一般社団法人 地域創造

平成26・27年度「公共ホール音楽活性化アウトリーチフォーラム事業」岐阜セッション終了報告

 2年間にわたり岐阜県内で行われてきた、アウトリーチフォーラム事業。2月20日(土)に行われたガラコンサートで、そのフィナーレを迎えました。
  平成16年度から、都道府県参加の下、アウトリーチの手法による事業展開の普及や域内のネットワーク形成などを目指してきた同事業。その14番目の実施となる岐阜セッションでは、岐阜県および公益財団法人岐阜県教育文化財団が事業全体のコーディネートを行い、アウトリーチ事業を行う市町村立ホールと新進アーティストに対する研修プログラム、公演事業を実施しました。
  参加したアーティストは、ピアノトリオLinon、グランツ弦楽四重奏団、Franc木管五重奏団の新進演奏家3組。昨年9月上旬にサラマンカホール(岐阜市)で行われたアウトリーチ研修では、45分間という限られた時間の中で子どもたちとどう向き合うか試行錯誤を繰り返し、プログラムを作り上げました。その後、アンサンブルごとに分かれて、県内の6市町村を訪問。1時間近く険しい山道を越えた先にある学校や村唯一の小中学校、あるいは多国籍の児童が在籍する大規模校など、岐阜県の広さと多様さを感じながらのアウトリーチを繰り広げました。また、担当コーディネーターやホール担当者などと議論を繰り返しながらコンサートをつくり上げ、親しみやすい曲から本格的な室内楽の名曲まで、幅広い曲を取り上げたプログラムで地域の人々を魅了しました。
  集大成となるガラコンサートは、昨年秋リニューアルオープンしたばかりのぎふ清流文化プラザ長良川ホールで実施。内部が木で覆われた本格的な音楽ホールでアンサンブルごとの成果を披露したほか、3組12名の合同演奏ではサン=サーンスの『動物の謝肉祭』をユーモアも交えつつ演奏。観客の中にはアウトリーチで訪問した学校の子どもたちもいて、岐阜の地にクラシック音楽とアウトリーチ活動が新たな形で根付きつつあることを感じさせました。
  なお、平成27・28年度のアウトリーチフォーラム事業は広島県で開催します。

 

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小・中学校でのアウトリーチ。
左上:グランツ弦楽四重奏団(2015年9月7日/岐阜大学教育学部附属小学校)
右上:Franc木管五重奏団(10月15日/下呂市立中原小学校)
下:ピアノトリオLinon(10月29日/飛驒市立山之村小中学校)

●平成26・27年度「公共ホール音楽活性化アウトリーチフォーラム事業」岐阜セッション
[実施日程]2014年9月3日~2016年2月20日
[チーフコーディネーター]児玉真
[コーディネーター]楠瀬寿賀子、田村緑、大島路子
[アシスタントコーディネーター]菱川浩二、髙井晴美、田辺沙保里
[市町村公演事業実施団体/演奏家]
・飛驒市・美濃加茂市/ピアノトリオLinon
(高田有莉子[Pf]、徳永希和子[Vn]、水野由紀[Vc])
・関市・岐南町/グランツ弦楽四重奏団
(桐原宗生[Vn]、長山恵理子[Vn]、高宮城凌[Va]、松本亜優[Vc])
・下呂市・東白川村/Franc木管五重奏団
(荻本美帆[Fl]、中川愛[Ob]、工藤雄司[Cl]、後藤美紗子[Hr]、小野木栄水[Fg])

●公共ホール音楽活性化アウトリーチフォーラム事業に関するお問い合わせ
芸術環境部 佐藤・水上
Tel. 03-5573-4069

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