一般社団法人 地域創造

夏休み子ども企画カレンダー

ホール・劇場

宮城県七ヶ浜町 7月20日~23日
●楽器をつくろう・音で遊ぼう

 海苔筏用の竹で楽器をつくるワークショップ。講師は越智ブラザース(越智義朗&越智義人)。最終日には、「国際村キッズ・アンサンブル」として越智ブラザースのコンサートに出演。

会場:七ヶ浜国際村
お問い合わせ:七ヶ浜国際村(022-357-5931)

栃木県石橋町 7月16日
●親子ミュージカル『金のがちょう』

  グリム童話『金のガチョウ』を原作としたミュージカル。演奏は東京アーティスツ合奏団。

会場:グリムの館
お問い合わせ:財団法人グリムの里いしばし(0285-52-1180)

東京都渋谷区 7月28日~8月6日
●第8回キンダー・フィルム・フェスティバル

  子どもが主役となる国際映画祭。ベルリン国際映画祭キンダー・フィルムフェスト・ベルリンと提携し、同映画祭の上映作品を中心に上映。その中から、公募子ども審査員がグランプリを決定する。

会場:青山・こどもの城
お問い合わせ:キンダー・フィルムフェスティバル実行委員会(03-3327-4485)

東京都世田谷区 7月~8月
●こどもの劇場2000

  毎夏、世田谷パブリックシアターが子どもたちに贈る公演&ワークショップシリーズ。今年は、昨年シアターディレクターである佐藤信が演出し好評を得た音楽劇『ネネム』(原作:宮澤賢治)を改訂上演する。会期中、ネネムの世界をもっと楽しむための関連ワークショップを多数開催。そのほか、ダンスのワークショップと人形劇の上演を予定。

会場:世田谷パブリックシアター・生活工房
お問い合わせ:世田谷パブリックシアター(03-5432-1526)

横浜市 8月20日~24日
●こども狂言ワークショップ~入門編~

  小・中学生を対象とした狂言入門ワークショップ。指導は狂言方大蔵流の山本東次郎。希望者は、来春開催予定の「横浜こども狂言会」に出演する。

会場:横浜能楽堂
お問い合わせ:横浜能楽堂(045-263-3055)

横浜市 8月3日~24日
●第2回 夏休み子ども寄席ワークショップ

  子ども達(小学4年生~中学生)を対象とした落語入門講座。台本を使って小噺や簡単な落語を覚え、最終日には高座で発表会を行う。講師は柳家三三、三遊亭歌彦、桂藤助。

会場:横浜市旭区民文化センター(サンハート)
お問い合わせ:横浜市旭区民文化センター(サンハート)(045-364-3810)

横浜市 8月19日、26日
●夏休み親子ワークショップ「パイプオルガンってなあに?」

  小中学生とその親を対象にパイプオルガンに親しんでもらうワークショップを開催。ホールオルガニストの三浦はつみにより、パイプオルガンの仕組みや奏法を紹介。

会場:横浜みなとみらいホール
お問い合わせ:横浜みなとみらいホール(045-682-2020)

美術館

※美術館の夏の企画の内、親子で楽しめる展覧会やワークショップを中心にご紹介しています。ここで紹介する以外にも、横浜市美術館、福井市美術館、宮城県立美術館、愛媛県美術館、宮崎県立美術館などでは、年間を通じて様々な講座・ワークショップを開催しています。詳しくは各館にお問い合わせ下さい。

 

北海道旭川市 8月10日
●あーと・きっず 2000 SUMMER

 企画展「歌舞伎衣裳展」に合わせて鑑賞とワークショップを行う。講師は堀川真(絵本作家)。

会場:北海道立旭川美術館
お問い合わせ:北海道立旭川美術館(0166-25-2577)

札幌市 7月25日~8月13日
●ミュージアム・スクール2000

 親子で参加するワークショップや作品鑑賞のプログラム。

会場:北海道立近代美術館
お問い合わせ:北海道立近代美術館(011-644-6881)

