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出演古典芸能

素狂言「萩大名」(大蔵流) [2/26上演]

狂言の装束を着けず、座って言葉だけで演じる素狂言。近年上演される新しい形の狂言です。在京中の大名は太郎冠者の知人で美しい庭のある家に行くことになります。ただし、そこを訪れた者は和歌を詠むことが条件となっていました。和歌の苦手な大名は太郎冠者と秘策の和歌(七重八重九重とこそ思いしに十重咲き出る萩の花かな)を練り、庭を訪ねます。亭主の自慢の庭に、美しく咲き誇る萩の花を見て大名は、はたして和歌を詠めるのでしょうか。

[出演]茂山千作 ほか

能「紅葉狩 鬼揃」 (観世流) 短縮版 [2/26上演]

平維茂は信州戸隠山で紅葉狩りをする美女たちと出会い酒宴に招かれます。美しく謡舞う美女たち、楽しい宴の酒に眠りにつく平維茂の夢枕に石清水八幡宮に使える武内の神が現れ、美女たちは鬼神であることを告げ、一振りの太刀を授けます。深更におよんで、美女たちは鬼神の本性を現します。前半は美しい女の面、後半は鬼の般若の面と、形相がかわり紅葉の宴は、紅の戦にかわる変化にとんだ能で、今回は美しい鬼女が大勢出る鬼揃の演出で上演します。

[出演]梅若玄祥 ほか

狂言「六地蔵」 (大蔵流)[2/27上演]

辻堂を建てた田舎者が六地蔵を作ってもらおうと都にやってきます。その田舎の者に、仏師だという男が声をかけてきます。ニセの仏師とは気付かずに六地蔵をお願いした田舎者。翌日、六地蔵を渡すといわれた因幡堂にやってきます。ニセ仏師は仲間とともに六地蔵に化けて田舎者を騙しますが、田舎者も拝むうちにその正体に気が付きます。見ることが少なくなった六地蔵ですが、寺院の門前や路傍にまつられているお姿を見ることができます。

[出演]山本東次郎 ほか

半能 「石橋(しゃっきょう) 大獅子」 (観世流)[2/27上演]

大江定基は出家し寂昭法師と名乗り、インド中国に渡り、仏教の霊場・清涼山に着きます。千尋の谷にかかる石の橋を渡ろうとしたとき、その目前に文殊菩薩の化身の獅子が現れます。獅子は石橋に咲き誇る牡丹に戯れ舞います。白獅子、赤獅子の親子獅子の演出で、勇壮で神秘的な獅子の舞が繰り広げられます。今回は半能という能の後半だけを演じる形の上演で、観世流宗家、親子での出演でお送りいたします。

[出演]観世清和、三郎太(親子) ほか

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