一般社団法人 地域創造

「第4回地域伝統芸能まつり」のご案内

まもなく開催!
各地の個性豊かな地域伝統芸能が一堂に結集

 

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 毎年多くの方々に日本各地で脈々と受け継がれている地域伝統芸能や古典芸能を紹介している「地域伝統芸能まつり」。4回目となる今年度は2月14日、15日の両日、渋谷のNHKホールで開催されます。今回のテーマは「変化(へんげ)」。祭りの中にあって、登場するだけで空間を「非日常的」なものへと劇的に変えてしまう、変化という「常ならぬもの」は不可欠な存在です。そんな変化をテーマに北は岩手県遠野市から南は沖縄県宜野座村までの10地域から、地域伝統芸能と3つの古典芸能をご紹介します。

 「地域伝統芸能まつり」の名物となっている“祭り”としては、関東3大奇祭のひとつといわれる茨城県龍ケ崎市の「撞舞(つくまい)」が登場します。高さ約14メートルの柱の上で、全身暗緑色の「雨がえる」と呼ばれる舞男がアクロバティックな離れ業を披露するところは最大の見せ場です。また2日目に登場する石川県輪島市の「御陣乗太鼓」は、樹の皮の仮面に海藻の頭髪という出で立ちで勇壮な戦太鼓を披露します。

 古典芸能については、2年ぶりに梅原猛氏の新作スーパー狂言『王様と恐竜』が登場します。第1回の『ムツゴロウ』、第2回の『クローン人間ナマシマ』に続くスーパー狂言3部作の完結編として、茂山千作(人間国宝)、茂山千之丞が出演します。また、同じく2年ぶりとなる瀬戸内寂聴尼の『(くちなわ)』は、瀬戸内尼にとって第2回に紹介した『夢浮橋』に続く2作目の新作能です。これは仏教説話集を取材した小説をもとにしたもので、梅若六郎(観世流)が演出、シテ(主役)を務めます。

 また、「地域伝統芸能まつり」としては今回初めて古典落語を取り上げます。古典落語は江戸時代から庶民に親しまれてきた笑いの伝統芸能であり、笑いの中で独自の世界をつくり上げる芸には高度な芸術的表現力を必要とします。出演は、古典を尊重しつつ現代感覚の解釈と歯に衣着せぬ毒舌で独自の人気を保つ立川流家元の立川談志師匠です。

 ほかにも、全国的に有名な新潟県佐渡の「佐渡おけさ」や「鬼太鼓(おんでこ)」、かわいい子どもたちのキツネ踊りが登場する大分県姫島村の「姫島の盆踊り」など、さまざまな地域伝統芸能が登場します。また、ホール北ロビーでは、地域を紹介するブースが出展され、各地域の情報発信や物産品の販売などが行われる予定です。

 なお、ご観覧希望の方は、葉書による申し込みが必要となりますので、必ず1月21日(水)の締切までに下記の方法に従ってご応募ください(ハガキによる申し込みが必要です)。

 

●観覧申し込み方法「地域伝統芸能まつり」の観覧は無料です。

【応募要領】官製往復はがきに
(1) 郵便番号
(2) 住所
(3) 氏名
(4) 年齢
(5) 電話番号
(6) 入場日(2月14日、15日のいずれかを記入。両日希望の場合は、それぞれ別にお申し込みください)
(7) 入場希望者数
を明記の上、下記事務局までお送りください。1枚につき2名まで入場できます。未就学児も1名といたします。返信はがきには自分宛の住所、氏名を記入してください。
【応募先】〒160-8555 東京都新宿区舟町7-6-704 地域伝統芸能まつり事務局
【応募締切】2004年1月21日(水)必着 ※応募多数の場合は抽選。発表は本人に直接通知いたします。
【お問い合わせ】ハローダイヤル 03-5777-8600

 

●第4回地域伝統芸能まつり

[日程]2月14日、15日
[会場]NHKホール(東京都渋谷区)
[主催]地域伝統芸能まつり実行委員会、財団法人地域創造

[後援]総務省、文化庁、NHK

 

●地域伝統芸能まつりに関する問い合わせ

地域創造総務部事業課 大平・園田 Tel. 03-5573-4056

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