札幌市 7月23日~8月20日
●たんけん美術館

 クイズに答えながら楽しく画家三岸好太郎の世界にふれられる企画。

会場:北海道立三岸好太郎美術館
お問い合わせ:北海道立三岸好太郎美術館(011-644-8901)

宮城県気仙沼市 7月下旬~8月中旬
●夏休み工作教室「夢の遊園地をつくる」

 夏休みの子どもを対象とした工作教室。ダンボールや工作用紙、絵の具などを素材に「夢の遊園地」をつくる。

会場:リアス・アーク美術館
お問い合わせ:リアス・アーク美術館(0226-24-1611)

秋田県横手市 6月2日~7月23日
●親子で遊ぶ─「木とのふれあいワールド展」

 「木」をテーマにした親子で楽しめる展覧会。会場入り口の直径120センチあまりの栃の木をはじめ、廃材からつくった家具や木の玩具、「木の砂場」「木の河原」など200点あまりの木の作品が展示される。大半が触って遊べる参加型の展覧会。

会場:秋田県立近代美術館
お問い合わせ:秋田県立近代美術館(0182-33-8855)

 

 

●ホールが動物園になる!?

 

長岡リリックホール「楽器の動物園」

  今年の夏、リリックホールが子どもたちが大好きな“動物園”に大変身します。園の主役は、さまざまな楽器(=動物)たち。プレイヤーによってとても面白い「生き物」に変身する楽器達と一緒に、ホールの中で思う存分遊んでもらおうという企画です。

 「園内では、遊園地のように一日中いろいろな場所でアトラクションが行われます。一番の目玉は、ワークショップ「MUSIC ZOO」です。園内の小部屋で、常時15分程度の楽器のワークショップが開かれていて、子どもたちは、自分の好きなワークショップを組み合わせて体験することができます。楽器は、マリンバ、フルート、サクソフォーン、ピアノなど10種類。楽器奏者の方を失礼ながら“飼育係”と呼ばせていただいているのですが(笑)、ご自分の動物?の習性を良くご存知の皆さんが、現在ワークショップの中身を練ってくれているところです。通常の指導型ワークショップとは違い、“観察型”ワークショップと定義しているため、一切無言、パントマイムで楽器の奏法を見てもらおうという方や、子どもたちとラテン音楽を楽しもうという方など。何が飛び出すかは参加してのお楽しみです。

 そのほか、デジカメ片手に館内を探検、撮影する「リリック・ミッション・アドベンチャー」や、レコーダーを持って館内の音を採取するオリエンテーリング、市民プレイヤーの方による館内パレードなど、楽しいアトラクションがいっぱいです。1日の最後には、飼育係に扮してくださった「マジカル・サウンズ」のメンバーの皆さんによるコンサートを開催。入園には、すべてのアトラクションに参加できるパスポート(何と1,000円)がお得です。

  この企画は、長岡リリックホールとアリオン音楽財団との共同企画により実現したものです。公共ホール全体が音楽をキーワードにしたテーマパークに変身するこうした企画は、おそらく日本でははじめてだと思います。練習、試験ばかりで音楽の授業を嫌いになる子どもが多いですよね。この“動物園”ではとにかく子どもたちに音楽の楽しさを伝えたい。ここで遊んだ子どもたちが、将来リリックホールに帰って来てくれれば嬉しいですね」

(長岡リリックホール 中尾友彰)

神奈川県厚木市 7月29日、30日
●オーケストラファンタジー/響きの博物館

 読売日本交響楽団によるコンサートと、楽器体験ゾーン「響きの博物館」を併せて開催。コンサートでは厚木市文化会館ジュニアコーラスが共演する。「響きの博物館」では、オーケストラの楽器に実際に触れ、演奏することができる。インストラクターは厚木市内にある昭和音楽大学の学生。

会場:厚木市文化会館
お問い合わせ:厚木市文化会館(046-225-2588)

