一般社団法人 地域創造

フェスティバルカレンダー

恒例の「夏のフェスティバル特集号」の季節となりました。話題の大型企画から定番イベントまで、一挙にご紹介します。

 

ジャンル別に、開催地、日程、事業名、事業内容の順に掲載しています。[会]は会場、[問]は問い合わせ先です。(finger.gifは地域創造助成事業)

音楽

札幌市 7月8日~8月1日

パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)2017

1990年の創設以降、四半世紀にわたり世界中に延べ3,300人以上の音楽家を輩出してきた、世界の若手音楽家を育てる国際教育音楽祭。28回目となる今年は、29カ国・地域の演奏家97名がオーディションで選ばれ、1カ月にわたり指導を受けた成果を披露。オープニングコンサートに始まり、各種演奏会やGALAコンサートなど、25日間にわたって約40公演が実施される。

[会]札幌コンサートホールKitara、札幌芸術の森・野外ステージほか
[問]パシフィック・ミュージック・フェスティバル組織委員会 Tel. 011-242-2211

青森県八戸市 7月29日

南郷サマージャズフェスティバル2017

今年で28回目を迎える北東北最大のジャズフェスティバル。今年は、世界的サックス奏者の渡辺貞夫をはじめとする国内外で活躍するアーティストから地元の小中学生のジャズバンドまでが出演し、多彩なライブが行われる。アマチュアバンドの出演団体数も過去最多となっている。

[会]カッコーの森エコーランド 野外ステージ
[問]南郷サマージャズフェスティバル実行委員会 Tel. 0178-82-2111

群馬県草津町 8月17日~30日

第38回草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル

「日常から離れて自分の中の音楽を見つめ直す」という理念の下、国内外から演奏家を迎え、講習会と演奏会により構成される音楽祭。今年は「モーツァルトの奇蹟~過ぎゆく時を超えて」をテーマに、1781~91年のウィーン時代にスポットを当て、2週間の開催期間中に幅広いプログラムで紹介する。

[会]草津音楽の森国際コンサートホールほか
[問]草津夏期国際音楽アカデミー事務局 Tel. 03-5790-5561

川崎市 7月22日~8月11日

フェスタ サマーミューザKAWASAKI 2017

毎年恒例の夏の音楽祭。東京交響楽団をはじめとする首都圏オーケストラの競演に、今年は新たに特別参加公演も加わり、さらにスケールアップ。プロオーケストラ12団体、学生オーケストラ2団体が集結する。子どもも一緒に楽しめる「こどもフェスタ2017夏」も開催される(8月3日、5日、8日)。

[会]ミューザ川崎シンフォニーホール、昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワ
[問]ミューザ川崎シンフォニーホール Tel. 044-520-0100(代)

新潟県佐渡市 8月18日~20日

アース・セレブレーション2017

今年で開催30周年を迎える音楽フェスティバル。地域に根差した新たなコミュニティとして昨年から生まれ変わり、佐渡全島に広がるプログラムが展開される。鼓童とゲストによる野外ライブをはじめ、ECシアターやフリンジ、ワークショップ、佐渡体験プログラムなど、これまで以上に多様な催しが行われる。

小木みなと公園ハーバーマーケット特設ステージほか佐渡市内各所
[会][問]アース・セレブレーション実行委員会 Tel. 0259-81-4100

富山県南砺市 8月25日~27日

スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド2017

1991年より世界各国のミュージシャンたちによる音楽紹介を通じて異文化交流を目的に開催されてきた毎年恒例の音楽祭。今年は南砺市のほか、東京や名古屋、沖縄、高知でも開催。クロ・ペルガグ(カナダ)、アンドレ・メマーリ(ブラジル)ほか海外アーティストが多数出演。スキヤキワークショップの受講生によって結成されたトゥーマラッカら市民楽団5組も出演する。

[会]南砺市福野文化創造センター「ヘリオス」、南砺市園芸植物園ほか
[問]スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド実行委員会 Tel. 0763-22-1125

