地域創造

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地域伝統芸能まつり

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出演地域伝統芸能

1日目[2/21]因幡の傘踊り箱根仙石原湯立獅子舞銀鏡神楽真野音頭加賀鳶はしご登り山北棒踊り

2日目[2/22]火伏せの虎舞隠岐国分寺蓮華会舞六斎念仏踊り花みこし


因幡(いなば)の傘踊り(鳥取県 鳥取市) [2/21上演]

因幡の傘踊りは、100個の小鈴をつけ美しく彩った長柄の傘を使い、唄にあわせて傘を回転させながら振り回す、真に勇壮で動きの激しい踊りです。江戸末期、因幡地方が大旱魃(だいかんばつ)になり、これをみかねた老農夫が三日三晩冠笠を振り回して踊り、雨乞いの祈願をしたことが起源といわれます。今日の傘踊りの形は、明治の中頃に国府町高岡の山本徳次郎が、冠笠を長い柄の傘に代えて振り付け、創作したもので地区の青年たちに受け継がれています。


箱根仙石原湯立(ゆだて)獅子舞(神奈川県 箱根町) [2/21上演]

江戸時代から続く、国選択無形民俗文化財に指定されている箱根仙石原の湯立獅子舞。毎年3月27日に仙石原の諏訪神社で行われます。神事の後、境内で神楽が舞いを奉納します。煮立った釜の湯を神楽が笹の葉でかき回し、その湯花を参拝客に振りかける「釜巡りの舞」では、湯花をかけてもらうと一年間無病息災といわれています。


銀鏡(しろみ)神楽(宮崎県 西都市) [2/21上演]

銀鏡神楽は、銀鏡地区に伝わる夜神楽で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。神楽は、33番からなり、12月14日の夕方から15日の翌朝にかけ、夜を徹して舞われます。中でも32番目で舞われる「シシトギリ」は、猪の通った足跡をたずねる様子を映したもので、焼畑と狩猟が生活の柱であった時代のこの地域の暮らしをよくあらわしています。


真野(まの)音頭(新潟県 佐渡市) [2/21上演]

佐渡島には今もなお数多くの芸能が残されていますが、その中でも特に異彩を放つのが真野音頭です。踊りの好きな者が家内安全無病息災を願い、重いもので120キロというお地蔵さんを背負い、踊り明かしたことが始まりとされる真野音頭は、人々の信仰の強さを今に伝える貴重な踊りといえます。300年の歴史があり、豊田音頭ともいわれています。


加賀鳶(かがとび)はしご登り(石川県 金沢市) [2/21上演]

加賀鳶はしご登りは、日本のはしご登りの元祖といわれています。江戸時代、火消しが火災現場で高いはしごを立て、頂上から火事の状況や風向きなどを 確かめたことが始まりで、さらには高所での作業を行うための訓練のためにも行われたといわれています。 火消し達は威勢と気魄を信条に、身軽な仕種と熟練した技をもって、消防の重要さを住民に訴える役割も担っていました。 現在まで伝統の継承と後継者育成が行われ、出初式や百万石まつりなどで、その技が披露されています。


山北棒踊(やまきたのぼうおど)り(高知県 香南市) [2/21上演]

7代土佐藩主の重臣、山内規重が山北に蟄居させられていたとき、家臣たちが近くの若者たちを集め、棒術を披露したのが始まりといわれ、約300年の歴史があります。白装束にたすきがけ、山内家の家紋鉢巻姿の青年たちが木遣り節にあわせて、電光石火の早業で棒を相打つ様は実に勇壮です。毎年11月18日香南市香我美町山北の浅上王子神社で奉納されます。


火伏(ひぶ)せの虎舞(宮城県 加美町) [2/22上演]

加美町旧中新田地区は、春先、強風のために大火に見舞われることが度々ありました。約600年前、「雲は龍に従い風は虎に従う」の故事にならい、虎の威を借りて風を鎮め、火伏せを祈願、奉納したのが始まりと伝えられます。現在は無火災祈願のため4月29日、多くの虎舞組が出て舞っています。町内を色鮮やかな山車と虎が練り歩き、各家の防災と家内安全を祈願します。


隠岐(おき)国分寺蓮華会舞(れんげえまい)(島根県 隠岐の島町) [2/22上演]

隠岐国分寺蓮華会舞は、奈良から平安時代にかけて大陸文化が盛んに輸入された頃の芸能です。一度都に入り、宮中や全国の主な寺社で舞われた宮廷舞楽の流れを汲む大変貴重な伝統芸能といえます。明治以前は120種の舞が五年に一度、催されていましたが、一時中断を余儀なくされました。その後復活し、現在は七つの舞いが伝承されています。平成19年に本堂の大炎上で、面、衣装、舞具全てを失いますが、会員の努力により復元しました。


六斎念仏(ろくさいねんぶつ)踊り(京都府 京都市) [2/22上演]

六斎念仏踊りは、平安時代に空也上人が始めたとされる「踊り念仏」が起源とされ、民衆に仏教を広めるため六斎日に市内を鉦や太鼓を打ちながら念仏を唱え踊ったことが、今に伝えられています。近世以降は、大衆性を多分に取り入れたものとなり、演目数の増加と共に芸能化がすすみました。昭和58年には国の重要無形民俗文化財に指定され、現在、いくつかの保存団体が、京都の寺社を中心に活動しています。(出演:中堂寺六斎会の皆さん)


花みこし(岐阜県 美濃市) [2/22上演]

4月12日、13日に行われる美濃まつりで登場する花みこし。うだつの上がる町並みを、ピンクに染められた和紙の花をつけた花みこし約30基が乱舞します。この花みこし一基あたり、約10万枚から12万枚の花で飾られています。 江戸時代の雨乞い行事「町騒ぎ」で、各町内が様々な物を造り、担いだのが始まりで、昭和初期に紙の花をつけた細長い竹をみこしの屋根に飾り付けることで統一され、現在の形になったといわれています。

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