一般社団法人 地域創造

アーツセンター情報

中国・四国

 

●建部町文化センター(岡山県建部町)

 

〒709-3142 御津郡建部町(たけべちょう)建部上899
Tel. 0867-22-9111 [担当]矢内和子
99年2月26日オープン
町制30周年記念として旭川のほとりに建設された複合施設。生涯学習施設と温泉プール等の健康増進施設を併設。大ホールは、プロセニアム形式の多目的型。客席と舞台が可動式の小ホールは、町民に幅広く活用してもらう。開館記念として、宗次郎作曲『ASAHIに向かって』と、ロックに編曲した地元民謡『新編旭川高瀬舟唄』を含むCD『旭川』を制作し、館内にBGMとして流す予定。2年前結成のホールボランティア「仕事人焔(ほむら)」50人を核として地域に開かれたホールを目指す。今年、町民対象に住民参加によるホール運営のための研究会を開催する。

 

[オープニング事業]中村紘子ピアノコンサート(2月27日)
[施設概要]大ホール(678席)、小ホール(208席)、リハーサル室、楽屋3、多目的室7、温泉プール、軽運動室
[設置・運営者]建部町
[設計者]山下設計関西支社

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●世界初、アジア近現代美術の専門美術館、博多に誕生!

 

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 3月6日、アジアの交流拠点都市を目指す福岡市に、新たにアジア近現代美術を専門とする「福岡アジア美術館」が、オープンする。場所は、市の中心部、下川端地区の再開発ビル「博多リバレイン」の7、8階。福岡市美術館が、1979年の開館以来、5年ごとに開催してきた「アジア美術展」で蓄積したコレクションや情報を受け継ぎ、より充実した活動を展開する。特に、交流事業に力を入れ、美術を通じたアジアとの交流拠点を目指す方針だ。

 

 そうしたコンセプトを実現するため、美術館には、様々な交流事業が可能なスペースが設けられている。制作する様子をガラス越しにライブで見ることができる交流スタジオ、滞在制作展用の交流ギャラリー、多目的に利用可能なミニホール「あじびホール」など。開館後は、毎年数名のアーティストを招聘して半年ほど滞在してもらい、その間公開制作や市民との共同制作、学校に出向いての授業なども展開する計画だ。

 

 オープニングを飾るのは、前述の「アジア美術展」を発展させた「第1回福岡アジア美術館トリエンナーレ1999」だ。開館を機に3年ごとの開催とし、会期を3カ月に延長、交流事業も充実させる。第1回のテーマは「コミュニケーション~希望への回路」。アジア21カ国・地域の55人のアーティストが約200点の作品を出品する。アーティストは、学芸員等の担当者がアジア21カ国すべてに赴き、地元のキュレーターの協力を得てセレクトした。会期中は、公開制作、ワークショップなど様々な交流イベントが、館内にとどまらず周辺地域で公開、実施されることになる。

 

 交流イベントに参加する25人は、会期を通じて約1カ月間福岡に滞在する。ぶらりと博多を歩けば、さまざまなアジアのアーティストの作品に直に触れることができ、アーティストと一緒に作品をつくることもできてしまう。ちょっと、アジアの「いま」と出会いに博多まで足を伸ばしてみたくなりませんか?

 

●福岡アジア美術館

◎3月6日オープン
〒812-0027 福岡市博多区下川端町3-1 博多リバレイン リバーサイト7、8階 Tel. 092-263-1100(学芸課)
[オープニング事業]第1回福岡アジア美術館トリエンナーレ1999(第5回アジア美術展)「コミュニケーション~希望への回路」(3月6日~6月6日)
[施設概要]企画ギャラリー(1005m2)、アジアギャラリー(1111m2)、美術情報コーナー、彫刻ラウンジ、交流スタジオ、交流ギャラリー、あじびホール(140席)、招待者用研究室3
[設置・運営者]福岡市
[設計者]日建設計・観光企画設計者・都市未来ふくおか・西日本技術開発設計共同企業体

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