富山県内 8月1日~7日
●2000年とやま世界こども演劇祭

  海外24カ国から24団体が参加し、子どもによる劇や子どもを対象にした劇を上演する。オープニングでは、オーディションで選ばれた日本の子どもたちが舞台を披露。会期中演劇、舞踊などのワークショップも開催される。同演劇祭は国際アマチュア演劇連盟の公式行事として1990年以来隔年で開催され今年で6回目。日本では初開催。

会場:富山市、高岡市
お問い合わせ:実行委員会(076-441-8635)

長野県駒ヶ根市 8月8日~10日
●第5回小学生演劇体験スクール

 遊びながら演劇にふれるセミナー。講師は柴田恵理子(劇団昴・演出家)。

会場:駒ヶ根市文化会館
お問い合わせ:駒ヶ根市文化会館(0265-83-1130)

愛知県小牧市 7月15日
●アニメソングコンサート

 ドラゴンボールZなど数多くのアニメや特撮物の主題歌・挿入歌を歌う、ロック・アニメシンガー影山ヒロノブと若手シンガー遠藤正明とのアコースティックギターによるライヴ。

会場:小牧市東部市民センター
お問い合わせ:小牧市東部市民センター(0568-79-0011)

滋賀県栗東町 7月29日、30日
●さきらフェスティバル─子ども─
「ともだちいっぱい! さきらであそぼ。」

 四季を通じて開催する「四季のフェスティバル」の第2弾。夏のテーマは子ども。会館前の広場を主会場に、参加して楽しめるさまざまな催し物を実施。小ホールではチェンバロワークショップ&おしゃべりコンサート「バッハはともだち」を開催。

会場:栗東芸術文化会館さきら
お問い合わせ:栗東芸術文化会館さきら(077-551-1455)

大阪府岸和田市 8月25日~27日
●2000子ども演劇祭 in 岸和田

 プロ、アマの人形劇団、児童劇団による上演のほか「マドカドラマスクール」の子どもたちの発表公演が開催される。

会場:岸和田市立文化会館(マドカホール)
お問い合わせ:岸和田市立文化会館(マドカホール)(0724-43-3800)

大阪府吹田市 8月19日~21日
●こども演劇フェスティバル2000

 児童劇団、人形劇団による親子で楽しめる演劇祭。

会場:吹田市文化会館(メイシアター)
お問い合わせ:吹田市文化会館(メイシアター)(06-6380-2221)

兵庫県伊丹市 8月2日~20日
●夏休み演劇ワークショップ

 小学生・中学生・高校生を対象にした演劇ワークショップを開催。

小学生対象「元気!えんげき2000」/8月16日~20日/講師:生田萬(劇作家、演出家。ブリキの自発団主宰)

中学生対象/8月5日、6日/講師:岩崎正裕(劇作家、演出家。199Q太陽族主宰

高校生対象/8月2日~4日/講師:土田英生(劇作家・演出家。MONO主宰)。


会場:伊丹市立演劇ホールアイホール
お問い合わせ:伊丹市立演劇ホールアイホール(0727-82-2000)


兵庫県和田山町 8月12日
●もっときらくに!楽しい器楽コンサート

4つの楽器によるコンサート。コンサートに先立ち、町内小学校と図書館へ計7回の出前ミニ・コンサートを実施する。出演は高木和弘(ヴァイオリン)、竹村浄子(ピアノ)、黒住さやか(フルート)、山崎祐介(ハープ)。

会場:和田山町文化会館
お問い合わせ:和田山町文化会館(0796-72-1000)

兵庫県西宮市 7月22日
●子ども向け劇『あらしのよるに』

 絵本作家、木村裕一原作『あらしのよるに』『あるはれたひに』『くものきれまに』をまとめて舞台劇にした作品。演劇集団円のこどもステージ。

会場:西宮市民会館(アミティホール)
お問い合わせ:西宮市民会館(アミティホール)(0798-33-3111)

