出演古典芸能

能 「安達原あだちがはら」 短縮版

熊野の山伏・阿闍梨祐慶一行は修行の途中、陸奥・安達原(現在の福島県二本松市)で一夜の宿を借ります。主の女は、枠桛輪(糸車)で糸を巻き取る様子を見せ、この糸巻きのように輪廻を繰り返す人の世を嘆きます。やがて女は「決して閨(寝室)を覗かないように」と言い残し、薪を取りに出かけます。閨の中がどうしても気になる能力(山伏の従者)が山伏の寝たのを見計らい覗くと、そこには山のような人の死骸が。ここは安達原の鬼のすみかであったかと逃げ出す一行を、正体を現した鬼女が追いかけます。激しい攻防の末、鬼女は祈り伏せられ姿を消すのでした。

出演:大槻 文藏 他

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