山梨県富士河口湖町 8月11日~20日

富士山河口湖音楽祭2017

河口湖ステラシアターを中心に、富士山五合目などの会場で毎年夏期に開催される。16回目の開催となる今年は、アメリカのポップス界を代表する巨匠マット・カティンガブの指揮による「シエナ・ウインド・オーケストラ2017夏 スペシャルコンサート」をはじめ、吹奏楽高校生国内トップチームによるフレンドシップコンサートなど、さまざまなコンサートが行われる。

[会]河口湖ステラシアターほか
[問]富士山河口湖音楽祭実行委員会 Tel. 0555-72-5588

長野県松本市 8月13日~9月10日

2017セイジ・オザワ 松本フェスティバル

世界中から優れた音楽家たちが結集し、サイトウ・キネン・オーケストラを中心にオペラやコンサートなど多彩な演目が披露される。小澤征爾音楽塾による教育プログラムの公演では、若い音楽家の育成のみならず、数多くの小中学生たちに生の音楽にふれてもらうことにも力を入れている。

[会]キッセイ文化ホール、まつもと市民芸術館園ほか
[問]セイジ・オザワ 松本フェスティバル実行委員会 Tel. 0263-39-0001

長野県長野市 7月8日~17日

アートメントNAGANO2017

「日常に芸術を」をテーマに長野の夏を彩る音楽祭。久石譲がプロデュースし、クラシック音楽から映画音楽などエンタテインメント性を追求した公演など、多様なプログラムを揃える。長野市芸術館で「ナガノ・チェンバー・オーケストラ」による演奏会が行われるほか、善光寺と戸隠神社で奉納コンサートなどが行われる。

[会]長野市芸術館ほか
[問]長野市文化芸術振興財団 Tel. 026-219-3192

北九州市 7月3日~9日

響ホールフェスティヴァル2017finger.gif

6月~7月にかけて開催される音楽事業「ヤハタミュージックプロジェクト~音楽でつながる人とまち~」の一環として、響ホール周辺施設や学校・企業等と連携し、ワークショップやミニコンサートを開催。また、メインの2日間は、オペレッタ『天国と地獄』(コンサート形式ダイジェスト版)や、出演者によるダンスワークショップなど、多くの催しが開催される。

[会][問]北九州市立響ホール Tel. 093-663-6661

長崎県佐世保市 8月26日、27日

アルカス 九十九島音楽祭

2004年より開催し、毎年1,000人以上が参加するアルカス市民音楽祭を3年前にリニューアル。タイトルに沿って“海”“島”“風”“夏”をテーマとし、事前審査で選ばれた近郊の演奏家と11組のゲストが出演。地元を拠点に全国で活躍するサンディトリップや、波佐見児童合唱団らも地元を連想する曲目を演奏する。

[会][問]アルカスSASEBO Tel. 0956-42-1111

鹿児島県霧島市 7月19日~8月6日

第38回霧島国際音楽祭2017

今年で38回目を迎える歴史ある音楽祭。約50公演を予定。マスタークラスは一般の方でも聴講可能。教授陣の中には、かつてのマスタークラス修了生も多い。最終日のファイナル・コンサートは、秋山和慶の指揮により、ソプラノのアンドレア・ロスト、プロとマスタークラス受講生によるオーケストラが出演する。

[会]霧島国際音楽ホール(みやまコンセール)、宝山ホールほか
[問]みやまコンセール Tel. 0995-78-8000

演劇・ダンス

富山県南砺市 8月25日~9月10日

SCOT SUMMER SEASON2017~利賀はますます上機嫌

鈴木忠志率いるSCOTによる国際演劇フェスティバル。今年は『サド侯爵夫人(第二幕)』『北国の春』、壮大な花火劇『世界の果てからこんにちは』のほか、日中露3カ国語版『シラノ・ド・ベルジュラック』や、ロシアを代表する演出家ヴァレリー・フォーキンによる『ハムレット』、アジアの若手演出家たちの『人形の家』も連続上演する。

