一般社団法人 地域創造

「芸術見本市2002東京」「アジア舞台芸術祭2002東京」いよいよ開催

 アジアで初の開催となった2002FIFAワールドカップでは、世界中から選手、サポーターが日本に集結し、多くの感動を生みました。その余韻が覚めやらぬなか、今度は世界中からアーティストが東京に集い、舞台芸術を通じて人々に感動を呼ぶことになるかもしれません。前号のレターでもお伝えしたとおり、今年は恒例の「芸術見本市2002東京」に加え、「アジア舞台芸術祭2002東京」が共同開催されます。
 8月19日より21日まで東京国際フォーラムで行われる見本市は、演劇、ダンス、音楽などの舞台芸術団体、劇場・ホールなどの公演主催者あるいは自治体などの芸術文化政策担当者が集い、舞台芸術に関わる人と才能、情報などの流通を行うことを目的としています。その関連企画として地域創造と全国公立文化施設協会(公文協)では、「文化が地域をつくる」「これからの公共ホール・求められる公共ホール」「地域の資源と文化の新たな出会い~これからの事業展開を考える」をテーマに、下記のとおりシンポジウムを開催します。奮ってご参加ください(参加を希望される方は事前にお申し込み願います)。
 また、見本市では、宝塚歌劇、劇団四季、歌舞伎座の実務担当者が営業戦略や観客創造の手法など紹介する「観客創造へのアプローチ」、制作者側から助成金申請の手順や、公共ホールでの上演のノウハウを紹介する「助成金と旅公演のテクニック」なども開催されます。このほか、「公共ホールで上映するデジタルシネマの未来を考える」と題して、映画プロデューサーの新藤次郎氏や映画監督の崔洋一氏らが、経済産業省が公共ホールで行った映画プロジェクトについて議論するシンポジウムも企画されています。
 都内各所で行われる「アジア舞台芸術祭2002東京」では、アジア各都市から選りすぐりの舞台が集結します。BeSeTo演劇祭に参加した演出家の李六乙による新作『偶人記』(北京)をはじめ、野村万之丞プロデュース・演出による『真伎楽』や、京劇の手法を取り入れた『リア王』(台北)など全10作品が上演される予定です
 ほかにも、会場の雰囲気を盛り上げるアジア屋台や大道芸などが企画されています。この機会にぜひ「芸術見本市2002東京」「アジア舞台芸術祭2002東京」に足をお運びくださいますよう、お願い申し上げます。
●芸術見本市2002東京、アジア舞台芸術祭2002東京に関する問い合わせ
アジア舞台芸術祭/芸術見本市実行委員会事務局
Tel.03-5333-8580 Fax.03-5333-8578
※フォーラムPASS(8月19日~21日、3日間有効):前売3,000円、当日3,500円

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