福岡県城島町 7月29日
●大野城・城島芸術交流事業 トンガリぼうしの魔法つかい2
~忍者やしきのひみつ~

 大野城まどかぴあ(福岡県大野城市)の企画制作した子どもミュージカル作品を、県内の城島町総合文化センターで上演。合唱やダンスのジョイントプログラムなど、大野城と城島の子どもたちによる交流事業を実施予定。

会場:城島町総合文化センター
お問い合わせ:大野城まどかぴあ(092-586-4000)、城島町総合文化センター(0942-62-2110)

大分県中津江村 7月29日
●子ども舞台芸術サマーフェスティバル in なかつえ

 児童演劇の公演と、子どもたちを対象とした演劇ワークショップを開催。ワークショップ指導は劇団風の子九州。

会場:中津江村民ホール
お問い合わせ:中津江村教育委員会(0973-54-3722)

 

 

●一足早く、邦楽体験

 

岐阜市文化センター・岐阜市民会館「邦楽体験教室」

  平成14年度から、中学校の音楽の授業で“和楽器”が登場します。それに先立ち、この夏から小学校高学年を対象に和楽器との出会いの場をつくる事業をスタートするホールがあります。

 

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 「岐阜県には、全国でも数人という横笛づくりの専門家、“笛師”の田中敏長さんがお住まいなんです。今回、田中さんが全面的に協力してくださることになって、実際に竹から笛をつくり、その楽器で演奏してみようというワークショップを行うことになりました。子どもたちに人気の映画『もののけ姫』のテーマ横笛バージョンの演奏も予定しています。そのほか、琴体験教室やエンビ管で尺八(!)をつくってしまおうというワークショップも開催予定です。

 

もう一つ、このワークショップの隠れたターゲットは、音楽の先生たち。和楽器を取り入れるといっても、何をすればよいのか、現場の先生方からは戸惑いの声も聞かれます。そこで、このワークショップを先生たちに見学してもらおうと準備を進めているところ。この企画が、地元の邦楽家の方々と先生たちとの交流の場にもなれば、と思っています」

 

(岐阜市民会館 加納正子)

 

福島県いわき市 7月15日~8月27日
●コマガタワールド~○・△・□たのしい絵本の世界~

 グラフィックデザイナー駒形克己がデザインしたユニークな絵本の紹介と駒形氏によるワークショップを実施。そのほか、随時参加できる絵本づくりのワークショップを開催。

会場:いわき市立美術館
お問い合わせ:いわき市立美術館(0246-25-1111)

茨城県水戸市 7月19日~8月27日
●なぞなぞ美術館

 企画展「子供の世界─遊びと暮らし─(仮称)」展の展示作品をもとにしたなぞなぞやクイズに挑戦。

会場:茨城県立近代美術館
お問い合わせ:茨城県立近代美術館(029-243-5111)

栃木県宇都宮市 8月12日、13日
●夏休みワークショップ

 森の中での生活を楽しみながら、共同制作を体験する1泊2日のワークショップ。今年は「絵画の庭・蓮池をつくる」。講師は原田要(美術家)。

会場:宇都宮美術館
お問い合わせ:宇都宮美術館(028-643-0100)

埼玉県浦和市 7月22日、23日
●創作ひろば「動く!動く!シンプル・クレイ・アニメーション」

 身近なものや粘土を素材に、家庭用デジタルビデオを使った実写アニメーションを制作する。講師は山村浩二(アニメーション作家)。親子対象。

会場:埼玉県立近代美術館
お問い合わせ:埼玉県立近代美術館(048-824-0111)

千葉県佐倉市 7月22日~8月6日
●体感する美術2000 佐倉観光案内

 美術や美術館とまちや人とのつながりを考えるワークショップや展示を実施。今年のテーマは“観光=光を観る”。佐倉の中で様々な「光」が「観」える場所の情報を募集。寄せられた情報は美術館の「観光案内所」に展示する。そのほか、佐倉「観光」みやげづくり、路線バス観光案内広告づくりなど。

会場:佐倉市立美術館とその周辺
お問い合わせ:佐倉市立美術館(043-485-7851)

千葉市 8月5日~9月3日
●こどものための展覧会─すごい!そのエネルギーはどこからくるのですか?

