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1、イベントの目的等 全国を代表する地域伝統文化及び地域伝統芸能が一堂に会するイベントの開催によって、地域伝統芸能等についての国民の再認識を促し、地域伝統芸能等の保存活用や、そのことを通じた地域の活性化に関する国民的機運を盛り上げることを目的としています。 具体的には、地域伝統芸能等の実演にあわせ、地域の祭りを守るため懸命に努力している人々の姿や、地域伝統芸能等を守る活動を通じ地域の人々が助け合い、自分達の足元を見つめ直し、地域の活性化を図ろうとしている、その現実の姿を広く国民に伝えていきます。このことにより、地域伝統芸能等への認識を新たにするとともに、地域に生きる人々の地域活性化にかける意識を一層高め、全国的な地域活性化の機運を大いに盛り上げていきたいと考えています。 このイベントは、毎年度テーマを設定し、複数年にわたり開催する予定です。 |
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2、イベント開催の経緯 「21世紀に向けて、日本の文化的伝統や日本的価値を見つめ直し、日本人のアイデンティティーを改めて見直すとともに、地域住民が郷土を愛し、郷土に誇りと親しみを持って地域づくりに取り組む機運を盛り上げる必要がある。」との問題意識のもと平成10年度に「歴史的遺産・伝統文化の活用による地域おこし懇談会」(梅原猛座長)が設置されました。 同懇談会は、歴史的遺産等の活用による地域おこしの意義や、その推進のための具体的プログラムについて提言を行いましたが、この提言の中で、全国的な機運の高まりにつなげていくためのイベントの開催が提案され、今回の実施につながったものです。 |
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3、イベントの概要 今年のテーマである「怨霊」は、日本各地に伝わるほとんどすべての祭りの本質につながっています。 また近年では、若者たちの間でも、怨霊は新たなブームとなっています。 全国イベントの初年度に当たる今回は、この怨霊をテーマに、全国各地の地域伝統芸能等を取りあげることとしています。 具体的には、梅原座長をはじめとする委員等による解説を交えながら、地域伝統芸能等の実演に加え、映像資料等を活用し、祭りのクライマックスに至る準備の過程なども映し出し、暮らしの中で地域伝統芸能等を守ろうと汗をかいている住民の姿、その努力の様子を届けることとしています。 また、地域伝統芸能等と古典芸能の関係、相互の継承・発展の状況等について知ってもらうため、地域伝統芸能等と能・狂言等の古典芸能を同じ舞台で競演してもらい、しかも新作「古典」芸能の実演により古典芸能が現代に生きていることを伝えるなど、日本文化の深みに入り込む、新しい試みです。 |