一般社団法人 地域創造

アーツセンター情報

北海道・東北

●森舞台(登米町伝統芸能伝承館)(宮城県登米町)
 
〒987-07 宮城県登米郡登米町(とよままち)寺池上町42
Tel. 0220-52-2496(教育資料館) [担当]大友惇
96年6月1日オープン
約230年の伝統を受け継ぐ「登米能」など、地域の伝統芸能の活動拠点としてつくられた能舞台。樹齢200年以上のモミジやしだれ桜に囲まれた、美しい環境に立地。地元産出の玄昌石を舞台屋根のスレートに用いているのが特徴。建設総額は約2億2000万円。屋根つきの見所(観客席)は、壁をすべてガラス張りとし、回りの美しい景色を取りこんでいる。屋外観覧席の下部には、展示室兼稽古場を設置。昼は、能面や装束などを一般公開し、夜は稽古場として利用される。オープニングは、薪能『竹生島』を演能。見所では「能面幽玄展」を開催。9月には、秋祭の宵祭で薪能を演能する。
 
[収容人数]500人
[設計者]隈研吾建築都市設計事務所

関 東

●かめありリリオホール(東京都葛飾区)
 
〒124 東京都葛飾区亀有3-26-1 リリオ館
Tel. 03-5680-2222 [担当]大嶋正
96年6月1日オープン
亀有駅前再開発ビルにつくられた中規模ホール。演劇・ポップスに適した多目的ホールで、さまざまな演出が可能な広い舞台とワンスロープの見やすい客席が特徴。柿落としは、JAYWALKのコンサート。演劇では、初演となる朗読劇『時代小説を読む~江戸の人たち~』をはじめ、南アフリカ黒人音楽劇『アシナマリ』や歌舞伎などをオープニングとして行う。住民参加事業としては、6月の土・日曜に「リリオ・フリーステージ」を開催。主催事業の部では、3日間で900名もの住民が舞台に上がる。
 
[ホール席数]610席
[設計者]住宅・都市整備公団

近 畿

●虎姫町生きがいセンター(滋賀県虎姫町)
 
〒529-01 滋賀県東浅井郡虎姫町(とらひめちょう)大字宮部3445
Tel.0749-73-2273(虎姫町教育委員会) [担当]野口・藤辺
96年6月1日オープン
ホール、図書館、福祉・保健センターの複合施設。3つの施設に取り囲まれた中央部に、きのこ状の屋根をもつ共通エントランスホールと「水の庭」が配されている。「すいせん館」と名づけられたホールは、住民利用主体の多目的ホール。町の伝説「虎御前」の物語をテーマにした緞帳が印象的。オープニングでは、子どもからお年寄りまで楽しめるように、コンサート、漫才、人形劇など多彩な企画を実施。今後とも幅広いジャンルの公演を実施し、住民が集う「ふれあいの場」をめざす。
 
[ホール席数]304席
[設計者]豊建築設計事務所
 
●宇治田原町総合文化センター(京都府宇治田原町)
 
〒610-02 京都府綴喜郡宇治田原町(うじたわらちょう)大字岩山小字沼尻46-1
Tel. 0774-88-5851 [担当]谷村富啓
96年6月1日オープン
ホール、図書館などの複合文化施設。野外ステージを備えた広場と一体的に整備されている。多目的ホールの「さざんかホール」は、住民が気軽に使用できる規模を考え、席数を400席に設定。ロビーや通路はギャラリーとしての使用も可能。緑茶の発祥の地であることから、「お茶」をテーマにした郷土資料室も備える。オープニングは、杉谷昭子ピアノリサイタル、京都市交響楽団コンサート、桂米朝一門会など幅広い企画を実施。
 
[ホール席数]400席
[設計者]日匠設計

中国・四国

●日南町総合文化センター(鳥取県日南町)
 
〒689-52 鳥取県日野郡日南町(にちなんちょう)霞785番地
Tel. 0859-77-1111 [担当]藤原郷史
96年6月5日オープン
ホール、美術館、図書館の複合施設。「さつきホール」は、多目的の502席。美術館は、同町出身の画家足羽俊夫の作品を中心に展示。ほかに、同町縁の作家、松本清張・井上靖の自宅の一室を再現した展示室などをもつ。オープニングには、同ホールの名誉館長でもあるジャズクラリネット奏者の北村英治を学長に、プロが実技指導を行う滞在型レッスン「ミュージックキャンプ in 日南 '96」を開催。柿落としの北村英治コンサートでは、日南町に捧げた新曲『Close to azalea』も披露される。映画鑑賞会「日南シネマクラブ」や友の会「ワクワク倶楽部」など、サポーター組織も充実。
 
[ホール席数]502席
[展示スペース]956m2
[設計者]山下設計関西支社

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