一般社団法人 地域創造

平成29・30年度「公共ホール音楽活性化アウトリーチフォーラム事業」鹿児島セッションシンポジウム終了報告

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ワークショップの様子

 平成16年度から始まった本事業は、都道府県と連携し、アウトリーチの手法による事業展開の普及や県内のネットワーク形成などを目指して2年間にわたって実施する事業です。
 平成29・30年度は、鹿児島県で実施。初年度の今年は、県内の公共ホール事業担当者や教育関係者、地元アーティスト等が、アウトリーチの意義や手法を学び、鹿児島県全体の文化活動の活性化を図ること等を目的として10月6日(金)に「アウトリーチ・セミナー」を開催しました。
 前半は「ワークショップ~ピアノとダンスの越境からヒラク扉~」を実施。ピアニストの仲道郁代さんとダンスカンパニーセレノグラフィカ(隅地茉歩+阿比留修一)によるワークショップ。音楽×ダンスのワークショップを体験し、異なったジャンルの芸術が、お互いをリスペクトすることによって生まれる新たな可能性について体感し、考えました。
 後半は「アーティストと地域の文化拠点がつくる可能性」と題したシンポジウムを実施。ワークショップ出演アーティストによるシンポジウム。アーティストの考えや経験談から、地域や社会における芸術の役割や可能性について一緒に語り、アーティストと地域の文化拠点は今何ができるか、何をすべきかを考えました。
 参加者からは、「実際に体験した上で、シンポジウムで講師の話を聞いたので、非常に納得できた」「これまで漠然とやりたいと思っていたことや必要だと感じていたことへの道筋のヒントが見えた」などの声が聞かれました。参加者それぞれが深く感じ考えた、濃密なシンポジウムとなり、来年度に向けての好スタートとなりました

 

●公共ホール音楽活性化アウトリーチフォーラム事業に関する問い合わせ
芸術環境部 米山
Tel. 03-5573-4059

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