事業(おんかつ支援)および公共ホール現代ダンス活性化事業(ダン活)のプレゼンテーション・セミナー
平成31年度「地域の文化・芸術活動助成事業」および「地域伝統芸能等保存事業」の助成要綱に関する説明
平成31年度「リージョナルシアター事業」に関する説明
地域創造が実施する各種事業資料等の展示
都道府県・政令指定都市文化行政担当課長会議
 新しく担当になられた皆様には、おんかつやダン活など地域創造の特色ある事業を生で知っていただく貴重な機会ですし、アーティストや他の地域の公共ホール等とのネットワークづくりや情報交換の場としてもご活用いただける絶好の機会です。参加される皆様に有益なイベントとなるよう準備を進めておりますので、参加のための日程を確保いただき、ぜひご来場ください。
 プログラムの詳細と参加者募集は、次号(7月号)でご案内します。

「市町村長特別セミナー」報告〜全国の市町村長等68名が参加

加藤文枝さんと小澤佳永さんよるミニコンサート

 毎年全国の市町村長等を対象に、文化・芸術による地域づくりへの理解を深めていただくために開催している「市町村長特別セミナー」が、4月19日に千葉市の市町村アカデミーにおいて開催されました。今回は地域創造の石川善朗常務理事より、自らの経験を交えながら地域にとって芸術・文化がいかに役立つかについて、地域の活力の基礎となる「人づくり」、観光などの「産業振興」、高齢者の生きがいといった「福祉」の観点からレクチャーが行われました。
 「1990年代に急速に整備が進んだ公立文化施設が、大規模修繕の時期を迎えて大きな課題になっている。公共施設等総合管理計画などによる議論も行われているが、地域のためになろうという志とスキルをもった人材を育てることによって、芸術・文化はいくらでも地域に有効なものとして活用できる」とエールを送られていました。
 また、財団の事業紹介の一環としておんかつ支援登録アーティストによるミニコンサートも行われました。今回登場したのは、チェロの加藤文枝さん(平成28・29年度登録アーティスト)とピアニストの小澤佳永さんです。多くの受賞歴をもつ加藤さんは、ソフトな語り口でトークをしながら全7曲を披露しました。
 広く親しまれている名曲『愛の挨拶』に始まり、毎回同じように演奏しても違う白鳥のイメージが浮かんでくるというサン=サーンスの『白鳥』、チェロには珍しい超絶技巧の早弾きによるホッパーの『妖精の踊り』、バンドネオン奏者から作曲家になったピアソラがチェロのために作曲した情熱的な『ル・グラン・タンゴ』など。
 なかでもパリに3年在住留学していたことがあるという加藤さん渾身の1曲が、生粋のパリジャンであるプーランクによる『チェロ・ソナタより第1、3楽章』でした。「作曲家がどういう思いで作曲しているかや曲の時代背景を知ることも大切ですが、同じ曲も聴く人によってイメージはいろいろです。私がこの曲から感じているパリという都会とそこにいる人々の気質や雰囲気を楽しんでもらえればと思います」と加藤さん。
 プロの演奏家とチェロの幅広い魅力を目の当たりにした市町村長からは何度も大きな拍手が起こるなど、アウトリーチの効用を実体験していただく貴重な機会になりました。

平成30年度「リージョナルシアター事業」研修会報告

 平成30年度リージョナルシアター事業の参加団体と派遣アーティストが集まり、ワークショップやディスカッション、打ち合わせを行う研修会が、4月16日(月)、17日(火)の2日間にわたって当財団事務所にて開催されました。今回は、今年度参加する9団体から16人の事業担当者が参加し、交流を深めるとともに、当事業の趣旨や可能性を共有する2日間となりました。
 地域の課題やホールの展望などを踏まえながら、住民等を対象にしたワークショップや学校へのアウトリーチを行う当事業では、派遣アーティストと参加団体が協働しながらプログラムをつくり、実施していきます。今回の研修では、地域・ホールのやりたいことや抱える問題意識を派遣アーティストと共有するための相互の対話がさまざまな場面で行われました。
 初日は、派遣アーティストからの「サジェスチョン&メッセージ」。アーティストから、これまでの実施例や自身のもつワークショッププログラムについて丁寧に説明があったほか、事前に今年度の参加館より各アーティストへ提出いただいていた質問についての回答や事業担当者へのメッセージが語られました。派遣アーティスト5人の話をじっくり聞いたことで、それぞれの個性やプログラムの多様性も示され、企画イメージを膨らませる取っ掛かりとなったようです。
 続いての事例紹介においては、「リージョナル事業経験館の担当者に聞く」と題し、昨年度実施の神奈川県、一昨年度実施の愛知県春日井市から担当者をお招きし、事業実施の成果や苦労などをお話いただきました。
 神奈川県立青少年センターの藤岡審也さんからは、これまで連携が少なかった青少年センターの舞台芸術活動支援や青少年サポートなど4つの機能について、この事業を通じて、センター内に本当の意味で連携が生まれたこと、今後も継続事業として取り組むこととなったことが紹介されました。また、春日井市の小松淳子さんからは「事業を実施するうちに、一過性で終わらせるのではなく、ホールとして演劇とどう向き合っていくのかホール全体で考えていかなくてはいけないという意識が芽生えてきました」との言葉があり、参加者たちは事業実施後の展望についても思いを巡らせることになりました。
 2日目は前日のオリエンテーションを踏まえて、派遣アーティストと参加団体による企画打ち合わせが行われました。それぞれのミッションや課題を基に、その地域ならではのプログラム実現に向けての熱心な話し合いがグループごとで行われ、最後には現時点での計画や事業実施後の展望についての発表がありました。鈴鹿市の工藤真里奈さんは「ワークショップを実施することで、地域の人が交流できる場をつくりたいと考えています。1日目のオリエンテーションを聞いて、新たに挑戦してみたいことも出てきました」と意欲を語ってくれました。その後、派遣アーティストと参加団体による個別の打ち合わせを行い、2日間の研修会を締めくくりました。

1. ごまのはえさんによる実施例紹介 2. 田上豊さんによるシアターゲーム 3. 多田淳之介さんから担当者に向けてメッセージ 4. 派遣アーティストとの打ち合わせ

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