 子どもの感動や疑問に作家が応えるかたちで、創造のエネルギーの源を探ろうという展覧会。作品の展示のほか、作家の考えや制作の様子をVTR等で紹介。協力依頼作家は、関主税(日本画)、伊牟田経正(洋画)、池田戈一(彫刻)ほか10名。

会場:千葉県立美術館
お問い合わせ:千葉県立美術館(043-242-8311)

群馬県高崎市 7月29日~9月3日
●こどもとおとなの美術入門 むし・虫・ワールド

 アートになった虫たちの作品約50点を紹介。

会場:群馬県立近代美術館
お問い合わせ:群馬県立近代美術館(027-346-5560)

東京都中央区 7月29日~9月17日
●所蔵作品展「かたちのちから」

 「かたち」をテーマにした絵と工芸の展覧会。夏休み期間中の毎週水曜日には、小・中学生のための鑑賞教室を開催。

会場:東京国立近代美術館工芸館
お問い合わせ:東京国立近代美術館(03-3561-1400)

 

●美術展で、演劇にチャレンジ

 

横浜市民ギャラリー「ハマ・キッズ劇場2000」

 

  横浜市民ギャラリーでは、「横浜市こどもの美術展」の一環として、小学生を対象とした演劇ワークショップ「ハマ・キッズ劇場」を開催します。演技から衣裳、音楽、舞台制作までチャレンジし、最後は本格的にホールの舞台で発表するという総合ワークショップです。演技指導や構成・脚本には演劇集団円が協力し、衣裳は造形作家の金井ひろみさん、音楽は橋爪貴明さんと越智義朗さんが指導する、全てオリジナルの手づくり舞台です。

 

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 「横浜市こどもの美術展は、横浜市の子ども達の作品を展示する公募展で、今年で35回目。関連企画として、毎年ワークショップを開催してきたのですが、これまでは絵を描いたり、工作が中心でした。それが少しマンネリ化してきたのもあって、昨年初めて演劇のワークショップを実施しました。はじめは、ギャラリーでエンゲキなんかやっていいのだろうか?と不安だったのですが、反響は予想以上。特にこれまでの美術ワークショップ経験者が熱心なのには驚かされました。彼らにとって、演劇も美術も、ものをつくる楽しさは同じなんだなと。みんなすごい気の入れようで、稽古開始の1時間前には来て台本を読んでる。そのパワーに圧倒されました。

 

  実は、去年3日間の日程で時間がなく、少々やっつけになってしまった反省もあって、今年は6日間をかけて実施することになりました。子ども達が自由にイメージを膨らます時間を大切にできればと思っています」

(横浜市民ギャラリー 飯阪直子)

東京都目黒区 8月6日~27日
●2000年夏のワークショップ『美術体験・アウトリーチ』

 

 より多くの人に美術館のワークショップを知ってもらうためのアウトリーチ(出張美術館)を実施。区内の小学校、児童館などを会場に計5本のワークショップを開催。小学校の校庭での「1日ワークショップ・水の色体験と形遊び」や、児童館での幼児親子向けワークショップ(指導は目黒区美術館トイコレクション・ボランティアチーム)など。

 

会場:目黒区美術館
お問い合わせ:目黒区美術館(03-3714-1201)

 

新潟県新津市 8月5日~10月15日
●共鳴する空間 金沢健一 音のかけら

 観る人が自由に触って音を楽しむことができる金沢健一「音のかけら」シリーズの展覧会。公開制作による展示に加え、子どもたちと一緒に「音のかけら」をつくって演奏するワークショップ(8月6日)、出前アート(作家の学校訪問/9月19日~21日)など、関連企画が多数予定されている。

