一般社団法人 地域創造

講座・シンポジウム・募集等

ネットワーク・トピックス

 

●ネットワーク
C-WAVEが贈るミュージカル 『プリマ・ドンナ』
東九州の中小規模の文化会館のネットワークC-WAVEが提供するスイセイ・ミュージカル公演。出演は、岡まゆみ、白川和子、おりも政夫、高岡健二ほか。
[会場・日程]西都市民会館(2月10日)、門川町総合文化会館(11日)、弥生町民会館(12日)、安心院町文化会館(13日)
[問い合わせ]門川ふるさと文化財団 Tel. 0982-63-0002

 

●トピックス
舞台芸術フェア開催
2月16日から18日まで、10月にオープンした新国立劇場開場記念として「舞台芸術フェア」が開催されます。舞台芸術のつくり手である劇団、演奏集団などの芸術団体やプロダクションの制作スタッフ、プロデューサー、実演家、そして各地の劇場・ホールの担当者、自治体の文化担当者などが集い、情報交換を行い、交流を深めるイベントです。

 

メイン会場の新国立劇場のホワイエおよび2階プロムナードにおいて、芸術団体や関係団体がブースを出展し、活動のPRを行うほか、隣接する東京オペラシティタワーでは関連するセミナー、シンポジウム、コンサートなどが開催されます。

 

○主なセミナーなど
「聴衆・観客拡大のためのマーケティング」「公立館の公演ネットワークを充実させるために」など9つのテーマで公立文化施設と芸術団体の関係者が意見交換を行う<テーマ&トーク>のほか、「公演事業に関する法的課題」「舞台芸術と国際交流」など9つのセミナーが開催されます。

 

○入場パス
3日間有効の入場パスは、前売り当日とも1000円(ただし、一部プログラムは事前申し込み、別途料金が必要な場合があります。詳細は下記までお問い合わせ下さい)。

 

○問い合わせ先
舞台芸術フェア事務局:芸団協・芸能文化情報センター
〒163-14 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー11F
Tel. 03-5353-6606 Fax. 03-5353-6614

 

*公立文化施設担当者の参加申し込みはTel. 03-5353-0321(公文協・芸術情報プラザ)まで
[主催]社団法人全国公立文化施設協議会、社団法人日本芸能実演家団体協議会
[共催]財団法人新国立劇場運営団体ほか
[協力]国際交流基金、財団法人地域創造
[協賛]東京オペラシティビル株式会社、日本電気株式会社Big love・VAN販売本部ほか

 

●voice
京劇俳優の鍛えられた技と熱い志に感動
横浜市文化振興財団/横浜市吉野町市民プラザ事業担当 石野克彦

 

 横浜市吉野町市民プラザでは去る10月25日に、レクチャー&パフォーマンス「これが京劇だ!」の公演を盛況のうちに終了することができました。この解説と実演を組み合わせた企画は、過去歌舞伎版で3回にわたり行って好評を博し、いつか京劇でも行いたいと考えて、ようやく実現したものです。

 

 今回は公演の3週間前にプレ講座として、出演俳優の張紹成さんらを講師に、京劇の歴史・約束事などをスライドやビデオを交えて講義していただいたこともあって、期待感が高まるなかで本公演を迎えました。当日、第一部でメイク・舞台衣裳の着付けなど、知られざる楽屋風景を質問を受けながら公開。第二部では、見事に変身した俳優たちが見せる暗闇での大立ち回り、鍛えられた技が圧巻の舞台で、満員の場内は溜息の連続でした。終演後、エレベーター脇で出演俳優の方々が舞台衣裳のまま立って、帰りの観客の方々と交歓しながら、見送っていた姿が印象的でした。

 

 もと中国京劇院俳優の張さんは、次のように語ってくれました。「日本で自分の道を見い出そう、日本で可能性を、と来日を決心しました。日本は国際的な国だから、芸術に対して自分の使命感が果たせると。京劇は人類共通の文化になると思うから」

 

 その熱い志に強い感銘を受けると同時に、はたして日本はこのような想いを抱いて来日した人たちの期待に応えるだけの内実を、持ち合わせているのだろうかと自問せざるを得ませんでした。

 

 なお、この公演の様子は、NHK衛星放送BS-1『アジア情報交差点』のなかで11月29日に紹介されたほか、月刊『婦人公論』1月号のグラビアページでも掲載されました。

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