| 2月26日 |
|南大塚の餅つき踊り|石井の七福神|笑い講|狂言「居杭」大蔵流| |北之幸谷の獅子舞|文楽人形「ロック曽根崎心中」|御諏訪太鼓| |
| 2月27日 |
|徳重大バラ太鼓踊り|古典万歳−伊勢万歳、加賀万歳、伊予万歳−|八戸えんぶり| |琉球舞踊|歌舞伎舞踊「お祭り」|本地の花笠踊り|三原やっさ踊り|大蛇山| |
| ・地域情報PRコーナー |
| ・当日のアンケートに寄せられたご感想 |
| 第5回 地域伝統芸能まつり テーマ「福」 |
日本各地で受け継がれている地域伝統芸能や古典芸能を紹介している「地域伝統芸能まつり」。5回目を迎える今年は、応募総数が1万4千通を上回るたくさんのご応募をいただきました。ご応募をいただきました皆様、誠にありがとうございました。当日は、両日とも晴天に恵まれ、多くの来場者を迎えることが出来ました。さて、今年はテーマ「福」にまつわる各地の地域伝統芸能の中から14の地域伝統芸能をご披露いただきました。 また、今回の地域伝統芸能まつりでは初登場の歌舞伎舞踊や狂言、文楽人形とロックのコラボレーションなど17演目で実施されました。 |
| 【司会】 |
司会は、今回初めてとなるNHKの石澤典夫アナウンサーと女優の三田寛子さんでした。石澤アナの落ち着いた語り口と三田さんのやさしい笑顔と話しぶりで、各地の地域伝統芸能をわかりやすく、親しみやすく紹介していただき、会場のお客様を地域伝統芸能の世界に引き込んでくださいました。 |
| ■第1日 2月26日(土) 午後3時開演 |
| 会場内が暗くなり、勇壮な御諏訪太鼓でオープニングが始まりました。その後「地域伝統芸能まつり」のテーマ曲「曼荼羅21序章」にあわせて、各地の地域伝統芸能を披露していただく皆さんが登場。紅白の鮮やかな手拭いを振りながらの入場に、客席からも大きな手拍子がおこっていました。 |
| 南大塚の餅つき踊り<みなみおおつかのもちつきおどり> 〔埼玉県川越市/南大塚餅つき踊り保存会〕 |
南大塚の餅つき踊りは、江戸時代、子どもの成長を祝うオビトキ祝い(七五三)に餅つき踊りの人たちに頼んで餅つきを行ったのがはじまりです。今でも新成人の門出を祝う行事として地元で親しまれています。臼を引きずりながら餅つきを行う「ひきずり餅」など面白い所作やおめでたい唄を交えながら披露されました。つきあがった餅は、司会のお二人にも配られていました。
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| 石井の七福神<いしいのしちふくじん> 〔福島県二本松市/石井芸能保存会〕 |
二本松市の石井地区に伝えられる正月の予祝行事です。仮装した七福神次々と舞い込んで祝福の寿ぎをします。道化役が、おどけたしぐさで注連縄と蚕のまぶしを編み、稲作、養蚕が順調に進行することと豊饒を祈願します。今回は、さらなる福がご来場の皆様に来ますよう併せて祈願していただきました。
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| 笑い講<わらいこう> 〔山口県防府市/小俣八幡宮「笑い講」講中〕 |
防府市大道小俣地区に伝わる大歳祭りです。正装をした講員の方が対座し、大声で三度笑いあいます。この時の笑いようが本物でないと審判役が洗面器を「カン」とたたき、やり直しになります。正装からの突然の大笑いとやり直しの決まったときの講員の方のがっかりする様は、会場にも笑いを呼び寄せてくれました。司会の三田寛子さんの飛び入り参加もあり、とても楽しい笑いの神事でした。
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| 狂言「居杭(いぐい)」大蔵流 〔出演:山本東次郎、山本則直、山本稟太郎〕 |
清水の観音から姿の消える頭巾を授かった子ども「居杭」が繰り広げるちょっとファンタジックな演目です。山本東次郎さんの解説の中で豊臣秀吉と前田利家と徳川家康が演じたことが紹介されるなど狂言の世界の奥深さの一端を感じ取っていただけたのではないでしょうか。長いせりふの多い居杭を熱演していた子方(子役)の山本稟太郎くんにも大きな拍手が送られていました。
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| 北之幸谷の獅子舞<きたのこうやのししまい> 〔千葉県東金市/本地獅子連〕 |
