一般社団法人 地域創造

第22回「地域伝統芸能まつり」のご案内

 
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平成30年度 第19回地域伝統芸能まつり フィナーレの様子

 地域創造では、地域の重要な資源である地域伝統芸能の保存・継承・活用を支援しています。なかでも、日本各地域の伝統芸能と古典芸能が一堂に会し、個性豊かなさまざまな芸能が歴史的・地域的な解説とともに披露される「地域伝統芸能まつり」は、日本の芸能のすばらしさや地域の伝統の重みを再認識する機会として高く評価されています。
 平成12年度から開催されてきたこのまつりでは、これまで、全国47都道府県から190演目が披露されました。第22回目となる今年のテーマは、「翔 ~時を超えて、翔けるこころ~」。テーマに沿った、日本各地域の伝統芸能8演目と古典芸能1演目をご紹介します。

 

◎出演予定の地域伝統芸能・古典芸能(出演順)

行祭事名または演目 地域または出演者 都道府県単位でみた場合の出演回数
なまはげ太鼓 男鹿市(秋田県) 9回目(3年ぶり)
今寺の面浮立 嬉野市(佐賀県) 6回目(6年ぶり)
行山流舞川鹿子躍 一関市(岩手県) 12回目(3年ぶり)
淀江さんこ節 米子市(鳥取県) 3回目(13年ぶり)
狂言『雷』 野村又三郎(和泉流)ほか
新城の囃子曲持 川崎市(神奈川県) 3回目(11年ぶり)
比婆荒神神楽 庄原市(広島県) 6回目(5年ぶり)
尾花沢花笠踊り 尾花沢市(山形県) 6回目(7年ぶり)
エイサー 沖縄市(沖縄県) 8回目(5年ぶり)

第22回地域伝統芸能まつり プログラム紹介

*演目は変更される場合もありますのでご了承ください。

秋田県男鹿市

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なまはげ太鼓(なまはげだいこ)

なまはげ太鼓は、ユネスコ無形文化遺産にも登録された国指定重要無形民俗文化財「男鹿のナマハゲ」と日本古来の「和太鼓」を融合させた古くて新しい男鹿独自の郷土芸能です。男鹿温泉交流会館「五風」での定期ライブ公演を開催している他、各種イベントにも精力的に参加しています。勇壮なナマハゲが叩く迫力ある和太鼓の演奏は、唯一無比の感動と興奮を与えてくれます。

佐賀県嬉野市

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今寺の面浮立(いまでらのめんぶりゅう)

面浮立は、佐賀県が誇る民俗芸能のひとつ。笛・鐘・太鼓の囃子に合せ鬼面をつけて舞います。もともとは約450年前の戦(いくさ)における戦勝祝いの舞だったと言われていますが、現在は五穀豊穣への感謝をする神事芸能として受け継がれています。嬉野市に伝わる今寺の面浮立は、男衆の躍動感のある動と静を組み合わせた舞と、女衆の優美な鐘叩きの舞が調和した独特の演舞となっています。

岩手県一関市

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行山流舞川鹿子躍(ぎょうざんりゅうまいかわししおどり)

行山流舞川鹿子躍は、約300年前に宮城県南三陸町から一関市舞川に伝わった郷土芸能です。腰に太鼓をさげ、鹿の頭をかぶり、自ら唄い、太鼓を打ち鳴らし、背負った「ササラ」を揺らしながら勇壮に踊られるもので、五穀豊穣、念仏供養といった祈りが込められています。保存会会員らによる伝承活動が意欲的に行われ、若い継承者も育っています。岩手県指定無形民俗文化財。

鳥取県米子市

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淀江さんこ節(よどえさんこぶし)

淀江さんこ節は幕末頃に北前船の発達により、九州方面から伝わった民謡がお座敷芸として淀江に定着し、明治から大正にかけて一大ブームとなりました。軽快なテンポに合わせて左官屋さんが土壁を滑稽に塗りあげる「壁塗りさんこ」や、「銭太鼓」、「傘踊り」など、明るさと躍動感が感じられる唄と踊りは、観る者を自然と笑顔にする力があります。米子市指定無形民俗文化財。

[出演]野村又三郎(和泉流)ほか

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狂言『雷』(かみなり)

一天にわかにかき曇り、鎌倉から奥州へ下るヤブ医者の目の前に、轟音とともに空から落ちてきたのはナント!あの雷様ではありませんか。腰を打って痛がる雷様に、手当てをするヤブ医者の手には大きな針が握られています。さて、どうなりますか。

