一般社団法人 地域創造

アーツセンター情報

北海道・東北

●札幌芸術の森・アートホール(札幌市)
 
〒005 北海道札幌市南区芸術の森2丁目75番地 財団法人札幌芸術の森
Tel.011-592-5111 [担当]松井寛
95年6月27日全面オープン
大規模リハーサル室としてのアリーナおよび大・中・小の練習場からなる複合施設。練習機能が中心であるが、アリーナは公開練習などに対応できるよう、周囲に固定席を常設。フロアの可動席と合わせれば、最大700席のホールとして使用が可能である。運営面では、全日の利用であれば24時間使えるなど、柔軟な使用方法を設定している。また、毎年夏に開催される「パシフィック・ミュージック・フェスティバル」など、国際的な事業の会場としても利用する。
 
[ホール客席数]約700席(アリーナ)
[室数]大練習室1室、中練習室1室、小練習室6室、ピアノ練習室1室
[設計者]北海道開発コンサルタント
 
●しるべっと(中標津町総合文化会館)(北海道中標津町)
 
〒086-11 北海道標津郡中標津町(なかしべつちょう)東二条南3丁目
Tel.01537-3-1131 [担当]平松英次
95年7月1日開場
2つのホール、図書館、ギャラリーが一体となった複合施設。ホールについては、住民による支援組織「カルチャーネットワーク」が企画立案。その企画毎に町の人による実行委員会を、結成し、実施していく自主事業など、住民主体の運営を目指している。オープニング企画として、町の校長先生が書いたエッセイを題材に、脚本、演出、音楽からキャスト、裏方に至るまで、すべて町の人が行うミュージカル「僕のチケット」の上演を予定。
 
[ホール客席数]1016席・306席
[設計者]北海道日建設計

北陸・中部

●入善町下山芸術の森・アートスペース(富山県入善町)
 
〒939-06 富山県下新川郡入善町下山(にゅうぜんまちにざやま)364-1
Tel. 0765-78-0621 [担当]長縄宣
95年4月15日開場
取り壊し計画のあった赤レンガの水力発電所を町がゆずり受け、アートスペースに改造した「発電所美術館」。展示室には、発電所時代のタービンや直径約4メートルの導水管が意図的に残されており、オープニングの現代抽象彫刻家、篠田守男の個展でも、導水管の中を金属製のトンボが飛ぶなど、アーティストを刺激する展示空間となっている。運営については、収蔵品を極力持たずに、年4回程度の個性的な企画展により展開する。「芸術の森」の全体計画としては、今後アトリエ、アートハウスなどを順次整備し、創造性を兼ね備えた総合的な芸術拠点を目指す。
 
[展示スペース]490m2
[設計者]三四五建築研究所 矢後勝
 
●中島町文化センター・能登演劇堂(石川県中島町)
 
〒929-22 石川県鹿島郡中島町(なかじままち)字中島甲部130番地
Tel. 0767-66-2323 [担当]山田理平
95年5月12日開場
10年間、この町で合宿稽古を続けてきた「無名塾」の仲代達矢が監修したホール。施設内容においても、演じる側として仲代達矢の意見を十分に反映させており、広い舞台、奥行の短い客席など、演劇に適したホールとなっている。特徴的なのは、舞台の背が開閉できること。壁面を開ければ、舞台裏の庭、さらにその向こうの山までが借景できる。自主事業については、1300人友の会会員を有する能登演劇堂振興協会が企画・運営。年1回の無名塾公演をはじめ、演劇中心に事業を実施する。
 
[ホール席数]651席
[設計者]浦建築研究所

近 畿

●森のこもれびホール(奈良県黒滝村)
 
〒638-02 奈良県吉野郡黒滝村(くろたきむら)寺戸395 黒滝村教育委員会
Tel. 074762-2314 [担当]前田茂
95年7月開場予定
村おこしに熱意のある人々で組織された「村づくりプロジェクトチーム」が、ホールの建設を企画。コンセプトづくりから建築家との交渉までをすべてこのチームにより実施してきたホール。施設は、約200人収容のアリーナとそのまわりに配された和室から成るフリースペースで、自在な利用が可能。都市部の劇団やサークルの練習場として使ってもらい、その練習や成果発表を通して新たな文化の創造や都市部との交流を目指す。
 
[ホール席数]約200席 
[設計者]渡辺豊和建築工房

九州・沖縄

●北九州市立大手町練習場(北九州市)
 
〒803 福岡県北九州市小倉北区大手町11番4号
Tel. 093-583-5533 [担当]木戸安信
95年7月1日開場
市民の練習場不足を解消するためにつくられた音楽・演劇などの練習専用の施設。大・中・小の練習室が計11室。中練習室のうちの1室は前面鏡張りで、演劇・舞踊などの練習に適している。このほか、録音・録画室も備え、デモテープの収録などもできる。利用時間は9時~22時。特殊な利用形態として年間定期利用(月2回以上1年間通じて利用)、短期定期利用(月2回以上3~6ヵ月間利用)などの使用方法を設定している。なお、北九州演劇祭の事務局は6月からこの練習場内に移された。
 
[室数]大練習室1室、中練習室2室、小練習室8室
[設計者]安井建築設計事務所

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