一般社団法人 地域創造

地域創造理事長新年の挨拶

 

あけましておめでとうございます。

2010(平成22 )年1月吉日
財団法人地域創造

 

昨年中は当財団事業にご支援とご協力をいただき、誠にありがとうございました。
引き続き本年も、関係団体、関係者の皆様にお力添えをいただきながら、気持ちも新たに事業に取り組んでまいります。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2010年1月~3月 地域創造事業スケジュール
当財団では年度末まで、全国各地でさまざまな事業を展開しております。ぜひ足をお運びください。

1月
●公共ホール音楽活性化事業(山形県白鷹町/28日~30日)
●公共ホール音楽活性化支援事業(静岡県沼津市/14日~16日、福岡県宮若市/28日~30日、石川県珠洲市/29日~31日)
●公共ホール音楽活性化アウトリーチ・フォーラム事業(徳島県/21日~3月7日)
●公共ホール現代ダンス活性化事業(鹿児島県鹿屋市/18日~24日、山梨県笛吹市/25日~31日)
●公共ホール現代ダンス活性化事業全体研修会&公開プレゼンテーション(東京都・東京芸術劇場/6日~7日)
●公共ホール演劇ネットワーク事業「たいらじょうの世界」(長崎県佐世保市/11日~16日、福岡市/19日~24日)
●公立美術館巡回展支援事業「白髪一雄展」(愛知県・碧南市藤井達吉現代美術館/23日~3月14日)
●地域の公立美術館ネットワーク事業「アートの今・岡山 2009」(岡山県・奈義町現代美術館/10日~2月10日)

2月
●ステージラボ鹿児島セッション(鹿児島県・宝山ホール/2日~5日)
●公共ホール音楽活性化事業(三重県多気町/4日~6日、大阪府河内長野市・京都府城陽市/5日~7日、岡山県真庭市・高知県高知市/18日~20日)
●公共ホール音楽活性化支援事業(千葉県四街道市/12日~14日、北海道中標津町/17日~19日、山口県阿武町/18日~20日、埼玉県入間市・山梨県笛吹市/24日~27日)
●公共ホール現代ダンス活性化事業(長野県茅野市/9日~15日)
●公共ホール現代ダンス活性化支援事業(福井県坂井市/3日~10日)
●地域伝統芸能まつり(東京都・NHKホール/27日~28日)

3月
●公共ホール音楽活性化事業(和歌山県日高川町/4日~6日、高知県土佐清水市/5日~7日)
●公共ホール音楽活性化支援事業(宮崎県新富町/3日~5日、大分県日田市/12日~14日、鹿児島県鹿屋市/18日~20日)
●公共ホール現代ダンス活性化事業(東京都八王子市/8日~14日)
●公共ホール現代ダンス活性化支援事業(北海道深川市/23日~28日)
●雑誌「地域創造」第27号(25日発行)
●東京芸術見本市2010(東京都・東京芸術劇場/1日~4日)
●地方都市オーケストラフェスティバル事業(東京都・すみだトリフォニーホール/20日~28日)

知事・市町村長の皆様へ
文化・芸術の「拠点づくり」で元気なまちづくりを
財団法人地域創造理事長 林 省吾

 知事・市町村長の皆様に、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 当財団は、「地域の文化・芸術活動を支援することにより地域の振興を図る」という設立の使命を果たすべく、本年も知事・市町村長の皆様のお役に立てるよう最大限の努力をいたす覚悟でありますので、引き続きご指導とご理解をよろしくお願いいたします。

 元気で創造性豊かな地域社会を実現するためには、文化・芸術活動の充実が不可欠と考えております。国においては、「劇場法(仮称)」の制定が超党派で議論されておりますが、この動きも踏まえつつ、今後の財団運営に当たり、次の点を皆様と共に念頭に置いて参りたいと考えております。

 

1.まちづくりの総合的な戦略となる「文化・芸術振興ビジョン」の確立を
 社会経済構造の変化に対応し、創造性豊かで元気な地域社会を創ってゆくためには、地域の歴史と伝統に支えられた文化・芸術活動を中心としたまちづくりの総合的な戦略が不可欠です。

 

2.文化・芸術活動の「行政効果」について理解と確認を
 文化・芸術活動は、単なる一分野の活動ではなく、現在地域社会が抱えている諸問題に対する「総合的な処方箋」であり、防災・防犯・教育・医療・福祉・地場産業・まちづくり等に対する効果的な行政手段です。このことを関係者が理解し、アートを活用しながら地域を挙げた総合的な取り組みが展開されることを期待します。
  特に、次代を担う児童・生徒に対する教育効果は絶大で、支援を充実して参ります。

 

3.各地域の文化・芸術活動の中核となる「拠点づくり」を
 以前から、地域の文化活動の質を高め効果的に事業を実施するため広域的な連携を支援して参りましたが、そのためには、中核となる拠点が不可欠です。地域内のネットワークの中心となり、質の高い企画と事業が実施できる体制づくりを支援して参ります。

 

4.「地域密着型の人材」の確保を
 地域に密着した活動のできる専門的な人材の登用、特に市民・生徒を対象にした広範囲な地域の教育活動が展開できる体制づくりを期待します。また、関係者の研修事業を充実いたしますが、各地域においては「地域文化コーディネーター」の養成・配置が急務です。

 

 以上4点を、新年の課題と考えています。
 当財団が、地域の活性化にお役に立つことを念じながら、ご挨拶とさせていただきます。

 

2010年1月

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