一般社団法人 地域創造

令和5年度地域創造大賞(総務大臣賞)表彰式

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左:中井幹晴総務省大臣官房審議官による受賞施設への表彰状・楯の授与 /右:受賞施設関係者、審査委員との記念撮影

 令和5年度地域創造大賞(総務大臣賞)の表彰式が1月19日、グランドアーク半蔵門(東京都千代田区)で行われました。この賞は、地域 創造設立10周年を記念して、地域における文化・芸術の振興による創造性豊かな地域づくりに特に功績のあった公立文化施設を顕彰す る総務大臣賞として創設されたものです。これまでに138施設が表彰されました。

 20回目となる今年度は5施設の受賞が決定し、中井幹晴総務省大臣官房審議官のご臨席 の下、表彰式が行われました。主催者である地域創造の河内隆理事長の挨拶に続き、受賞施設の多彩な取り組みが映像で紹介されました。 中井官房審議官から表彰状・楯の授与に続き、「受賞された皆様の活動は、活力ある地域社会の実現に大きく寄与するものであり、今後とも、全国のモデルとして、地域の暮らしをより心豊かなものにする文化・芸術の振興に、お力添えを賜りますようお願い申し上げます」と馬場成志総務副大臣の祝辞が披露されました。

 “新たなハブ”として地域の魅力を発信したことが評価された豊中市立文化芸術センターの長内繁樹豊中市長より受賞施設を代表し、謝辞をいただきました。「開館から8年目を迎える現在、豊中市に本拠を構える日本センチュリー交響楽団や大阪音楽大学との協働事業をはじめ、子ども向けのアートイベントや、豊中市出身のアーティストとの企画など、多様なジャンルの鑑賞事業を実施しています。また、文化芸術にふれるきっかけづくりとなる事業も行うことで、市の文化芸術創造・発信の新たなハブとして、アートと人をつなぐ役割を担っています。特に、人材育成事業『とよなかARTSワゴン』におきましては、市民アートコーディネーターと地域で活動するアーティストの両方を、同時に育成することで、市民による主体的な事業展開をサポートするなど、地域に根ざした文化芸術活動を推進しています。今後も“魅力と活力あふれるまち とよなか”の実現を目指し、取り組みを続けてまいります」と、今後への決意を込めた謝辞をいただきました。

 大賞審査委員会の田村孝子委員長からは、受賞施設への講評とともに、「(今回の受賞は)設置者である自治体と、施設に関わる皆様が、コロナ禍にも関わらず、それぞれの施設の役割をきちんととらえ、ぶれずに運営していらした結果だと思います。(中略)大切と言われ、取り組みが盛んになってきましたが、残念ながら、日本でちょっと遅れているもの…未来を担う地域の子どもたちのための“上質な事業”です。(中略)今回の受賞をきっかけに 、皆様のご活躍でそれぞれの施設が子どもたちの宝、そして地域の宝となることを心から願っております」と今後への期待が寄せられました。

 今回の賞は、受賞された施設のみならず、日頃からそれらの施設を支え、文化芸術による地域づくりに参加していただいている地域の皆様のご協力に対する感謝を込めて贈られるものです。心よりお祝い申し上げます。

 

●令和5年度地域創造大賞(総務大臣賞)受賞施設

•深川市文化交流ホールみ・らい[北海道深川市]

•神奈川県立県民ホール神奈川芸術劇場(KAAT神奈川芸術劇場)[神奈川県]

•京都会館(ロームシアター京都)[京都府京都市]

•豊中市立文化芸術センター[大阪府豊中市]

•和歌山県立近代美術館[和歌山県]

 

●地域創造大賞審査委員会 (※委員長、委員長代理以下、五十音順)

◎委員長

田村孝子[文化ジャーナリスト、前(公社)全国公立文化施設協会 副会長]

◎委員長代理

吉本光宏[(同)文化コモンズ研究所代表]

◎委員

河内隆[(一財)地域創造 理事長]

熊倉純子[東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科長 教授]

小林真理[東京大学大学院人文社会系研究科 教授]

坪池栄子[(株)文化科学研究所 編集プロデューサー]

仲道郁代[ピアニスト]

柳沢秀行[(公財)大原美術館 学芸統括]

地域創造大賞に関する問い合わせ

総務部 三田

Tel.03-5573-4184

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