一般社団法人 地域創造

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講座・シンポジウム

 

舞台芸術の創造・普及・劇場シンポジウム2004

 

劇場の社会的役割や舞台技術に関するシンポジウム。講師・パネリストは平田オリザ、伊藤久幸(新国立劇場)、高萩宏、市來邦比古(世田谷パブリックシアター)、山海隆弘(彩の国さいたま芸術劇場)ほか。
[日程]7月26日~8月1日
[プログラム]「劇場と観客」(7月26日)、「子どもと文化芸術の出会いをコーディネートする」(27日)、「劇場の社会的役割」(28日)、「ジョイント・ストック(セミナー)」(29日)、「舞踊コンテンポラリーが未来を拓く」(30日)、「創造芸術における舞台技術スタッフの役割」(31日)、「舞台芸術の実演(ワークショップ)」(8月1日)
[会場・問い合わせ]俳優座劇場 Tel. 03-3470-2880

 

 

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●公立ホール史に残る神奈川県立音楽堂の
  開館50周年記念事業続々

 戦後間もなく、日本初の本格的なコンサートホールとして設立された神奈川県立音楽堂は、優れた音響をもつホールとして、延べ1万3千回の公演を行ってきた。その歴史ある音楽堂が、今年11月に開館50周年を迎える。音楽堂では昨年から3年間を50周年記念期間として数々の公演を実施。メインイヤーにあたる今年度は記念事業として6公演を予定している。
 その第1弾が、能『求塚』を題材に制作した音楽堂委嘱作品『生田川物語』。脚本は詩人の大岡信、音楽は現代音楽の一柳慧が担当し、能の観世榮夫(演出も)、狂言の野村万作、茂山逸平、三宅右近が流派を越えて出演する意欲作。加えて、ガムランや声明を修めたヴォーカリストの桜井真樹子が参加し、井上有一の書も作品に取り込むなど、日本の伝統と現代を融合させた新しい舞台となる。
 「近年の公演はクラシックコンサートやリサイタルがほとんどでした。それで記念事業では、音楽堂50年の歴史を踏まえ、日本の伝統芸能を題材とした新しい取り組みにチャレンジしました」(神奈川県立音楽堂・中野仁詞さん)
 ほかにも、音楽堂の歩みを振り返る公演ポスター、パンフレットなどの展覧会、大友直人指揮、東京交響楽団によるベートーヴェン演奏会などの記念事業を開催。来年2月には、28年ぶりにオーケストラピットを復活させ、オペラを上演する。
 「音楽堂にはクラシックのメッカというイメージがあると思いますが、これからは施設を最大限に活用し、多彩なジャンルの公演を実施していく予定です。音楽堂の新しい可能性を追求していきたいと思っています」(中野さん)

 

委嘱作品『生田川物語』~能『求塚』にもとづく
[日程]8月8日
[会場]神奈川県立音楽堂
[問い合わせ]神奈川芸術文化財団 Tel. 045-263-2567

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