この事業は、都道府県および市町村等の公共ホールが協働・連携して、クラシック音楽、現代ダンスまたは演劇の複数ジャンルを取り入れたプログラム制作をする2カ年事業です。1年目はアウトリーチ、2年目は作品制作および公演を実施します。
令和7・8年度の長野県における事業では、(一財)長野県文化振興事業団が中心となって、小布施町、松川村、中川村の3町村が参加し、「アートシェア信州~ダンスと音楽がつなぐ道~」と題して事業を進めています。令和7年度は、各地域の小・中学校でダンスと音楽によるアウトリーチ事業を実施しました。
アーティストは、長野県出身の横山彰乃さん(ダンサー・振付家)、外山賀野さん(チェロ)、海沼優衣さん(パーカッション・マリンバ)です。6月からアーティストと共に県と町村の担当者が話し合いながら、アウトリーチプログラムづくりを行い、12月に各町村にてアウトリーチを実施しました。3人のコラボパフォーマンスでスタートし、チェロ、パーカッション、ダンスそれぞれのパートがあり、最後に再びジャンルを掛け合わせた構成で、子どもたちは、全身で音を感じながら自由な発想で体を動かしていました。
学校の先生からは「恥ずかしがりやの子が、体を動かしてポーズまで取っていて驚いた」「普段笑わない子が笑顔を見せてくれた」などの声がありました。参加した町村の担当者からは、「アウトリーチのイメージがなかなか掴めなかったが、授業のような教わるという立場でなく、みんなで自由に表現することを楽しみ想像力が広がるような時間だった」と振り返りがあるなど、改めて文化芸術の大切さを認識しました。
令和8年度は作品を創作し、各地域のホールで公演事業を実施する予定です。作品制作に向けて、地域をリサーチしながらアーティストを中心とした各担当者とのミーティングを重ねながらプログラム構想が練り上げられており、長野県の皆さんにどのような作品を届けられるのか楽しみです。

3人のオープニングパフォーマンスから始まるアウトリーチの様子(中川村立中川東小学校)

チェロの音の振動を体感する様子(小布施子ども教室)
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芸術環境部 渡邊・今野
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