会場:新津市美術館
お問い合わせ:新津市美術館(0250-25-1301)

富山県砺波市 7月20日~8月27日
●Y.アーネスト・サトウ写真展&映像ワークショップ

 企画展「Y.アーネスト・サトウ写真展」に合わせて、子ども~一般を対象に4つの映像ワークショップを行う。

お問い合わせ:砺波市美術館(0763-32-1001)

富山県入善町 6月24日~8月27日
●魚・魚(ギョ・ウォー)~空中水族館展

 富山湾の魚介類をイメージした写真とブリキ彫刻により、美術館に水族館を出現させる展覧会。出品作家は岡田順一(編集著述家、写真家)、北岡哲(ブリキ造形作家)。会期中、北岡哲を講師に迎え、夏休みこども工作教室「ブリキで魚をつくろう」(8月20日)を開催する。

会場:下山芸術の森 発電所美術館
お問い合わせ:下山芸術の森 発電所美術館(0765-78-0621)

石川県金沢市 7月25日~8月11日
●金沢市民芸術村アート工房夏休み企画

 子どもを対象にしたワークショップを開催。市民芸術村と同じ敷地内にある「金沢職人大学校」の職人を講師に招き開催する「子ども創造塾“職人の技”」や、子どもたちが自分の基地をつくるワークショップなど。

会場:金沢市民芸術村アート工房
お問い合わせ:金沢市民芸術村アート工房(076-265-8300)

福井県金津町 7月1日~9月24日
●アート・ドキュメント2000 樹霊3人展─構造・振動・記憶─

 滞在型創作施設「金津創作の森」を会場に、作家による公開制作、ワークショップ、コンサートなどを開催する。今年は、木を素材として制作する現代彫刻家3人(戸谷成雄、遠藤利克、土屋公雄)を招待。

会場:金津創作の森
お問い合わせ:金津創作の森財団(0776-73-7800)

山梨県甲府市 6月17日~8月16日
●現代美術百貨店

 美術館を“百貨店”に見立て、ウィンドー・ショッピング気分で現代美術を楽しんでもらおうという展覧会。美術館に、食料品売場、服飾品売場、家具売場などが出現。会期中、子どもを対象としたワークショップ「あつまれ!びじゅつ探検隊」や、「親と子のアートレクチャー」を実施する。

会場:山梨県立美術館
お問い合わせ:山梨県立美術館(055-228-3322)

岐阜県岐阜市 7月25日~7月30日
●夏休みこども「ワークショップ・イン・ルーマニア」

 ルーマニアの現代アート作家、ガブリエル・ブロジュボーユを招き、ワークショップを開催。岐阜県美術館と岐阜県教育委員会学校支援課子ども支援室の主催により今年から岐阜県美術館の他、県下4会場で開催。

会場:岐阜県美術館ほか
お問い合わせ:岐阜県美術館(058-271-1313)

 

●5つの国の、小さなアーティスト大集合!

 

浜田市世界こども美術館「5カ国交流ワークショップ」

 

  今年の夏、浜田市世界こども美術館に中国、韓国、フランス、アメリカそして日本の小さなアーティストたちが集います。8月2日から7日の6日間、約50人の子どもたちが浜田市に滞在し、国別対抗で作品づくりを行うというものです。

 

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 「当美術館は開館4年目を迎えますが、オープン当初より“世界の子どもたちのための美術館になりたい”という壮大な(?)夢がありました。その第一歩として、世界の子どもたちから作品を公募、無審査で展示する「浜田こどもアンデパンダン展」を開館の年から実施しています。この展覧会では、作者から“こんな気持ちで描いたよ”というメッセージや写真が一緒に届くんです。そこで、気に入った絵の作者に手紙を書こう!と会場にポストを置いたところ、これが大人気。10通も手紙を書く子もいて、昨年は数百通もの手紙が集まりました。海外宛のものは、学芸員が翻訳しているんですが、実は結構大変(笑)。でも、これが交流を広げていて、中には文通を始めた子も。子どもたちが「返事が来たよ!」って、大得意で報告しに来てくれるんです。

