一般社団法人 地域創造

公共ホール演劇ネットワーク事業(平成22年度『さらっていってよピーターパン』スタート、平成23年度事業説明会・演劇セミナー報告)

平成22年度公共ホール演劇ネットワーク事業『さらっていってよピーターパン』スタート

 平成22年度の公共ホール演劇ネットワーク事業が7月、兵庫県立尼崎青少年創造劇場ピッコロシアターから始まります。この事業は、複数の公共ホールが連携して演劇の手法を活かした地域交流事業(学校へのアウトリーチと一般向けワークショップ)と公演を実施する約1週間の滞在型プログラムです。今年度はピッコロ劇団が地元兵庫県尼崎市と、愛知県豊田市、千葉県館山市の3カ所を巡ります。
  上演作品は、前劇団代表の別役実氏が劇団のために書き下ろした『さらっていってよピーターパン』。誰もが知っているピーターパンとは一味違った、歌あり、踊りあり、笑いありの“子どもも楽しめる大人の童話“をお届けします。学校へのアウトリーチや一般向けワークショップでは、日ごろから地域の学校等でワークショップに取り組むピッコロ劇団の俳優が、演劇の手法を使った遊びを通してコミュニケーション能力や創造力を引き出すプログラムを実施します。

Photo04.jpg
『さらっていってよピーターパン』(2006年ピッコロ劇団公演より)

平成23年度公共ホール演劇ネットワーク事業の事業説明会・演劇セミナーを開催しました

 平成23年度事業実施に向けた公共ホール演劇ネットワーク事業の事業説明会(4月20日)、演劇セミナー(21日)を地域創造で開催しました。事業説明会では、参加いただいた25団体に対して、3つの公共ホールから当事業で実施したいアウトリーチや演劇公演について、カンパニーの方と共にプレゼンテーションをしていただきました。
  演劇セミナーではまず、この事業に対する理解を深めていただくことを目的に、『どくりつこどもの国』で平成21年度に全国4カ所で事業を実施した劇団太陽族主宰、アイホールディレクターの劇作家・演出家の岩崎正裕さんと事業参加団体から財団法人三重県文化振興事業団の松浦茂之さんに、21年度の取り組みについて、映像を交えながら具体的にアウトリーチのポイントの解説、下見の重要性、アウトリーチの可能性等についてお話いただきました。
  「アウトリーチを行う際には、地域ごとの子どもの特質を下見段階から把握するように努め、到達点をこちらがあらかじめ設定するのではなく、当日も臨機応変に子どもに合わせて設定し直しながら進めていくことが重要である」という岩崎さんの言葉が印象的でした。
  続くゼミでは、富良野メセナ協会の篠田信子さん、ミュージアム・エデュケーション・プランナーの大月ヒロ子さんをお迎えして、地域をよく知り、地域資源をどういう手法で活用し、協働できるかなど、その地域に沿った事業の経験談をお話いただきました。その後、グループに分かれて、「自分の地域において演劇のアウトリーチを行う意義や必要性について」というテーマで講師を交えての意見交換を行い、感じたこと、考えたことを全員の参加者から発表していただきました。
  公共ホールが演劇の手法を活用したアウトリーチを行うことの可能性について、実際の現場での話やグループワークを通じて、参加者それぞれが考えることができたのではないでしょうか。

Photo05.jpg

●平成22年度公共ホール演劇ネットワーク事業『さらっていってよピーターパン』スケジュール(予定)
・ 7月13日~25日/兵庫県立尼崎青少年創造劇場ピッコロシアター
・ 9月13日~19日/豊田市民文化会館
・ 9月27日~10月3日/千葉県南総文化ホール

●公共ホール演劇ネットワーク事業に関する問い合わせ
芸術環境部 古田・齋藤
Tel. 03-5573-4076

カテゴリー

ホーム出版物・調査報告書地域創造レター地域創造レターバックナンバー2010年度地域創造レター6月号-No.182公共ホール演劇ネットワーク事業(平成22年度『さらっていってよピーターパン』スタート、平成23年度事業説明会・演劇セミナー報告)