一般社団法人 地域創造

令和3年度「公共ホール現代ダンス活性化事業(ダン活)」スタート

 地域交流プログラム(アウトリーチ、公募ワークショップ)を実施するAプログラム、市民参加作品を創作し上演するBプログラム、アーティストのレパートリー作品を上演するCプログラムを、年度ごとに選択して継続的に事業の実施が可能な「ダン活」。今年度は14団体(下記参照)において、7月から順次、各地で事業がスタートしています。
 Bプログラムの豊橋市(穂の国とよはし芸術劇場PLAT)では、地元に伝わる妖怪にまつわる民話を題材に、一般公募の参加者と舞踏作品に取り組んでいます。「ホール主催の市民劇に参加している」「妖怪に興味がある」「身体表現にチャレンジしたい」など、さまざまな応募動機をもつ14人の参加者と共に、11月の本番に向けて1回目のクリエーションを行いました。「頭を空っぽにして、力を抜く」「自分で動くのではなく、動かされる」といった舞踏のメソッドや成り立ちを丁寧に解説。アーティストが動きのイメージや大切にしたい思いを伝え、参加者の動きが変化していく様子が印象的でした。
 Cプログラムの浦添市(アイム・ユニバース てだこホール)では、「地域のパフォーミングアーツを牽引していく若い世代を刺激し、市民がコンテンポラリーダンスに興味をもつきっかけづくりをしたい」という担当者の思いから、AI(人工知能)を題材にしたアーティストの意欲作を上演しました。また、地元で活動するダンサーをゲストに迎えたアフタートークを開催し、作品の創作過程にふれるとともに、コンテンポラリーダンスの楽しみ方を紹介する機会となりました。公演に先立ち行われた公募ワークショップでは、普段の生活の中から、振付の基となる「ダンスの種」を見つけることに挑戦。参加者は「朝目覚めたら、カーテンを開けて、窓を開けて、風を浴びて、気持ちの良い朝を感じて…」という日常風景や、「落ちる」「ねじる」など動作から想像力を膨らませ、オリジナルの振付を創作しました。
 これから実施予定の団体も、ダンス事業を通じた地域コミュニティの活性化を目指し、各地で工夫を凝らしたプログラムを企画しています。ぜひ、お近くで行われるダン活の取り組みにご注目ください。

 

 
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クリエーションの様子

左:Bプログラム 穂の国とよはし芸術劇場PLAT アーティスト:田村一行

右:Cプログラム アイム・ユニバース てだこホール アーティスト:北尾亘

令和3年度公共ホール現代ダンス活性化事業(ダン活)実施団体

(主会場/アーティスト/日程)

◎Aプログラム
•岐阜県岐阜市(岐阜市文化センター/長井江里奈/11月3日~6日)
•福岡県北九州市(北九州芸術劇場/藤田善宏/11月17日~20日)
•大阪府堺市(フェニーチェ堺/マニシア/2022年1月20日~23日)
•大阪府泉大津市(あすとホール/康本雅子/2022年1月27日~30日)
•神奈川県茅ヶ崎市(茅ヶ崎市民文化会館/藤田善宏/2022年2月2日~5日)
◎Bプログラム
•愛知県豊橋市(穂の国とよはし芸術劇場PLAT/田村一行/7月9日~11日、11月16日~21日)
•福島県白河市(白河文化交流館コミネス/康本雅子/12月2日~5日、2022年1月12日~16日)
◎Cプログラム
•沖縄県浦添市(アイム・ユニバース てだこホール/北尾亘/7月1日~4日)
•岩手県宮古市(宮古市民文化会館/田村一行/9月22日~25日)
•石川県野々市市(野々市市情報交流館カメリア/藤田善宏/12月16日~19日)
•山形県酒田市(酒田市民会館 希望ホール/中村蓉/2022年2月3日~6日)
•山形県鶴岡市(荘銀タクト鶴岡/長井江里奈/2022年2月9日~12日)
•愛知県小牧市(小牧市市民会館/長井江里奈/2022年3月2日~5日)
•徳島県(藍住町総合文化ホール/セレノグラフィカ/2022年3月2日~5日)

問い合わせ

芸術環境部 児島・畑
Tel.03-5573-4077・4075

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