地域創造

WWW を検索 jafra.or.jp を検索 powered by google

書庫

戻る

特 集 地域おこし協力隊の可能性

写真
© 雨田芳明

1 大分県竹田市│竹田市企画情報課TOP戦略推進室/
竹田アートカルチャー
新しい人材と地元住民が繋がることでまちの未来図を描く

文:山下里加

農村回帰宣言市を掲げ、都市部からの移住施策を展開する竹田市。その一環として2010年から地域おこし協力隊を採用。14年には旧竹田中学校校舎を工房や滞在創作施設とするTSG竹田総合学院を開設し、工芸作家や陶芸作家、ガラス作家などを協力隊として採用。17年度時点で41人の地域おこし協力隊が活動し、OB、OGの約6割が定住。11年には新たに移住してきたアーティストらの呼びかけによるまちなか展覧会「竹田アートカルチャー」がスタート。

写真
© Osamu Nakamura

2 新潟県十日町市│十日町市企画政策課協働推進係/
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ
互いに助け合う“とうど”の関係の中で新しい生業が芽吹き始める

文:山下里加

「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」など新たな地域の魅力づくりと都市交流に力を入れる十日町市。総務省が制度を立ち上げた2009年から地域おこし協力隊を採用し、18年3月1日現在で任用者総数は60人、OB、OGの定着率は7割近い。協力隊を希望する地区単位で募集。マッチングのためのお見合いの場を設定し、世話人を置くなど、地域との関係づくりを重視。起業するOB、OGも多く、芸術祭によって変わり始めた十日町市の新たな担い手として、地域に立脚した観光や地域ブランド産品などのコミュニティビジネスに取り組む。

写真
© 雨田芳明

3 熊本県菊池市│菊地市企画振興課地域振興係/
菊池アートフェスティバル
“よそものの視点”から始まった過疎地域での
アートフェスティバル

文:田中健夫

総合計画で地域資源を活用した安心・安全な癒しの里づくりを掲げる菊池市。こうした施策を実現するための人材として2014年度から地域おこし協力隊の本格的採用をスタート(13年度は試験的導入)。隊員が取り組むべき領域を明確化し、「にぎわい創出プランナー」「移住・定住コンシェルジュ」「ブランド推進マネージャー」などを採用。地域おこし協力隊の拠点のひとつが旧龍門小学校で、16年度からアートとマルシェを合体した「菊池アートフェスティバル」を開催。

空間のエスプリ

写真
© Battersea Arts Centre

公立劇場の新しいあり方を提案する
英国バタシー・アート・センター(BAC)
文:田中伸子
バタシーに、旧市庁舎(1893年建設)の歴史的建造物を活用したBACが誕生したのが1974年。初代芸術監督を務めたのが、後にコミュニティーシアターの実践者として知られるようになるジュード・ケリー(81〜85)だった。その意思を受け継ぎ、2004年から芸術監督を務めるのがデイビット・ジャブだ。地域密着型の画期的なプロジェクトを立ち上げるとともに、子どもの居場所づくりなど多彩なプログラムを実施し、既存の劇場の概念を超えて地域住民の生活の場として見直し、大きな成果を上げている。(抜粋)

体験レッスン

写真
© 雨田芳明

ひと・アート・コミュニティが繋がる
キラリ☆ふじみの入り口事業に学ぶ
構成:大堀久美子
繋がりの場として地域に開かれた運営を行う富士見市文化会館キラリ☆ふじみ。芸術監督が子どもたちと遊ぶ「こどもステーション☆キラリ」、アウトリーチに特化した劇場付きカンパニー「ACT-F」、全館を活用してひと・アート・コミュニティが繋がる「サーカス・バザール」や「ふじみ大地の収穫祭」など地域の繋がりの場として開かれた運営を行うキラリ☆ふじみの入り口に事業を学ぶ。

座談会

写真 © 加藤 甫
提供:アーカスプロジェクト
実行委員会

レジデンスを考える
構成:進藤芳
アーティストが地域に滞在するアーティスト・イン・レジデンス(AIR)事業。制作を目的にしたもの、リサーチに重点を置くものなど、目的や展開の仕方にはさまざまなバリエーションがある。創造の力で地域に刺激をもたらす事業のあり方について考える。

SCOPE

写真 © 雨田芳明

沖縄県浦添市 市民ミュージカル『尚寧王』
行政力と市民力が手を携え、ご当地ミュージカルの創造に挑む
文:田中健夫
浦添市が2010年から取り組んでいる文化芸術振興事業の一環。ホールの演劇ワークショップがきっかけとなり、06年に結成された「浦添ゆいゆいキッズシアター」が中心となった地域の歴史をモチーフにした市民参加ミュージカル。

写真 © 雨田芳明

滋賀県大津市 「障害者の芸術文化を考える3日間」
福祉の現場から見る障碍者芸術の“今”
文:田中健夫
滋賀県で障害者の地域生活支援を行うとともに障害者芸術を推進してきた社会福祉法人グロー。グローの共催により毎年開催されている全国的なネットワーク会議「アメニティフォーラム」の一環として「障がい者の芸術文化について考える3日間」を開催。

イラストSCOPE

イラスト

子ども世代から継承のタネを蒔き、育む
岡山県奈義町「横仙歌舞伎」
文:奈良部和美/イラスト:田渕周平
江戸時代から「地下(じげ)芝居」と呼ばれる農村歌舞伎が盛んだった美作地方に伝わる岡山県重要無形民族文化財。1996年から歌舞伎専門職員を採用。こども歌舞伎教室、お囃子教室を開講し、衣裳、床山、義太夫などすべてを自前で賄う“横仙スタイル”で継承。

海外STUDY

リヨンのダンス政策
文:岡見さえ
フランスの文化において重要な位置を占めるリヨンの文化政策の現状を概観するとともに、メゾン・ドゥ・ラ・ダンスとダンス・ビエンナーレの成立の経緯、メゾン・ドゥ・ラ・ダンスの現在を紹介し、将来を展望する。

ページトップへ↑