 

  そうすると手紙だけじゃなく、実際に目と目を合わせた交流をしたくなりますよね。そこで、企画したのが今回の「5カ国交流ワークショップ」なんです。とても大変な試みではありますが、美術館にとっては開館以来の夢の実現、でもあります。子どもたちの募集には、今までアンデパンダン展作品募集の窓口になってくれた海外の美術館や、機関が当たってくれることになりました。アメリカ、モントレー市の担当者が「この経験は、子どもたちの人生を変える」と言ってくれた言葉がとても心に残っています。

 

  この春、プレ的な企画として、日韓の子どもたちを対象にフランス人講師を招いたワークショップを行いました。3カ国語が飛び交ってどうなるかと思ったのですが、子どもたちが通訳なしで講師の話に大笑いしていてびっくりしました。夏にはそれが5カ国語!になるので少々不安ではありますが、3カ国語も5カ国語ももう同じかなと(笑)。言葉の壁を越え、美術を通じてどんなコミュニケーションが生まれるか。とても楽しみですね」

(浜田市世界こども美術館 高野訓子)

 

愛知県刈谷市 7月30日、8月5日、20日、24日
●美術館で夏休み

 夏休み期間中に、子どもを対象としたワークショップ「線であそぼ!」とアートゲームを開催。アートゲームは、作品写真のカードを用いたゲームをしながら美術に親しむ内容。

会場:刈谷市美術館
お問い合わせ:刈谷市美術館(0566-23-1636)

名古屋市 7月20日~8月31日
●夏休み子どもの美術館 造形スタジオ

 テーマは「たしざんアート/ひきざんアート」。講師は山口百子(美術家)。色や線をたしたり、消したりする面白さに注目し、「紙であそぶ─ベリベリアート」「しわ+いろ」など計6つのワークショップといつでも参加できる5つのプログラムを実施。

会場:名古屋市美術館
お問い合わせ:名古屋市美術館(052-212-0001)

三重県津市 7月26日~9月3日
●子ども美術館part5 さくひん解剖学

 テーマは「作品を調査する」。X線を用いた光学調査、風景画の現地調査など、学芸員がこれまで行ってきた調査を子どもたちに追体験してもらう。

会場:三重県立美術館
お問い合わせ:三重県立美術館(059-227-2100)

滋賀県大津市 7月15日~9月3日
●冒険美術(アートベンチャー)─夢でオドロキ

 冒険感覚で美術の世界を探検しようという企画展。第4回展のテーマは“夢”。会期中セルフガイド「冒険ガイドブック」を無料配布。作品カードを用いたアート・ゲームや、ミュージアム・オリエンテーリングなどのイベントも実施される。

会場:滋賀県立近代美術館
お問い合わせ:滋賀県立近代美術館(077-543-2111)

兵庫県芦屋市 7月15日~9月3日
●美術館の夏休み~クルト・ネフ/デザインとおもちゃ

 造形的な美しさで知られるクルト・ネフの玩具の展覧会。ワークショップでは、岡山県にある現代玩具博物館の学芸員が、ネフの玩具のさまざまな遊び方を伝授する。また、美術館の吹き抜け空間全体を参加者の作品で埋め尽くす夏の恒例ワークショップでは、「傘でホールに花を咲かそう!」を予定。

会場:芦屋市立美術博物館
お問い合わせ:芦屋市立美術博物館(0797-38-5432)

神戸市 6月23日~9月17日
●夏休みの美術館 〈線〉を探しに

 美術作品の〈線〉の魅力を紹介する展覧会。会期中ワークショップ「みんなで線をつなごう!」や、ギャラリー・トーク「線を探しにいこう」などの関連プログラムを実施。

会場:兵庫県立近代美術館
お問い合わせ:兵庫県立近代美術館(078-801-1591)

