一般社団法人 地域創造

令和元(2019)年度「地域創造大賞(総務大臣賞)」表彰式

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左:斎藤洋明総務大臣政務官による
受賞施設への表彰状・楯の授与
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右:斎藤政務官と受賞施設関係者、
審査委員との記念撮影

 

 令和元(2019)年度「地域創造大賞(総務大臣賞)」の表彰式が1月17日、東京・グランドアーク半蔵門で行われました。この賞は、地域創造設立10周年を記念して、地域における文化・芸術の振興による創造性豊かな地域づくりに特に功績のあった公立文化施設を顕彰する総務大臣賞として創設されたものです。これまでに116施設が表彰され、その活動は広く全国に紹介されています。16回目となる今年度は全国から7施設の受賞が決定し、斎藤洋明総務大臣政務官のご臨席の下、表彰式が行われました。
 主催者である一般財団法人地域創造の板倉敏和理事長の挨拶に続き、受賞施設の多彩な取り組みが映像で紹介されました。斎藤洋明総務大臣政務官から表彰状・楯の授与に続き、「(受賞施設が行う)住民と連携した文化・芸術活動の取り組みは、それぞれの特性を活かした地域づくりに繋がるものであり、人々が支え合う持続可能な社会の構築に大きく貢献していただいていると考えています。今後とも、全国の公立文化施設のモデルとして、文化・芸術の振興にお力添えを賜りますようお願い申し上げます」(政務官代読)との高市早苗総務大臣の祝辞が披露されました。
 受賞施設を代表し、暮らしの中にある美術館として活力ある地域づくりに貢献した塩竈市杉村惇美術館で受賞した佐藤光樹塩竈市長より、「塩竈市杉村惇美術館は昨年11月に開館5周年を迎えたばかりの施設であり、市の指定文化財として指定されている美術館の建物など貴重な文化資源を活かしながら、中心市街地のにぎわい創出事業や、若手アーティストの発掘と育成、芸術文化を通じた教育普及活動など、市民や各団体と連携して幅広い事業を展開しています。公立の芸術文化施設が意欲的にまちと繋がり、アートをキーワードとして、人と人を繋げ、創造力を育んでいくことは、地域活性化の実現に大きな役割を果たすものと信じています。私たち受賞施設一同はこの栄誉を誇りとして、この賞の趣旨に応えるべく、今後とも文化・芸術による地域振興やまちづくりをさらに推進してまいります」という決意を込めた謝辞をいただきました。
 今回の賞は、受賞された施設のみならず、日頃からそれらの施設を支え、文化・芸術による地域づくりに参加していただいている地域の皆様のご協力に対する感謝を込めて贈られるものです。心よりお祝い申し上げますとともに、今後のさらなるご活躍を期待しています。

令和元(2019)年度地域創造大賞(総務大臣賞)受賞施設

  • 宮古市民文化会館[岩手県宮古市]
  • 萬鉄五郎記念美術館[岩手県花巻市]
  • 塩竈市杉村惇美術館[宮城県塩竈市]
  • 神奈川県立近代美術館[神奈川県]
  • 上田市交流文化芸術センター[長野県上田市]
  • 大阪府立江之子島文化芸術創造センター(enoco)[大阪府]
  • アルカスSASEBO[長崎県及び佐世保市]

地域創造大賞審査委員会

  • 委員長
    田村孝子(文化ジャーナリスト、公益社団法人全国公立文化施設協会 副会長)
  • 委員長代理
    吉本光宏(株式会社ニッセイ基礎研究所 研究理事(社会研究部 芸術文化プロジェクト室長兼務))
  • 委員
    板倉敏和(一般財団法人地域創造 理事長)
    熊倉純子(東京芸術大学大学院国際芸術創造研究科長 教授)
    小林真理(東京大学大学院人文社会系研究科 教授)
    坪池栄子(株式会社文化科学研究所 編集プロデューサー)
    仲道郁代(ピアニスト)
    柳沢秀行(公益財団法人大原美術館 学芸課長)
    *五十音順

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