一般社団法人 地域創造

アーツセンター情報

●神奈川県横須賀市

横須賀美術館
〒239-0813 横須賀市鴨居4-1
Tel. 046-845-1211
http://www.yokosuka-moa.jp/

◎2007年4月28日オープン

市制100周年記念事業として、三浦半島の東端に位置する県立観音崎公園内に開館。三方を山に囲まれ、緑を背景に青い海を望む美しい風景の中にある。ガラスで覆われた建物は、全国初の資質評価(QBS)方式によって選ばれた山本理顕により設計されたもので、「環境全体が美術館」というコンセプトのもと、建物の約半分を地下に埋め込むことにより建物の高さを低く抑え、周囲の景観と調和させている。1985年より市が収集してきた作品に加え、96年に朝井閑右衛門、98年に谷内六郎の作品の大規模な寄贈を受け、コレクションの核が形成された。2002年から展覧会、ワークショップ、イベントなどを開催し、開館後も年間5~6本の企画展開催と、4回の所蔵品展示替えを行っているほか、ワークショップや展覧会関連イベントを定期的に行い、07年10月には開館半年を待たずに来館者25万人、展示観覧者10万人を達成した。ボランティアシステムや、学校のニーズに合わせてさまざまなコースを設けた学校向け鑑賞プログラムの実施など、きめ細かな事業運営を行っている。

 

[オープニング事業]《生きる》展 現代作家9人のリアリティ、近代日本美術を俯瞰(ふかん)する
[施設概要]地下2階・地上2階、延床面積12,095.15m2(展示ギャラリー、ワークショップ室、図書室、屋上広場、谷内六郎館、駐車場ほか)
[設置者]横須賀市
[管理・運営者]横須賀市教育委員会
[設計者]山本理顕設計工場

●兵庫県三田市

三田市総合文化センター 郷の音ホール
〒669-1531 三田市天神1-3-1
Tel. 079-559-8100
http://sanda-bunka.jp/

◎2007年7月1日オープン

三田市民会館の老朽化に伴って立て替えられたホール。一般公募により、「郷の音ホール」という愛称を選定。音楽アドバイザーに三枝成彰を迎え、プロフェッショナルな視点からの企画立案、構成を目指す一方、地域の文化団体やNPOなどとの連携を深め、地域に根ざした自主事業に取り組む。オープニング事業では、三田市在住の和太鼓奏者と彼指導のもと練習を積み重ねた三田市民による和太鼓、そして狂言師やひちりき、オーケストラ等多彩な奏者との競演が行われた。8月には開館1周年を記念して、兵庫県内から出演者を募集し5月から練習を重ねる市民とプロの俳優による市民演劇・三田交響曲『夏ざくら』の公演を予定。

 

[オープニング事業]郷の音ホールこけら落し公演「競演!和太鼓とオーケストラ」
[施設概要]大ホール1000席、小ホール369席、リハーサル室、展示室、練習室3室、会議室3室ほか
[設置者]三田市
[管理・運営者]ジェイコム・グループ
[設計者]株式会社日本設計

●沖縄県

浦添市てだこホール
〒901-2103 浦添市仲間1-9-3
Tel. 098-942-4360
http://www.tedakohall.jp/

◎2007年4月28日オープン

てだこ広場、浦添市美術館、浦添市立図書館など文化関連施設が集中する浦添カルチャーパークの一角に整備。同パーク内にある市民会館の老朽化に伴い、新たに設置されたホール。大ホール棟、小ホール棟(2008年6月オープン)、生涯学習棟の3棟から成り、大ホールは障がい者用のイヤホンを備えたバリアフリーや親子観覧席も設置。オープンして以来、市民に頻繁に利用され、昼と夜に別団体が利用することで稼働率150%となる月も。館長は、前沖縄コンベンションセンター館長で、声楽家、民族音楽研究者でもある比嘉悦子。管理運営は、民間5団体(国際ビル産業・インディボンドネットワークス・ワークステージラボ・沖縄コングレ・オーシャンヘルスコーポレーション)によるジョイントベンチャー「ティダ・コミュニケーションズ&リレーションズ」が担う。ホール名の「てだこ」は、浦添の方言で「太陽」の意味。

 

[オープニング事業]浦添市民音楽祭「太陽の継承(ティダヌケイショウ)」
[施設概要]大ホール(1001席)、練習室、多目的室、マルチメディア学習室、小ホール(300席)ほか
[設置者]浦添市
[管理・運営者]ティダ・コミュニケーションズ&リレーションズ(2006年11月~2011年3月まで指定管理)

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