九十九里平野のほぼ中央に位置する北之幸谷地区に伝わる獅子舞です。悪疫病魔の退散、五穀豊穣の祈願と感謝を込めて300年以上伝承されてきました。今回のクライマックスは高さ約10メートルの梯子を使った梯子登りです。黄色と緑の2匹の獅子舞が梯子で舞う場面は圧巻でした。
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| 文楽人形「ロック曽根崎心中」 〔構成・作詞 阿木燿子/Vocal 宇崎竜童、尾崎亜美/人形役割 桐竹紋寿・吉田文吾〕 |
近松門左衛門の名作をロックと文楽のコラボレーションにより構成したものです。まつり実行委員会の委員である山折哲雄さんから「曽根崎心中」についての解説の後、演じられました。27年前に初演されたとは思えない構成の新しさと文楽人形の細やかな表現力の素晴らしさを改めて感じることができた演目でした。
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| 御諏訪太鼓<おすわたいこ> 〔長野県岡谷市/御諏訪太鼓保存会〕 |
御諏訪太鼓は諏訪大社の太々神楽、鼓舞楽として伝承されてきました。老若男女20人以上の演奏は、川中島の合戦で将兵の士気の鼓舞をはかったと言われるのが納得できるとても勇壮なものでした。特に80歳代の小口大八さんとこどもたちにはひときわ大きな拍手が送られていました。
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| ■第2日 2月27日(日) 午後3時開演 |
| 徳重大バラ太鼓踊り<とくしげおおばらたいこおどり> 〔鹿児島県伊集院町/徳重大バラ太鼓踊保存会〕 |
鹿児島の3大行事である「妙円寺詣り」の時に徳重神社で毎年奉納されています。直径1.5m、重さ30キロの大太鼓が特徴的です。勇壮な中にも大太鼓の踊り手が円を描いて回りながら将棋倒しとなる「マクリ」といわれるユーモラスな場面もあり会場を沸かせていました。汗びっしょりになっていた出演の皆さんに暖かい拍手が送られていました。
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| 古典万歳(伊勢万歳〔三重県鈴鹿市/村田社中〕、加賀万歳〔石川県金沢市/加賀万歳保存会〕、伊予万歳〔愛媛県松江市/伊予万歳双葉会〕) |
万歳は正月に家々を訪問し、五穀豊穣・無病息災などその家や家人が長寿繁栄するようにと、歌い舞う民間芸能で、現在の「漫才」のルーツでもあります。今回は浄瑠璃を題材とした段物で人気の高い伊勢万歳、能楽の影響を受けユーモアの中にも品がある加賀万歳、「豊年踊り」や扇を巧みに配置し、全国の名所の松の風情を数え歌で作っていく「松づくし」が好評な伊予万歳の3つの団体に福を届けていただきました。(写真は左から伊勢万歳・加賀万歳・伊予万歳)
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| 八戸えんぶり<はちのへえんぶり> 〔青森県八戸市/売市えんぶり組〕 |
えんぶりは年の初めに豊年満作を祈る民俗芸能です。えんぶりという名称は田んぼの土をならす「エブリ」という農具からきたものとされています。まつり実行委員会の委員である鈴木健二さんによる実際の「エブリ」とVTRを見ながらの解説の後、実演して頂きました。こどもたちの熱演にひときわ大きな拍手が送られていました。
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| 琉球舞踊<りゅうきゅうぶよう> 〔沖縄県那覇市/玉城流翔節会〕 |
琉球芸能は、中国皇帝からの使者を歓待するために宮廷芸能として受け継がれてきました。今回は、「中里節」、「鳩間節」、「四つ竹」が披露されました。琉球王朝時代から受け継がれてきている優雅な踊りにより、会場内は一時、沖縄色に染まっていました。
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| 歌舞伎舞踊「お祭り」 〔出演:坂東三津五郎ほか/浄瑠璃:清元清寿太夫ほか/三味線:清元榮三ほか〕 |
歌舞伎舞踊は「地域伝統芸能まつり」では今回が初めてとなります。この「お祭り」は文政9年(1826年)に市村座で初演された三変化舞踊「再茲歌舞伎花轢」(またここにかぶきのはなだし)の中の一幕です。江戸の赤坂日枝神社で行われる祭礼を仕切る鳶頭の粋でいなせな様子を描いたもので、坂東三津五郎さんの熱演に大きな拍手が沸き起こっていました。