[会]利賀芸術公園
[問]SCOT Tel. 0763-68-2356

福井県福井市 8月26日

ポジティブ!パッション!パフォーマンス!
福井市文化会館パフォーマンスフェスティバル2017

舞台で演じるさまざまなパフォーマンスを公募形式で行うフェスティバル。ジャンル・年齢等制限なし、1組15分以内で披露し、観客の投票により「みんなのパフォーマー賞」(副賞あり)を決定する。舞台パフォーマンスに懸ける“情熱”が一堂に集う。

[会]福井市文化会館
[問]福井芸術・文化フォーラム Tel. 0776-23-6905

美術

横浜市 8月4日~11月5日

ヨコハマトリエンナーレ2017
「島と星座とガラパゴス」

今年で6回目となる、現代アートの国際展。今年のテーマは「島と星座とガラパゴス」。国際的に活躍する約40組のアーティストの作品を複数点展示することで、星座のように展覧会を構成する。公開対話シリーズ「ヨコハマラウンド」等を通して、他ジャンルとの対話を試みる。

[会]横浜美術館、横浜赤レンガ倉庫1号館、横浜市開港記念会館地下
[問]横浜トリエンナーレ組織委員会 Tel. 03-5777-8600(ハローダイヤル)

京都市 8月19日~10月15日

東アジア文化都市2017京都
「アジア回廊 現代美術展」

美術評論家・詩人の建畠晢がアーティスティックディレクターを務め、草間彌生、西京人をはじめとする25組の日中韓現代アーティストの作品を展示。主会場となる世界文化遺産・元離宮二条城で、城域の各所に展示された作品をループ状に巡り歩いて鑑賞する。「東アジア文化都市2017京都」のプログラムのひとつ。

[会]京都芸術センター、二条城
[問]東アジア文化都市2017京都現代美術部門運営委員会 Tel. 075-222-2733

大分県由布市 8月23日~27日

第42回湯布院映画祭

映画館のない湯布院の町で行われる、現存する地域映画祭としては最も古くから続いている映画祭。今年で42回目を迎え、町内外から集まった10歳代から60歳代で構成される全員ボランティアによる実行委員会が企画・運営。前夜祭、特集企画や新作映画の上映、シンポジウムなど、映画のつくり手と日本映画のファンが出会う場ともなっている。

[会]JR九州由布院駅の駅前広場、由布市湯布院公民館
[問]湯布院映画祭大分事務局 Tel. 097-532-2426

総合

札幌市 8月6日~10月1日

札幌国際芸術祭2017finger.gif

2014年に続き、今回が2回目となる芸術祭。ゲストディレクターに大友良英を迎え、「芸術祭ってなんだ?」をテーマに開催する。美術や音楽、演劇といった既存のジャンルに収まらない多様な表現の紹介、市民参加型のプロジェクトや1日限りのパフォーマンスなど多彩なプログラムを市内約30カ所で行う。

[会]モエレ沼公園、札幌芸術の森、札幌市立大学、北海道大学総合博物館ほか
[問]札幌国際芸術祭実行委員会 Tel. 011-211-2314

岩手県ほか 8月11日~19日

三陸国際芸術祭2017

東北の文化芸術による復興を目的に、2014年より開催。“営み”としての郷土芸能に着目し、そのプリミティブな表現を海外の郷土芸能とともに紹介、魅力の発信と芸能を通じた交流を行う。三陸とアジアの民俗芸能や夜神楽、コンテンポラリーダンス、体験型のアクティビティなどさまざまなプログラムを予定。

[会]大船渡市内ほか
[問]三陸国際芸術祭事務局 Tel. 0192-47-5123

宮城県石巻市 7月22日~9月10日

Reborn-Art Festival 2017

東北で初めて開催される「アート」「音楽」「食」の総合祭として、51日間にわたり開催。実行委員長は音楽プロデューサーの小林武史。国内外のアーティストが地域の人とつくり上げたアート作品の展示や、多様なスタイルの音楽イベントの開催、国内の有名シェフによる食の提供など、アーティストも含め全員が一体となり、たくさんの出会いをきっかけに、地域復興や振興に繋がるさまざまな循環を生み出すことを目指す。

