地域創造

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財団からのお知らせ

4月号-No.264

●第17回地域伝統芸能まつり開催

写真:第17回地域伝統芸能まつりのステージから
左:ひろしま安芸高田神楽(広島県安芸高田市)
右:フィナーレには出演者が勢揃い


●第17回地域伝統芸能まつり
[会期]2017年2月26日(日)
[会場]NHKホール(東京都渋谷区)
[主催]地域伝統芸能まつり実行委員会、一般財団法人地域創造
[実行委員]安齋尚志、板倉敏和、梅原猛、鎌田東二、香山充弘、佐藤文俊、下重暁子、田村孝子、山折哲雄、山本容子(50音順、敬称略)
[後援]総務省、文化庁、観光庁、NHK

◎演目・出演自治体
・エイサー
沖縄県うるま市
・御坊祭の「獅子舞」「四つ太鼓」
和歌山県御坊市
・浦浜念仏剣舞
岩手県大船渡市
・ひろしま安芸高田神楽
広島県安芸高田市
・狂言「梟山伏」
出演:野村又三郎ほか
・西馬音内盆踊り
秋田県羽後町
・東方組太鼓踊り
熊本県湯前町
・つきじ獅子祭
東京都中央区


 今年の地域伝統芸能まつりは「妖(あやかし) 〜惑わされ、引き込まれ、狂わされ〜」をテーマに、NHKホールで2月26日に開催されました。日本各地の地域伝統芸能7演目と古典芸能1演目が披露され、2,400人以上の観客を魅了しました。
  まずオープニング前に伝統的な手品「江戸手妻」を藤山大樹が披露。続くオープニングは、この日の出演者がテーマ曲『曼陀羅21』に乗って一斉に登場し、会場を活気づけました。
  最初の演目は沖縄県うるま市の「エイサー」。沖縄の青い空と海を模した舞台で沖縄民踊に合わせて、パーランクーという片張りの太鼓を叩く色鮮やかな衣装の踊り手たちが舞台を埋め、華やかな幕開けとなりました。
  次に、和歌山県御坊市の「御坊祭の“獅子舞”“四つ太鼓”」。力自慢の男性が12mの幟を差し上げ、獅子舞が勇ましく舞い、歌舞伎風化粧をした乗り子が叩く四つ太鼓が勢いよく舞台に担ぎこまれました。担ぎ手が太鼓台を高く持ち上げ、乗り子が大きく体を反らすと、会場からは歓声が上がりました。
  岩手県大船渡市の「浦浜念仏剣舞」は、面を付けた踊り手が、供養のために香炉を掲げて焼香する動作で舞が始まり、続いて壮烈な剣舞と子どもたちの舞が披露され、舞の妙技に魅了されました。
  広島県安芸高田市からは「ひろしま安芸高田神楽」を代表する「滝夜叉姫」が登場。きらびやかな衣装の登場人物たちが颯爽と舞い踊り、物語の展開とともに増す緊張感と舞の激しさに目が離せませんでした。
  ここで趣向を変えて、古典芸能の狂言『梟山伏』が野村又三郎らによって演じられました。あやしげな梟に取り憑かれた狩人と山伏の滑稽な動作や「ホホーン」という鳴き声に笑いが溢れました。
  そして、地域伝統芸能に戻り、地域伝統芸能まつり実行委員会の鎌田東二委員が秋田県羽後町の「西馬音内盆踊り」の起源や魅力を語り、石笛を奏でる中、幕が上がりました。やぐらの囃子方が唄い、舞台の両袖からは笠や頭巾で顔を覆った踊り手がゆったりと踊り出ます。踊り手たちが輪になると、舞台は夕方から夜に変わり、静かで幻想的な世界が広がりました。
  続く熊本県湯前町の「東方組太鼓踊り」は、大きな兜をかぶった踊り手が源氏と平家に分かれて合戦の様子を表現します。抱えた太鼓を力強く打ち鳴らし、声を上げて入り乱れる迫力に観客は圧倒されました。
  最後の演目は、東京都中央区の「つきじ獅子祭」が登場。巨大な重さ約1トンの雄獅子を男性120人が担ぎ、約700キロの雌獅子を女性100人が担ぎました。ワッショイと威勢よく獅子頭を担ぎ上げると、その熱気に会場が一体となって盛り上がりました。
  会場の興奮が冷めやらぬ中、フィナーレには全出演者が再登場。客席からは、各地域で伝統芸能を保存・継承してこられた出演者の方々への敬意、そして今後への期待を込めた盛大な拍手が惜しみなく送られました。各地域の演目から伝統芸能がもつ魅力を再発見するとともに、その歴史や人々の暮らしに思いを馳せ、第17回地域伝統芸能まつりは幕を閉じました。


