当日の様子

「第19回地域伝統芸能まつり」 テーマ:躍る(おどる)

 各地の地域伝統芸能や古典芸能が一堂に会するイベント「第19回地域伝統芸能まつり」(地域伝統芸能まつり実行委員会、一般財団法人地域創造主催)が2月24日、東京都渋谷区のNHKホールで開かれた。日本の伝統芸能を継承する各地域の保存会等のメンバーたちが7演目を披露。直近10年間で最多の2684人の来場者は、力強く、華やかな各地の伝統芸能の競演に歓声をあげた。

なお、今回から、当日のNHKホールの模様を動画でご覧いただくことができるようになりました。まずは、全体で3時間を超える当日の模様を2分51秒にまとめたダイジェスト版をご覧ください。前半は、各出演地域の皆さんが来場者に対して地元の特産品や観光情報等をPRする様子について、後半は各演目の見どころや歓声をあげる来場者の様子について、それぞれテンポよく、閲覧していただくことができるのではないかと思っています。

 オープニングでは、この日の出演者が、地域伝統芸能まつりテーマ曲「曼陀羅21」にのって一斉に登場し、会場を活気づけました。

オープニング

 最初の演目は、岩手県盛岡市から「盛岡さんさ踊り」。「サッコラ チョイワヤッセ」の掛け声がリズミカルな太鼓の音色とともに、会場に響き渡り、ぴたりと揃った見事なフォーメーションに目が釘付けになりました。

  • 盛岡さんさ踊り

 次に登場したのは、熊本県熊本市から「熊本新町獅子舞」。赤と黄色の獅子舞が、ドラと笛の音に合わせて力強く舞いました。2頭の獅子が大きく首を振って踊る勇壮な姿に、引き込まれました。

  • 熊本新町獅子舞

 続いて、栃木県足利市から「八木節」。軽快なリズムに合わせて、コミカルで可愛らしい踊りを披露するのは、地元・足利女子高の創作ダンス部のメンバーたち。盆踊り唄の美声と女子高生ダンサー、足利八木節連合会の踊りがマッチし、独特の世界観を演出しました。

  • 八木節

 続いて、秋田県鹿角市から「花輪ばやし」。壮大で豪華絢爛な屋台が、舞台の上をゆっくりと旋回。腰抜け屋台と言われる屋台には床がなく、演奏者たちは歩きながら、太鼓のバチを高く掲げてのパフォーマンスを披露しました。華やかな屋台と陽気なお囃子に、現地を訪れたかのような雰囲気を体感しました。

  • 花輪ばやし

 そして第2部は、フェスティバルのもう一つの柱である古典芸能から始まりました。幕が上がると、ステージ上には能舞台が設置されています。今回は、狂言「呼声」(大蔵流)を、人間国宝の山本東次郎さんらが演じられました。分かりやすく楽しい演目に、自然と引き込まれました。

  • 狂言

 舞台は伝統芸能に戻り、山口県周南市から「三作神楽」。4人の舞人たちが、軽快なテンポで飛び跳ねたり、回転したりの踊りを見せました。ラストには吊るされた太綱を登って降りるアクロバティックな演技に息を飲みました。

  • 三作神楽

 そして、宮城県気仙沼市から「早稲谷鹿踊」。竹を割って結束した4メートル以上のササラを背中に立てた8頭の鹿が、腰に太鼓をさげ、頭には本物の鹿のツノをつけて、囃し手役の化け坊主と唄いながらステップを踏みました。ザザンコザンザンという独特の太鼓のリズムで躍動感を演出しました。

  • 早稲谷鹿踊

 最後に登場したのは、長崎県長崎市から「長崎くんち 龍踊」。舞台上には諏訪神社の桟敷が再現され、出演者が見守る中、全長20㍍、総重量150㌔の龍体が、龍踊独特の音楽「唐楽拍子」にあわせ、まるで生きているかのように、勇ましくエキゾチックに舞台を泳ぎました。アンコールを意味する「もってこーい」の掛け声が鳴りやまず、会場の熱気は最高潮に達しました。

  • 長崎くんち 龍踊

 興奮冷めやらぬ中、全出演者が「まつり」のてぬぐいを振ってのフィナーレ。客席からは、出演者の方々への敬意と今後への期待を込めた盛大な拍手が惜しみなく送られ、第19回地域伝統芸能まつりは幕を閉じました。

フィナーレ

地域情報PRコーナー

 ホール2階の客席ロビーには「地域情報PRコーナー」を設置し、各出演団体の地元地域のパンフレットの配布や地元自慢の特産品のグッズの販売等を行いました。
今回は、7ブース(熊本県熊本市、長崎県長崎市、山口県・周南市、栃木県足利市、宮城県、岩手県盛岡市、秋田県鹿角市)が出展。どのブースもたくさんの方にご利用いただき、地域への理解をより深めていただきました。

当日のアンケートに寄せられたご意見

  • ・それぞれの演目の皆さんが熱演されていて良かった。
  • ・皆さんが全力でやっている姿が素晴らしかった。
  • ・地方の伝統芸能を継承する人たちの熱意に心打たれた。
  • ・とても楽しく拝見した。
  • ・来年もぜひ来たいと思った。
  • ・まだ知らない伝統芸能があり、各々の良さを生で観て感じることができました。
  • ・大変楽しめました。これからも続けていって欲しい。
  • ・各地域の力強さを感じ、つなげる大切さを思った。
  • ・1日に複数の地方伝統芸能を見られてよかった。めったない機会だった。
  • ・これを見て現地に出向いて、生で見たくなった。

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