神奈川県川崎市

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新城の囃子曲持(しんじょうのはやしきょくもち)

囃子曲持ちとは、米俵・酒樽など諸道具を使用し、囃子のリズムに合わせ力技と妙技を競う技芸です。「新城の囃子曲持」は明治の初め頃、農民の生活に取り入れられ、神事祭事などに欠かすことのできない庶民芸能として伝習されています。曲持ちは俵を使った基本形から様々な演目を持ち、観る人に迫力と楽しさと感動を与える技芸で、昭和52年神奈川県民俗芸能50選に選ばれ、翌53年には川崎市重要習俗技芸に指定されています。

広島県庄原市

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比婆荒神神楽(ひばこうじんかぐら)

比婆荒神神楽は、400年以上の歴史のある古式を留めた貴重な神楽で、広島県内の神楽において唯一国の重要無形民俗文化財の指定を受けています。庄原市東城町一帯で継承される古い神楽の形で、かつては四日四晩にわたって奉納されていました。この神楽は、鎮魂の要素を色濃く残しているのが特色といわれ、とくに託宣(神がかり)の神事を伝えていることは全国的にみても貴重とされています。

山形県尾花沢市

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尾花沢花笠踊り(おばなざわはながさおどり)

大正8年、尾花沢市のかんがい用水確保のため徳良湖築堤工事が行われ、その際に唄われた土搗き唄が「花笠音頭」の発祥とされています。また、その土搗き唄に合わせて、笠を廻して即興で踊ったものが「花笠おどり」の原型とされ、現在では尾花沢市のみならず、山形県を代表する文化のひとつとなっています。

沖縄県沖縄市

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エイサー

エイサーは、本土の盆踊りにあたる沖縄の伝統芸能のひとつ。仏典を広めるために発生した念仏踊りが、しだいに姿を変えていったものであり、地域ごとに独自の衣装・踊り・掛け声など特色を持つ伝統が受け継がれています。中でも本島中部の沖縄市では特にエイサーが盛んに踊られています。演者同士が踊りながら交差し、様々なかたちへ大胆に変化する演舞体系、ダイナミックな男女混成の踊りなど見どころ満載です。

 

[日時]2022年2月20日(日)午後2時30分開演(午後1時30分開場)
[会場]府中の森芸術劇場(東京都府中市浅間町1-2)
[入場]無料(事前申込制)
[主催]地域伝統芸能まつり実行委員会、一般財団法人地域創造
[後援]総務省、文化庁、観光庁、NHK、公益財団法人府中文化振興財団
[協力]名鉄観光サービス株式会社 

◎応募方法 インターネット(パソコン、携帯電話等)
下記応募サイトからご応募ください。
https://www.nhk-p.co.jp/chigeisai2022/
(※郵便往復はがきでのご応募はできません)
応募締切:2022年1月30日(日) 午後11時59分
◎お問い合わせ ハローダイヤル
Tel. 050-5541-8600(全日9:00〜22:00)

*応募多数の場合は抽選となります。
*新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、入場整理券(座席券)により事前に座席を指定させていただきます。
*ご来場は当選された方と、申し込み時にご同伴者として登録された方に限らせていただきます。それ以外の方へのチケットの譲渡はお断りいたします。
*ご応募いただいたお客様の個人情報は、本事業の抽選、当・落選通知および個人を特定しない統計資料の作成の目的で使用させていただきます。また、公演後、会場にて新型コロナウイルス感染症への感染が疑われる事象が発生した際に、必要に応じて保健所、自治体等の公的機関へご来場の方の情報を開示する場合を除き、お客様の事前の承諾なく個人情報を業務委託先以外の第三者に開示・漏洩しません。
*新型コロナウイルス感染症の感染状況や、荒天などの理由により公演を中止する場合があります。また、各地域の感染状況や移動制限などにより、ご来場をお控えいただくことがあります。最新の情報は、「地域伝統芸能まつり」のホームページなどでお知らせいたします。
*会場入口でサーモグラフィーカメラ等により体温を測定させていただきます。37.5度以上の体温が測定された方は入場をお断りいたします。
*「地域情報PRコーナー」(出演団体の地域の物産展)は設置いたしません。

「地域伝統芸能まつり」に関する問い合わせ

総務部 藁科
Tel. 03-5573-4056

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