●ステージラボ高知セッション参加者募集

 ステージラボは、公立文化施設等の職員を対象に、ワークショップなど体験型プログラムやグループディスカッションなど、講師と参加者の双方向コミュニケーションを重視したカリキュラムに取り組む、少人数形式の実践的な研修事業です。
  今年度前期セッションは、高知県立美術館を会場に開催します。概要は以下のとおりです。詳細は、地域創造レター4月号同封の募集要領でご確認ください。当ウェブサイトから参加申込書、申込アンケートをダウンロードし、必要事項をご記入の上、メールでお申し込みください。皆様のご参加をお待ちしております。
募集締切:5月7日(日)必着 

◎ホール入門コース(定員20人程度)
[コーディネーター]大月ヒロ子(有限会社イデア代表取締役/国立歴史民俗博物館 客員准教授)
[対象者]公共ホール・劇場(開館準備のための組織を含む。)において、業務経験年数1年半未満(開館準備のための組織にあっては年数不問)の職員
[コース特色]地域の公立文化施設で働いていても、地元をあちこち歩き回り、そこに暮らす人々との対話を重ねる人は意外に少ないもの。しかし企画や運営の核となる種は、まさにそこに在ります。自分たちの足で歩き、さまざまな角度から丁寧に目を向け、豊かな気づきを得て、さらには、交流の中から生まれてくるものを育てていきましょう。

◎自主事業T(音楽)コース(定員20人程度)
[コーディネーター]中村透(作曲家/芸術文化学博士/琉球大学名誉教授/(一財)地域創造顧問/前南城市文化センターシュガーホール芸術監督
[対象者]自主事業を実施している公共ホール・劇場で、音楽の自主事業に積極的に取り組みたいと考えている、業務経験年数が2〜3年程度の職員
[コース特色]伝統音楽、ポップビートの音楽、クラシック音楽が混在する現代にあって、その多様な音楽の姿をどう地域に蘇生させ、社会的課題に適応させていくかを共に考え、実験的プログラムも創りながら追求します。

◎自主事業U(舞台芸術)コース(定員20人程度)
[コーディネーター]大谷燠(NPO法人DANCE BOX 理事長・エグゼクティブディレクター)
[対象者]自主事業を実施している公共ホール・劇場で、舞台芸術の自主事業に積極的に取り組みたいと考えている、業務経験年数が2〜3年程度の職員
[コース特色]地域社会のもつさまざまな課題の解決に関して、劇場、舞台芸術がどのような役割を果たせるのか。鑑賞事業にとどまらず多様な角度から事業の立案を考察し、新しい劇場の可能性を探ります。

●ステージラボ高知セッション
[日時]2017年7月4日(火)〜7日(金)
[会場]高知県立美術館(高知県高知市高須353-2)

◎参加申し込み方法
当財団ウェブサイト内の「様式箱」→「ステージラボ」より参加申込書、申込アンケートをダウンロードし、必要事項をご記入の上、メールでお申し込みください。
http://www.jafra.or.jp/j/guide/box/
◎申し込み・問い合わせ
芸術環境部 宇野
Tel. 03-5573-4066
kensyu*jafra.or.jp(*を@に変えてご利用ください。)


●雑誌「地域創造」第41号のご案内

雑誌「地域創造」第29号

公立文化施設等の職員を対象とした芸術環境づくりのための雑誌『地域創造』第41号を、3月25日に発行しました。
文化のまちづくりにおいて市民やNPOが大きな役割を担う現在、公立文化施設においてもNPOが指定管理者になり、また廃校活用などでも市民やNPOが活躍する事例も増えています。今号の特集では、NPOが運営する公立文化施設の最前線を紹介しています。ぜひご一読ください。
○特集「NPO施設のいま」
・砂川市地域交流センターゆう(北海道砂川市)
・木田金次郎美術館(北海道岩内町)
・四谷ひろば(東京都新宿区)
・加東市東条文化会館(コスミックホール)(兵庫県加東市)
○空間のエスプリ─国際的事例のビジュアルレポート
華山1914文化創意園区/松山文化創意園区(台湾)
○体験レッスン─公立文化施設職員・文化政策担当者へのノウハウ伝授
山本能楽堂に能楽堂と能の普及について学ぶ(大阪市)
○座談会
超高齢社会と向き合うために
○SCOPE─地域の注目事例レポート
・ひと・まち・情報 創造館 武蔵野プレイス(東京都武蔵野市)
○海外スタディ─海外の文化政策・制度紹介
高齢社会と向き合う英国マンチェスター─エイジフレンドリーな都市を目指して
○イラストSCOPE─伝統芸能・古典芸能・祭りなど伝承の取り組みのイラストレポート
加勢鳥(山形県上山市)
○BOOK
『2240歳スタイル』(秋田市)

●雑誌「地域創造」に関する問い合わせ
芸術環境部 雑誌担当
Tel. 03-5573-4093

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