[会]石巻市(牡鹿半島、市内中心部)ほか
[問]Reborn-Art Festival実行委員会 info@reborn-art-fes.jp

福島県喜多方市 8月4日~7日

喜多方発21世紀シアター

「0才の子どもが成人するまで続けたい」という想いで始まった企画。今年で18回目を迎える。演劇や音楽、落語や大道芸などさまざまなジャンルの公演が市内各所で開催され、4日間で約90公演が予定されている。準備から受付や後片付けまで、延べ約600人のボランティアが運営を担う。

[会]喜多方プラザ文化センターほか
[問]喜多方発21世紀シアター実行委員会 Tel. 0241-24-4611

鳥取県湯梨浜町 8月27日

鳥取県青少年郷土芸能の祭典2017~未来へ繋ぐ郷土の絆~

平成15年度より開催され、地域の誇りと愛着に根ざした郷土芸能を、次代を担う若人が魅せる祭典。今年度は、郷土芸能の発掘・伝承を柱に、祝狂言や供養踊りに起源のある踊りのほかに、和太鼓や獅子舞など、青少年による鳥取県中部地区のさまざまな郷土芸能が集結する。

[会]ハワイアロハホール
[問]鳥取県文化振興財団 Tel. 0857-21-8700

沖縄県那覇市ほか 7月24日~30日

りっかりっか*フェスタ
(2017国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわ)

毎年夏に沖縄で開催されるファミリーのための国際舞台芸術フェスティバル。今年で開催14回目を迎え、7日間にわたって8カ国の23作品・80ステージの公演が行われる。また今年はデンマークにフォーカスし、演劇・ダンス・人形劇など0歳から大人まで楽しめる選りすぐりの作品が上演される。ほかにもアジアの児童・青少年演劇アーティストのためのネットワーキングや世界のベイビーシアターを学ぶシンポジウム、海外の著名な演出家によるワークショップなど、さまざまなプログラムが行われる。

[会]那覇おもろまち周辺ほか
[問]国際児童青年演劇フェスティバル実行委員会 Tel. 098-887-1333

TOPICS

“ロケットの島”のアートフェスがいよいよスタート!
種子島宇宙芸術祭

 数年にわたるプレイベントを経て、いよいよ今年開催されるのが種子島宇宙芸術祭です。CGアートコンテストやくろしお芸術祭など、各地域で市民が主導して継続してきたアートイベントも取り込み、種子島の1市2町が初めて一体となり開催します。日本で唯一のロケット発射場のある種子島で、「宇宙」というテーマを生命や芸術の起源へと奥深く解釈した作品を、空港や港などを中心に全島にわたり展示します。
  展示作品は、宇宙を彷彿とさせる自然の中のインスタレーションや、種子島ならではのロケットの部品を素材にした立体作品など多種多様。展示やワークショップなど数あるプログラムの中でも、「宇宙のタネプロジェクト」は、アーティストや市民が芸術祭をきっかけにして自身のプロジェクトを実現させるため、クラウドファンディングをする新しい試みです。
  「継続していくための、助成金だけに頼らない仕組みづくりへの第一歩。クラウドファンディングを通して、即物的ではないアートが、どんなリターンを人や町に与えられるかを考える試みにしたい。芸術祭が色々な自治体で行われている今だからこそ、確立しているやり方だけに頼らず、地域のための芸術祭の在り方を問うていきたい」と総合ディレクターを務めるライトアーティストの森脇裕之さん。種子島の土地性と、宇宙という普遍的なテーマを土台に、地域に根付いた芸術祭を目指します。

 

鹿児島県西之表市・中種子町・南種子町 8月5日~11月12日

[会]種子島全域
[問]種子島宇宙芸術祭実行委員会(南種子町役場企画課内)
Tel. 0997-26-1111(内線271) http://space-art-tanegashima.jp/

 

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