一般社団法人 地域創造

令和8年度「リージョナルシアター事業」がスタート

 演出家等の演劇の表現者を公共ホールに派遣し、ホール職員等と共にアウトリーチやワークショップを企画・実施するこの事業は、演劇の幅広い可能性について、ホール職員等の理解を深め、演劇の手法を用いて地域活性化の試みを後押しすることを目的としています。今年度は5団体が参加し、まちの規模もミッションもさまざまな中で、担当者が派遣アーティストと対話を重ねながら企画した事業が、順次スタートしました。
 大阪市(大阪市立芸術創造館)では、小学校でのアウトリーチや館のある複合施設職員対象のインリーチ、ファシリテーター育成講座と多彩な事業を展開しました。育成講座では、参加者はまず派遣アーティストの福田修志さんによるレクチャーと模擬ワークショップを受けた後、実際に福田さんが小学校で実施するアウトリーチを見学。児童たちが3つのグループに分かれて、3枚の写真から「何かを探しに行くお話」をつくるワークに取り組み、アイデアを出しあいながら物語を自由に発想する様子に、育成講座参加者からは「レクチャーで聞いた内容が実際に行われる様子を見られて勉強になった」「プログラムづくりの参考になった」との感想が聞かれました。

 山梨県甲斐市(甲斐市双葉ふれあい文化館)では、派遣アーティストの越智良江さんによる中学校でのアウトリーチと、剣道スポーツ少年団の団員と関係者を対象としたワークショップを実施しました。竜王北中学校では、文化祭の学年劇出演者の1~3年生を対象に2日間にわたって実施。まずは自分を形作るものを個々で書き出した「自分マップ」を作成した後、グループワークでは短い台本を基に登場人物のマップや物語を想像し、出来上がった人物像や背景を発表しました。その後、基になった台本の台詞を読みあうことで、同じ台詞を読んでいるのに、背景が違うことで全く別の物語に聞こえる面白さや、人それぞれの考えを知りアイデアを組み合わせることで劇が出来上がる楽しさを体感しました。
 その他の地域でも、親子やシニア対象のワークショップ、ホールの機能を活かしたワークショップなどが実施される予定ですので、興味のある方はぜひご視察ください。

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アウトリーチの様子(上:大阪市立生江小学校/下:甲斐市立竜王北中学校)

令和8年度リージョナルシアター事業

主会場/派遣アーティスト

•札幌市(札幌市教育文化会館/有門正太郎)
•山梨県甲斐市(甲斐市双葉ふれあい文化館/越智良江)
•愛知県大府市(おおぶ文化交流の杜all obu/樋口ミユ)
•大阪市(大阪市立芸術創造館/福田修志)
•宮崎県西都市(西都市民会館/志賀亮史)

アドバイザー兼派遣アーティスト

•多田淳之介(演出家、東京デスロック主宰)
•田上豊(劇作家・演出家、田上パル主宰)

派遣アーティスト情報

https://www.jafra.or.jp/system/artists/index?genre=301&registed_year=2025

問い合わせ 

芸術環境部 藤原(加)・嶋﨑
Tel. 03-5573-4124

 

 

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