兵庫県姫路市 7月19日~8月27日
●親と子で楽しむ館蔵名品展

 館の収集品の中から親子で楽しめる名品約50点を選んで展示。

会場:姫路市立美術館
お問い合わせ:姫路市立美術館(0792-22-2288)

岡山県岡山市 7月19日~8月27日
●みることの再発見─もっと美術を楽しむために─

 古美術から現代美術まで、さまざまな作品の“みかた”を体験できる展覧会。

  1. 絵をみる
  2. 備前焼きとくらべてみる
  3. 正確にみる
  4. 色をみる・形をみる
  5. 展示をみる

の5つのコーナーで構成。期間中、学芸員によるギャラリートーク、関連ワークショップも開催される。

会場:岡山県立美術館
お問い合わせ:岡山県立美術館(086-225-4800)

岡山県岡山市 7月19日~8月27日
●みることの再発見─もっと美術を楽しむために─

 古美術から現代美術まで、さまざまな作品の“みかた”を体験できる展覧会。

  1. 絵をみる
  2. 備前焼きとくらべてみる
  3. 正確にみる
  4. 色をみる・形をみる
  5. 展示をみる

の5つのコーナーで構成。期間中、学芸員によるギャラリートーク、関連ワークショップも開催される。

会場:岡山県立美術館
お問い合わせ:岡山県立美術館(086-225-4800)

広島市 7月31日~9月24日
●アートで学ぼう・アートで遊ぼう~美術の中の国語・算数・理科・社会・・・

 国語、算数、理科、社会、体育、音楽、家庭科といった子どもたちの授業科目に沿って、現代美術の作品を紹介しようという展覧会。出品作家は、イチハラヒロコ(国語)、宮島達男(算数)、野村仁(理科)、インゴ・ギュンター(社会)など計16人が出品予定。会期中、パフォーマンスやワークショップも多数開催される。

会場:広島市現代美術館
お問い合わせ:広島市現代美術館(082-264-1121)

香川県丸亀市 8月5日~17日
●ミモカ夏のワークショップ「まるまるマルッかじり美術館」

 「猪熊弦一郎 丸の言葉」展の関連ワークショップ。小中学生を対象に「展覧会ができるまで」を解説。

会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
お問い合わせ:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(0877-24-7755)

福岡県田川市 8月5日、6日
●小学生のための夏休みワークショップ
「ともしてみよう Yamamoto-blaze Project」

 “平和の灯”を灯すというインスタレーション作品を発表している美術家スズキヒロシを講師に迎えたワークショップ。ろうによる作品づくりと展示、“平和の灯”点灯を行う。親子対象。

会場:田川市美術館
お問い合わせ:田川市美術館(0947-42-6161)

福岡市 7月18日~8月27日
●夏休みこども美術館

 古美術ワンダーランド古美術を子どもたちに親しみやすく展示。

会場:福岡市美術館
お問い合わせ:福岡市美術館(092-714-6051)

佐賀県佐賀市 6月28日~7月30日
●こども美術館はひとがいっぱい!!!

 考古・歴史・美術工芸・民俗の各分野から「ひと」が大集合。

会場:佐賀県立美術館
お問い合わせ:佐賀県立美術館(0952-24-3947)

熊本県熊本市 7月19日~8月31日
●夏休み子ども美術館Part5

 今年の子ども美術館では、現代の立体造形作品を紹介(宮崎準之助、竹田康宏、児玉士洋、高濱英俊)。触って鑑賞できる作品も展示。県下の有志の先生たちやボランティアによる「ワークショップの会」によるギャラリートークなどを実施する。

会場:熊本県立美術館
お問い合わせ:熊本県立美術館(096-352-2111)

大分県大分市 8月1日、3日
●第1回生き生きチルドレン「ぼくも、わたしもカメラマン」

 簡易カメラをつかったワークショップ。講師は中谷都志郎(写真家)。親子対象。

会場:大分市美術館
お問い合わせ:大分市美術館(097-554-5800)

 

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