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| 本地の花笠踊り<ほんじのはながさおどり> 〔広島県北広島町/本地花笠踊保存会〕 |
北広島町本地地区に伝わる花笠踊りは、地面近くまでたれさげた大きな花笠に女装の出で立ちで緩やかに優雅に踊ることが特徴です。戦国時代、敵の城を攻める際に部下を女装させ太鼓に武器を隠して敵を油断させたという故事もあります。大きな花笠をかぶった数人の踊り手がゆったりと回る様は、さながら万華鏡をみているような美しさでした。
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| 三原やっさ踊り<みはらやっさおどり> 〔広島県三原市/三原やっさ踊り振興協議会〕 |
三原やっさ踊りは、戦国時代に築城の完成を祝って地区の人たちが踊り出たことが始まりといわれています。踊りのはやしことばが「やっさ、やっさ」となったことから「やっさ踊り」と呼ばれています。司会の三田寛子さんにも参加していただき、祭り気分も一気に盛り上がっていました。
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| 大蛇山<だいじゃやま> 〔福岡県大牟田市/おおむた「大蛇山」まつり振興会出展委員会〕 |
大蛇山は、祇園信仰と水神(大蛇)信仰の二つの要素が絡み合い、300年以上前に始まったと言われるこの地方(三池街道沿い)独特の行事です。毎年7月の祭りでは20山以上が一同に会する盛大なものになっています。勇壮な楽・囃子が鳴る中、長さ10メートル以上重さ2tもの大蛇の山車が登場すると、会場はその迫力に呑み込まれていました。
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| 【地域情報PRコーナー】 |
「地域伝統芸能まつり」恒例になりました「地域情報PRコーナー」ですが、今回はNHKホールの2階北ロビーに加え、2階正面ロビーにもエリアを拡大しました。地域伝統芸能等の地元13団体に参加していただき、各地の伝統芸能や観光等の地域情報や特産品等のPRを行っていただきました。開演前、休憩中を中心に多くのお客様にお越しいただき、とても盛況でした。
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| 当日のアンケートに寄せられたご感想 |
| ● | 伝統的な芸能に子供や青年が携わっていた事に感動しました。日本の伝統文化の大切さをもっと多くの人に理解してもらえるようになると嬉しく存じます。 |
| ● | 司会のお二人が明るくて楽しくて良かった。 |
| ● | 代々引き継がれ保存されていることに感激しました。日本人として改めて伝統について考えさせられ楽しい一日でした。 |
| ● | 古典芸能等なかなか観る機会が少ない物等が気軽に見ることの出来る良い催しだと思います。続けて欲しいです。 |
| ● | 日本各地にこんな素晴らしい伝統芸能が残っていたのを初めて今日知りました。とても良いイベントだと思います。これからも続けて欲しいです。 |
| ● | 伝統芸能がある所で育った人、住んでいる人がうらやましい。子供達にも経験させたかったと思いました。 |
| ● | 日本にこのようなすばらしい伝統芸能があることを嬉しく誇りに思う。有難うございました。 |
| ● | 日本各地の面白い祭りを目の前で拝見できて大変嬉しく思います。またテーマどおり「福」が自分の心の中で感じられたようです。 |
| ● | 歴史と伝統の重みにふれて感謝です。伝統を守ることは大変でもがんばってください。 |
| ● | 出演者の皆さんありがとうございました。 |
| ● | 初めての経験。馴染みの薄かったジャンルだけに極めて興味深かった。 |
| ● | 初めて観たので地方の文化に漬かった感じで充実でした。 |
| ● | とても感動しました。全国にはこんなにも多くの歴史的な芸能がある事は、日本の大切な文化だと思いますので、絶えることなく次代まで残って欲しいです。 |
| ● | 初めて観ました。今後も地域に光が当たる催しをどんどん取り入れてください。活き活きとした日本を取り戻そう。 |
| ● | とても楽しく観ました。元気をもらいました。 |
| ● | 沢山の福をいただきました。有難うございました。感動。 |
| ● | 出演者の皆さんの熱心さに胸が熱くなりました。 |
| ● | 各々の演目に歴史や地理、文化を感じた。方言が聞けて良かった。 |
| ● | 本物が観れたことは素晴らしい。 |