出演古典芸能 地域伝統芸能まつり


半能「融 酌之舞(とおる しゃくのまい)」  [2/11上演]

京都六条、河原の院を訪れた僧の前に現れた潮汲みの老人が語る懐旧の想いと廃墟を照らす月光に浮き上がる融大臣(とおるのおとど)の霊による栄華の舞。融大臣は光源氏のモデルとも言われ、『古今集』の紀貫之の和歌と、その説話的要素を加えた歌物語です。出演:梅若六郎ほか



講談「め組の喧嘩」 一龍斎貞水(いちりゅうさいていすい) [2/11上演]

講談 一龍斎貞水「め組の喧嘩」は文化2年に実際に起きた騒動を元にしてできた講談です。命を張って火消しをする事に誇りを持っていた江戸の町火消しと力士との間で些細なことから小競り合いが生じ、ついにはめ組以外の大勢の火消しや話を聞きつけた力士たちまでもが集まり大乱闘に・・・

一龍斎貞水プロフィール・・・1939年東京生まれ。55年、芸名「貞春」で初高座。66年、真打昇進。六代目一龍斎貞水を襲名。2002年重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。
テレビ・ラジオなどにも多数出演するなど、多方面で活躍する異色の講談師。



雅楽(舞楽)「胡徳楽(ことくらく)」 [2/12上演]

雅楽(舞楽)「胡徳楽」雅楽は、現存する合奏音楽としては世界最古と言われています。平安貴族にとって、雅楽は最高の遊びのひとつで、また当時の天皇も雅楽を楽しんでいました。雅楽には「管絃」「舞楽」及び「歌物」の三つの演奏形態があり、舞楽は、音楽と共に奏する舞をいいます。今回は、酒宴をテーマとした舞楽「胡徳楽」をご紹介いたします。出演:天王寺楽所 雅亮会(てんのうじがくそ がりょうかい)



狂言「蝸牛(かぎゅう)」 [2/12上演]

主人の祖父のために、長寿の薬と言われる蝸牛(かたつむり)をとってくるよう言いつけられる太郎冠者、しかし、太郎冠者は蝸牛がどんなものか知りません。主人に教えられた蝸牛の特徴を頼りに、藪にやって来た太郎冠者は・・・。出演:茂山逸平、茂山宗彦、茂山茂ほか