一般社団法人 地域創造

アーツセンター情報

関東

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●埼玉県三芳町

三芳町文化会館「コピスみよし」
〒354-0041 入間郡三芳町藤久保1100-1
Tel. 049-259-3211 伊勢亀邦雄

 

◎4月21日オープン

三芳町で初めての文化会館。愛称に付けられた“コピス”とは雑木林のこと。「うるおい」と「ふれあい」をコンセプトにした多目的ホールで、503席の「ホール」と100名ほど収容できる「ミニホール」、レストラン、会議室などがある。鑑賞の場としてだけでなく、町民の文化・芸術活動の柱となる会館を目指している。
[オープニング事業]「錦織健メモリアル・リサイタル」、ふるさときゃらばんミュージカル『瓶ヶ森の河童(しばてん)』ほか
[施設概要]ホール(503席)、ミニホール(約100名収容)、楽屋3室、レストラン、会議室2室ほか
[設置・運営者]三芳町
[設計]株式会社現建築設計室

 

近畿

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●兵庫県伊丹市

「みやのまえ文化の郷」・伊丹郷町館
〒664-0895 伊丹市宮ノ前2-5-28
Tel. 0727-72-5959 坂上義太郎

 

◎2001年6月24日オープン

伊丹市街地の北部約4000m2に広がる「みやのまえ文化の郷」は、市立美術館や日本三大俳諧文庫のひとつである(財)柿衞文庫などが立地する文化ゾーン。その一画に残る古い酒造など3軒を改修した「伊丹郷町館」が昨年6月にオープン。“新町家”は工房や展示室のある市立工芸センターとして改装したほか、日本最古の酒蔵があり、国指定重要文化財の“旧岡田家住宅”は酒造りの歴史展示場として活用。県の文化財で江戸時代後期の商家である“旧石橋家住宅”にはクラフト作家の作品を展示・販売するショップをオープン。
[施設概要]
 旧岡田家住宅(店舗・酒蔵):酒蔵は照明・音響装置を備え、150名収容の多目的ホールとして活用。
 旧石橋家住宅:句会・茶会など文化活動の場として活用。「郷町SHOP」も。
 新町家・伊丹市立工芸センター:多目的工房、企画展示室ほか
[設置者]伊丹市
[運営者]伊丹市文化振興財団

 

 

●「試しながら、じっくり演劇を創る空間」~せんだい演劇工房 10-BOX

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 地域に演劇を根付かせることを目的に、(財)仙台市市民文化事業団が行っている「劇都(ドラマティック・シティ)仙台」事業。プロデュース公演、ワークショップ、仙台演劇祭、井上ひさしや平田オリザを選考委員とする「第1回仙台劇のまち戯曲賞」など、さまざまな事業を展開しているなか、待望の演劇練習施設「せんだい演劇工房 10-BOX」がいよいよ6月1日にオープンする。
 仙台市若林区の「旧卸町勤労青少年ホーム(アスピア卸町)」の建物を再利用し、新たに敷地内に分棟を建設。「試しながら、じっくり演劇を創る空間」を提供する。

 「大小さまざまな練習場があり、本読みの段階から照明、音効を入れて、本番さながらに稽古できる部屋まで揃っています。また、全国的にも珍しい、大道具をつくることのできる作業場・工房や、制作室、資料室、演劇づくりに関する相談も可能な情報交換スペースなど、製作面での支援もできる造りになっています」(工房長・劇団麦主宰・熊谷盛氏)
 施設計画や運営にあたっては、2001年1月から行政と演劇関係者が協働で公開ワークショップを重ねてきた。その結果、「公演前の連携利用や定期利用などニーズに合わせた利用形態や、数カ月分の一括申し込み受付、24時間の利用など、使いやすい、柔軟な運用が可能に。また、仙台でトップクラスの舞台技術者がスタッフとして常駐しています」。
 さらに敷地内の福祉施設「のぞみ苑」との共同事業も視野に入れ、社会に貢献する演劇の可能性を探っていきたい、と熊谷氏は語る。
 市内に80もの劇団がある“演劇都市”、仙台。新たな拠点として、熱い注目を集めている。

 

●せんだい演劇工房10―BOX
[オープン日]2002年6月1日
[所在地]〒984-0015 仙台市若林区卸町2-12-9 Tel. 022-782-7510
[設置者]仙台市
[運営者](財)仙台市市民文化事業団
[施設概要]大練習場(214.2m2)、中練習場(音響・照明あり、129.6m2)、小練習場3室、ウォーミング・アップ室、作業場・工房、倉庫
[オープニング事業]市民のための劇場講座、24時間お笑い公演、モデル利用「舞台を創る6週間」演劇公演、シンポジウム「劇のまちシンポジウム「演劇の冒険」「空間の祝杯」、井上ひさし演劇学校、平田オリザ劇のまち戯曲講座ほか

 

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