一般社団法人 地域創造

令和2(2020)年度「リージョナルシアター事業」報告

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神社でのワークショップ 撮影:吉田和誠

 演出家を公共ホールに派遣し、アウトリーチやワークショップを実施するリージョナルシアター事業。今年度は北海道大空町、福島県いわき市(いわき芸術文化交流館アリオス)、埼玉県宮代町(宮代町立コミュニティセンター進修館)、大阪府枚方市、福岡県久留米市(久留米シティプラザ)の計5地域で実施予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、いわき市での実施のみとなりました。
 いわき市では、派遣アーティストの田上豊さんとホール担当者が対話を重ねながら、地域のニーズに合った独自のプログラムをつくっていきました。
 まず、市内の山間部にある小規模中学校2校では合同でワークショップを実施。学校近くの神社を舞台に、生徒7人が地域の伝承を元にした演劇づくりに挑戦しました。生徒たちからは、「チームで話し合いながら演劇をつくれて楽しかった」「別のチームの作品を見て、さまざまな表現方法がありとても面白いと思った」などの感想が聞かれました。
 また、ホールでは適応指導教室の小中学生を対象にしたワークショップが実施され、子どもたちが舞台スタッフの仕事を体験。アシスタントの俳優の演技に合わせて、実際に音響や照明などの操作を行いました。自分の役割を果たせた達成感は、子どもたちにとって大きな自信に繋がったようです。
 このようにリージョナルシアター事業は、多様なプログラムによってホールと地域の抱えるさまざまな課題や資源と向き合うことができます。令和3年度は、今年度からの延期地域を含む計8地域で実施予定です。

 

●リージョナルシアター事業に関する問い合わせ
芸術環境部 藤原・宮下
Tel. 03-5573-4124

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