出演古典芸能 地域伝統芸能まつり


平曲(平家琵琶) 「平家物語より 祇園精舎/先帝御入水」 [2/24上演]

平家物語は元来、琵琶という楽器を伴奏として語る語り物音楽の詞章でした。今回は平家物語の全巻を通じて流れる思潮を端的に表現した名句「祇園精舎」と源平最後の合戦となった壇ノ浦における、安徳天皇御入水の場面「先帝御入水」を取り上げます。出演:須田誠舟(すだせいしゅう)



狂言「節分」 [2/24上演]

節分の夜、夫が出雲大社に詣でている間、一人で留守番をしている妻のところへ、蓬莱の島から鬼がやってきます。その妻に一目ぼれした鬼は彼女の気を引こうと歌を歌ったり、踊りを踊ったりと涙ぐましい努力をします。しかし鬼の誘いに乗るつもりのない妻は・・・。出演:山本則俊、山本則重(大蔵流)



半能「鵺 白頭(ぬえ はくとう)」 [2/24上演]

「平家物語」の源頼政、鵺退治の逸話から採られた正体不明の怪物の物語。猿の頭、狸の胴体、虎の手足、尾は蛇という異形の鳥で頼政に退治されうつほ舟に入れられ、淀川に流されるあはれな様を描きます。今回は半能形式で、後半部分をご覧いただきます。出演:金剛流宗家 金剛永謹(こんごうひさのり) 他



日本舞踊 清元 申酉(さるとり) [2/25上演]

文政9年、清元斉兵衛作曲で三代目坂東三津五郎が踊った「雨茲歌舞伎花轢」の三段返しの下の巻。粋な芸者が祭の若い者を手玉にとって踊る所がミソで、ほんのりと色気をにじませて、いかにも江戸の気っぷを感じさせます。出演:藤間紫 他